そのまますぐに鷹神が入ってきたのが分かる。中を摺り上げられて下半身が悦ぶ。 「冬哉先輩、動くよ」 長机の上なのにあの長い足だと簡単に跨ってしまうのだろうか。それとも引き摺った音はイスだったのかもしれない。片足だけはそのイスに乗せているのかもしれない。 そんなことを考えられたのはほんの一瞬のことだった。思い切り最奥まで突かれて死にそうになる。俺の中を全て抉るほどの激しさで鷹神は攻め立てる。 それでもその激しさが気持ちいい。苦しさと切なさと一緒になって運ばれるこの快感がたまんない。 俺は学校と言うことも、生徒会室だと言うこともすっかり忘れ、喘ぎまくってしまった。 早い時間で一度到達すると、鷹神はゴムだけ付け替えたのか一度抜いてまた挿してきた。 さっきは激しさに耐えることに必死で自分がイくことまで頭が回らなかったけど、今度は俺もイかせて欲しい。そう鷹神に訴えるとあっさり却下された。 「どっ‥どうして」 「だから今度は俺のこと気持ち良くしてくれる約束でしょ」 そっそうか‥、そうだったっけ‥。 「ちゃんと言う通りにしてね」 「うっ‥うん」 「冬哉先輩っていっつもギリギリと締め付けるばっかりでしょ。そりゃ離したくない気持ちは分かるけどさ」 分かるって‥突っ込まれたことないじゃん。それに離したくなくて締めてる訳じゃなくて、身体が勝手に反応してるだけなんだから。衝撃を少しでも和らげようとするのは普通の人間なら当然の防衛本能だと思う。特にこんな内蔵に直接負荷が掛かるような危険な行為、防御しなけりゃ死んじゃうよ。 「だから俺が突っ込むときは緩めて、抜くときに締めてね。たまんなく気持ちいいと思うから」 鷹神は気持ちいいかもしれないけど、俺は怖い。直接来る衝撃を少しも緩和させることが出来ずに受けたらどうなるんだろう。俺的には逆なら何とかなりそうだけど、それは無理だと思う。 それなのに鷹神は無理だと分かっていてやらせたいのだろう。勝手に号令をかけ、動き始めた。 「はい抜くよー。ギューッと締めてね」 鷹神のモノがゆっくりと抜けていく。俺はそれが惜しくて堪らないかのように尻に力を入れた。 「そうそう、冬哉先輩上手いよ。凄い気持ちいい」 俺の勘違いしたままの脳は気持ちいいと言われ喜び、上手いと褒められておだてに乗る。 「はい、今度は入れるよ。力抜いてね」 恐怖心と戦いながらも必死で力を抜く。すると鷹神はこんなにも簡単に入れて(はいれて)いいのだろうかと疑問に思うくらいなんの抵抗もなしに最奥まで侵入してきた。 「そうそうやれば出来るじゃん。今度からそうやってもっと素直に俺のことは受け入れて欲しいなぁ」 そっそんなこと言っても今のこれだってどれだけ必死な思いで力を抜いてると思ってるの。反射神経と戦うのは並大抵なことじゃないんだからね。 お尻に神経が集中しているので心の中では色々と呟いてみても、口に乗せられる余裕は全くない。 「はい、また抜くよ。締めてね」 また俺は全身の力を込めて鷹神を締め付けた。 「おぅ‥」 鷹神もその力一杯の締め付けには感じてしまったようで、鼻から息が抜ける。 俺もいつも喘がされてばかりいたのが、鷹神を感じさせることが出来たのだと思うと、新鮮な驚きと喜びを感じてしまった。 やっぱり男としては相手を喜ばせてこそ! の思いがある。 「すっすご‥、冬哉先輩のここってどうしてそんなに名器なの。俺、今の一発だけで搾り取られて出ちゃいそうだったよ」 だからどうして俺の方がテク持ってるような言い方するの。 「こんなに使ってるのに緩くならないなんて凄いよ。どんな風にして鍛えてるの? 一度鍛えてるとこ見せてよ」 「そっそんなこと‥してない‥」 「握力鍛えるグリッパー、ほらVの字のやつ、あれをお尻に咥えて、ギュッギュッって締めてるとか? 毎日50回開け閉めしてるとか?」 「やっ、やるわけないじゃん!」 なにを変なこと考えてるの、鷹神は。 「やっぱり毎日咥え込んでるから緩むんじゃなくて、鍛えられるのかな」 だっだから、どうしてそんなにいやらしい言い方するの。 「それならこれからもっと冬哉先輩の鍛錬に協力してあげるよ。王ちゃんも一発で‥、うん、一発は無理でもくたばらせてみてよ。そのテクニックでさ」 先輩を? 「これから俺と訓練しよう。丁度毎日やることに決まったし。それじゃ連続して動くよ、いい?」 なっなんか勝手に色んなこと決めつけて話しを終わらされてしまったけど、こんな中途半端な状態では考えられない。 俺は素直に頷いた。先っぽしか入れてなかった鷹神は自身を最奥まで侵入させてきた。俺はまた必死になって下の口を緩めることに専念する。そして抜かれるときに力を入れる。 本当に搾り取るようなことになって鷹神も唸る。 