快楽のいばら街道 4


「いや‥、そんな‥の、いやだってば‥」
マネージャー 「何を我が侭言ってる。こんなチャンスは滅多にないんだぞ。しっかりやってこい」
 マネージャーが来てから一月が過ぎた。仕事のない俺はマネージャーの部屋にほぼ監禁状態で毎日のように抱かれていた。仕事のあるマネージャーは担当しているタレントがいるので余り家には居なかった。その間はプロデューサーが来て自由にしていいらしかった。本当に俺は商品になったような気がしていた。
マネージャー 「仕事だ」
 そう言われたのは昨日だった。久しぶりの仕事。本当に敏腕だったのかと、感心したのは束の間だった。なんと仕事というのはヌード写真集だったのだ。もちろん裸に近い格好で撮影はしたことがある。しかし、余りにもこれは酷いんじゃないだろうか。
マネージャー 「別にいいじゃないか。お前はそれが快感に感じるんだろう?」
 プロデューサーに頼んでいたのは、この業界では巨匠と言われる写真家に撮影をしてもらうことだった。当然それだけで話題になる。しかもヌード写真となれば、3流誌が騒ぎ立てるに決まっていた。
「元アイドル歌手、聡、ここまで落ちたか」見出しはこんなふうに出るだろう。しかもその撮影は‥。
写真家 北岡 「おい、ちゃんとグラスを掲げていろ」
「そっそんな、むっ無理‥」
 巨匠と言われる彼には業界で有名なことがもう一つあった。それはゲイだと言うことだ。羽振りのいい北岡さんには若い男が大勢付いていた。スタッフもアシスタントも男ばかり。その中で俺一人身体に何も纏うことを許されずに彼のスタジオにいた。
マネージャー 「好きにしてくれていいですから。でもこいつは身体が資本なんで傷つけたりはしないで下さいね。それじゃよろしくお願いします」
 マネージャーは勝手なことを言い残して出て行った。でも一人で残されると酷く不安だった。不安に感じたとおり撮影は無理難題を要求されていた。
写真家 北岡 「ああそうだ。いいぞ、その感じだ」
 その感じったって‥。俺は言われたポーズを取るだけで必死だった。だって俺の下半身には無数の手が這い、張り付いていたのだ。北岡さんの主義でそのままを撮る、即ちぼかしたりしないと言うことだった。前を隠すものは全て人間の手で行うことに決まっていたのだ。その手は男を知り尽くしている手ばかりだった。
写真家 北岡 「そのままだぞ。そうだ、そのまま。それで笑うんだ」
 わっ笑う? この状態を分かっているのだろうか。テーブルに片足を乗せて赤いワインの入ったグラスを持った俺を手は好きなように弄ぶ。前は全てを隠すように覆い尽くされ、後ろにも好きなように指が入り込んでいた。もう一息刺激があればあっさりと達しそうだった。大勢のスタッフが見つめているこのスタジオで。
写真家 北岡 「我慢しろよ」
 やっやっぱ分かってる? 俺がキッと訴えかけると説明しだした。
 この写真集のコンセプトは「イく」。
 我慢してる所からイく所までを全く同じポーズのままで連写すると言うことだった。そっそんな馬鹿なものを撮ってどうするだろう。でもそれは北岡さんが一度どうしてもやってみたいことらしかった。
写真家 北岡 「実は俺はずっと前から聡が撮りたかった。しかしこんなことに付き合わせるわけにはいかないと思っていた。それがこうして自由に出来るなんて‥。素晴らしい被写体を手に入れた、この喜びが分かるか?」
 マネージャーに続いての変な男の出現に目眩がした。俺はそう言う人に狙われる運命にあったのだろうか。しかしそれに付いて考えることはできなくなった。
「あっ、ダメ‥。もう‥出そう」
 撮影の顔を作るどころか全身に力が入る。
スタッフ 「今回のコンセプトを聞かされていた為、聡さんの感じるポイントを的確に責め、また、最後までイクことが出来ないように心掛けた。しかし、聡さんのしっとりと淫靡に虚ろいだ姿、なによりこのヒクヒクと指を飲み込む愛らしい秘部どれをとっても本当に素晴らしかった。秘部をゆっくりとかき回し指を3本に増やした」
写真家 北岡 「コラ、聡!顔を上げろ!あぁ・・・その表情最高だ。もっともっと歓喜溢れた聡を引き出してあげよう」
「あっ‥うん‥。やっ止めて」
 じゃないと出てしまう。下半身に4本は絡みついてる手は、必死になって堪えてる俺のことなんか気にもせずに蠢いていた。
「くっ‥うっ‥」
 ほんともう我慢が出来なかった。
写真家 北岡 「なんだ、そろそろ限界か?おい、誰か根元握って抑えてやれ。握りこんでいるのを解らないように隠してやれよ。そうすりゃもっとイイ顔をさせてやれる。鈴口の刺激も忘れんなよ?後ろは思いきり前立腺を引っかいてやれ。そう、いいぞ。限界の快楽を堪能している顔までもう一息だ。潤んだ瞳も色っぽくて最高だね!」
 歯をくいしばっても、その先から声が溢れてとまらない。いやだ、こんな顔を写真に撮られるなんて。かき回さないで。いや、かき回して。熱くて熱くて良過ぎて死んじゃうから。
「あ、あ、・・・お・・・願い・・・!!」
写真家 北岡 「おいおい、その程度か!俺が欲しいのはな、本物の限界を迎えた時に訪れる一瞬だ。集中しろ、その程度ではまだまだ終わらんぞ!お前たちももっと工夫しろ、スタッフ失格だぞ」
スタッフ 「聡さん、一番気持ちのいいところを教えて下さいよ。根元は押さえてるからまだ大丈夫ッスよ」
(後ろに入ってる指で前立腺を嬲りつつ、その中でも一番いいところを探す)
「ここが良さそうですね。もうしっかり覚えましたから。安心して下さいね」
(そう言ってニヤリとした)
「ひっ…あっ…やぁっ…」
 後ろは感じるところを何度も何度も引っかくように擦られ、前は根元を握りこまれてイケないのに先端に爪を立てられ更に刺激を加えられる。これ以上されたら俺は壊れてしまう!
