6月15日(金)前2回 後ろ2回。『えっと今日は朝は鷹神の番だった。 相変わらずオヤジみたいなやり方が好き。ほんとにまだ15歳かな。 疑わしくなってしまう。 学校からの帰り、狼帝がうちに寄ってくれた。俺の母親は昨日ご飯を よばれたことを知っているので、張り切って夕飯の支度をしている。 出来上がるまで2階には上がってこないだろう。 虎王先輩と同じ高校へ行きたくて頑張ったのだが、俺にはちょっと レベルが高い。何とか平均は保っていたが、数学だけはそこに届いて なかった。そう、数学の宿題が出てたのだ。 「狼帝、出来た?」 すっかり頼り切ってる俺は自分で解こうとすらしない。 「冬哉、少しは自分でやらないと。今度こそ赤点になるぞ」 「だって分かんないもん」 「だからさっきから教えてるだろう」 結局いつも最後は答えを見せてくれるのだ。俺は全然真剣になれない。 一生懸命の説明も右から左へと抜けていく。 すると突然、‥‥とってもやる気にさせてくれた。その方法は‥ やっぱり秘密』 狼帝は俺の後ろに回り込むと、小さな椅子の背もたれと俺の間に 無理矢理座る。俺は前にはじき出されそうになる。 シャツのボタンを上だけ残して外されると、ネクタイの隣に二つの突起が 見えた。 狼帝はそこを摘み上げると、耳に口を付けて甘噛みする。 「なあ、鷹神の方が感じるのか?」 「あんっ‥狼帝‥どうしたの?」 「今朝の冬哉、凄く気持ち良さそうだった。昨日も勝手にあんなことして 悦んでるし」 俺の乳首はくりくりと弄ばれる。今朝は鷹神にされたんだけど、 狼帝より感じるなんて思ったこと無い。それに昨日はムリヤリ‥。 「んんっ、だけど‥宿題と‥どう関係が‥あるの?」 「俺の方が感じるか?」 「うっ‥うん、鷹神は‥声が‥いいだけ」 「じゃあ俺としたいか?」 ええっ? でもするって考えたらもう身体が疼く。嬲られてる胸がもっと 熱くなる。 「うん‥しっして」 狼帝は抱かえるようにしていた俺の体を離すと下半身を丸出しにする。 机に手を付かされてお尻を突き出す格好を強いられる。 いつも持ってるローションを塗り込めると指でほぐす。狼帝も自分の モノを取り出すと椅子に座ったまま、その上に俺を跨らせた。 狼帝と反対方向に、机の方を向かされて。 俺のモノはもう解放の期待に溢れ、先走りを滴らせる。 「ああっ、ろーて‥」 ガツガツとやるのが好きな狼帝だ。激しさを想像すると少し身構える。 すると‥。 「さあ、これを解くんだ」 「もっ問題‥やるの?」 あまりのことに拍子抜けする。身体はこんなに疼いているのに。 「そうだ。一問解けるごとに気持ち良くしてやる」 「マジ?」 「マジ」 そっそんなー。でもこの火照った身体を冷やす方法が一つしかないと したら、やるしかない。 身体の奥でムラムラとしながらもなんとか一つ解いた。 狼帝はご褒美に前を擦り、中を掻き回す。 ああ、これが欲しい。焦らされた後は何とも言えずに感じてしまう。 「ほら、萎えてかないようにしてやるから、次々行けよ」 手が止まってしばらくすると乳首をぎゅうと摘まれる。 「んんっ‥」 「手が止まってる」 そんなこと言ったって、こんな状況で集中なんて出来ないよ。 時々乳首を捏ねられて、俺は後ろに狼帝を銜え込んだまま、霞む頭で 必死に問題を解く。まさかこんなことをしながら数学をやる羽目になるとは 思わなかった。 それでも一問、一問と解いていくたびに与えられる刺激は次を要求する 布石にしかならない。 「狼帝、‥もっと」 「ダメ、ここまで。あと少しじゃないか」 自分で腰を振ってしまい狼帝に止められる。そんなことを繰り返しながら、 欲求を満たすために溶けそうになる頭を必死で使う。 あんっ、はやく乳首を触って。前を扱いて。中を突いて。 俺の身体はそう叫んでいる。欲求不満が最大限に達したとき、 数学の問題を全部解き終わっていた。 「やれば出来るじゃないか」 「もう、早く、‥早く」 とにかくもっと強い刺激が欲しくて強請る。 「今度から冬哉を勉強させるのにこの方法を使うかな」 もう俺の頭の中は次のことで溢れてくる。こんなご褒美なら悦んで やってしまいそう。 そうしてやっと最高の褒美を貰ったのだった。 『狼帝は家庭教師にもむいてるかもしれない。 こんなに真剣に勉強したのは久しぶりだった。 でも俺以外の奴に教えて欲しく無いなぁ』 |