それに抜くときに力を入れるとどうしてもいったん休みたくなる。力を入れっぱなしではいられなくて、ホッと息を抜いた瞬間に侵入されて、タイミングがバッチシ合ってしまった。 あれだけ力を抜くことが難しいと思っていたのに、あっさり鷹神の要求をクリアしてしまう。 俺も鷹神も二人して必死になってピストン運動に没頭していた。 思い切り長いストロークで抵抗を受けずに侵入する鷹神は、前立腺を摺り上げ続けて堪らなく気持ちいい。抜けていくときも俺が目一杯力を入れてるので鷹神のモノで圧迫されて気持ちいい。どう転んでも気持ちの良さが倍増してる。 俺がそんな状態だってことは鷹神だって気持ちがいいはずで‥。 二人で延々とその状態を貪っていたのだけど、俺の方が耐えられなくなってきた。 だって俺の胸には何かが付いていて、刺激が増幅されてるんだもん。この単品だと非常に微弱な信号は他と混じるとどうしてこんなに大きくなっちゃうんだろうか。 「ああ‥鷹‥神。イ‥かせて‥。ダメ‥もう、出した‥い」 息も絶え絶えに懇願する俺のことをどう思っているのか、全くの無視。いやっ、お願い。前を扱いて。 何度もそればかりを願ってしまう。そして前だけに神経が集中していたその時。鷹神は俺の乳首を摘んだのだ。 「やぁっ‥」 胸からの刺激は脳天を直撃した。ビリビリと表現したくなる電流はもの凄い勢いで身体中を駆け巡り、股間に到達する。その途端、イきたくて堪らなかったものは本当に吐き出す直前に来た。 ほんの‥ほんの少しだけ‥、例えばペニスが何処かへぶつかるだけででいい、そんな些細な刺激があればすぐにイけたのに、ペニスは宙に浮いている。胸を磨り潰されて飛び上がった。 「ヤッ‥あああ、あっあっ‥あっ」 四つん這いの姿でこれ以上は伸びるのは不可能なのにまだ背中を仰け反らし、頭を後方へ反らす。下を締め付けるのを忘れ、胸の動きに合わせて震えまくってしまう。 「ひぁぁ‥やっ止め‥て、や‥‥、ああっ‥あ‥」 胸も凄いけどペニスだって中からゴリゴリと擦られているくらい感じる。ダメ‥お願い、解放して。 駆け巡る電流は下の口にだって影響を及ぼす。最奥まできっちり咥え込んでいる鷹神をありったけの力で締め付けていた。 忘れていたのは俺だけで身体は勝手に覚えていることになってしまう。 その締め付けた鷹神ごと俺は尻を振りまくった。 「うおっ、先‥輩、俺の‥食い千切らないで」 そっそんなこと言うなら手を離して前を扱いてくれたらいいのに。鷹神はしつこいくらい胸しか弄らない。腰を掴んでいた方の手まで持ってきて、両方の乳首を弄りまくる。 喘いでいるのか派手な息遣いだけなのか、刺激の強さに訳が分からなくなった頃。鷹神はようやく俺のペニスに手を当ててくれた。 瞬間俺の腰は引け、発射の準備を整える。 なのに鷹神の手は無情にも根元を止めたのだ。 「やんっっ」 それからもう片方で鈴口を弄り出したのだ! 「ああっ、やっヤメっ、あああ」 ここが苦手な俺は触られると射精の方向とは反対に刺激が走る。同じようにメチャクチャ腰を振って感じているみたいだけどちょっと違うのだ。もちろん鷹神だって百も承知。まだ俺をイかせたくないのだろう。 ここまでずっと協力体制を敷いてやってきたのに、鷹神は俺をイけない所まで落とすと、自分だけスパートをかけ発射した。 「はぁ‥、冬哉先輩って超気持ちいい」 「ひっ酷い‥、俺もイかせてよ」 「酷いのはそっちでしょ。そんなにして俺を追い詰めて。これ以上冬哉先輩に付き合ってたらマジで俺のおちんちん無くなっちゃうからさ。先輩には最高で最上の快楽あげるよ」 やん、そんなの要らないから今すぐイかせてくれた方がいいのに。なのに鷹神は俺からずるりと抜け去った。今度は本当に惜しくて締め付ける。 「うっく、惜しまれてるなぁ‥、そんなに俺のモノってよかった?」 「う‥ん、もっと‥欲しい」 「おお〜っ、先輩って今日はやけに素直だねぇ」 だって今のこの状態ってたまんないんだもん。お願い、早くイかせて。それにさっきまでの勘違いで言葉を発するのに抵抗が薄れているのも原因の一つだった。 「素直な先輩にご褒美あげるね。最上に特上付けてあげる」 鷹神はそう言うと俺の手を止めていた物を取る。バリバリ聞こえる音と、手の感触からやっぱガムテープだったと確信させる。手錠は嵌めたままだったけど、下の紐は解いてくれたみたいで手が自由になる。 ここでアイマスクを取ればよかったのにすっかり忘れていた。 鷹神は俺を抱き抱えると、さっきの長机よりはもう少ししっかりとした土台の上へ仰向けに寝かせる。 「はい、冬哉先輩。自分で持って」 鷹神は俺の両足を目一杯開脚して頭の方へ折り曲げる。 |