「もっ‥もう、お願い‥」
 これ以上はないくらいに上手く嬲られ続けて、俺はスタジオにいることも沢山の人が見てることも頭から抜け落ちてしまった。もう演技なんて出来ない。俺は本能のままに快楽を貪ってしまう。
 テーブルに両手を付いて思いっきり仰け反った。
 持っていたグラスは弾けて飛んだ。
「ああっ‥、イかせて‥」
写真家 北岡 「よし、いいぞ!今の顔だ!」
 俺は激しい快感で頭の中がスパークして、撮影のためにフラッシュが何度もたかれた事にもシャッターを切る音も何も解らなかった。
スタッフ 「今だ、行け!」
(北岡の掛け声を合図に堰き止めていた根元を解放した)
「ああっ…!」
 俺は塞き止められていたものをやっと解き放てる快感に打ち震えながら、一瞬撮影現場だという事を忘れてその開放感を味わい陶酔してしまった。
写真家 北岡 「よし、良いぞ!良い顔だ!これなら男女問わず腰に来るぞ、最高の絵にしてやるからな!」
「ああっ、イヤだ。こっこんな顔を撮らないで‥」
 イってしまった後でいまさら言っても遅い。遅いけど言わずにはいられなかった。イくときの顔なんてどんな表情をしているのだろうか。1ヶ月はかかると言われたこの撮影。俺はどうされてしまうのだろう。
写真家 北岡 「はい、今日はお疲れさん。聡、やっぱりお前は最高だよ。こんないい顔が出来るなんて、これからが楽しみだ。おい、お前ら、聡を洗ってやれ。丁重に扱うんだぞ。傷1つ付けるなよ。撮影に響くからな」
スタッフ 「はい、解りました。聡さん、お疲れ様でした。後は身体をきれいにするだけですからね、このローブを着て隣にあるユニットバスでシャワーでも浴びましょう。それともお湯を張ったほうが良いですか?」
 なにがローブ着てだよ。脱がす為に着せられたようで、また裸になる瞬間ってのは凄く恥ずかしくって。「風呂くらい自分で入る」そう言ってるのにスタッフは3人も一緒に付いてきた。
 そしてそれぞれが石鹸を付けて俺の身体に手を伸ばす‥。
スタッフ 「聡さん、分かってますか? さっき先生が言った意味。傷つけないように俺たちに洗えと命令したんですよ? 聡さんは自分でそんなことしなくてもいいってことです。それともう一つ。ここなら聡さんの下の口。充分に満足させてあげられますからね。おれたちもさっきの撮影で聡さんに奉仕したいばっかりになってますから」
「やめろよ…!撮影は終わったんだ、俺はその気じゃない!お前達の玩具になんかされてたまるか!触るなよ…!」
 俺は身体にまとわりついてきた何本もの手を払いのけながら叫んだ。
スタッフ 「玩具だ何て…勘違いしないで下さいよ。俺達は先生の指示に従っているだけですよ。身体を洗いながらマッサージもかねて緊張をほぐしてあげようとしているんじゃないですか。大丈夫ですよ、きちんと身体が満足すれば筋肉も心地よい疲労感が得られて、明日の撮影もスムーズに行くんですから。さあ、俺達に任せてくださいね?」
「はああぁん・・・っ」
 緊張してがちがちにこわばっていた体に、スタッフたちの石鹸が付いてヌルヌルの手が這い回る。悔しいことに俺の体はそれを心地いいと感じてしまった。たくさんの手が俺の肌を這い回っている。
「っあうんっ・・・」
 腰がジンっとうずいてしまう。
スタッフ 「おや、また元気になって。そうですよね、さっきのでは足りなかったでしょう?ここでつんと立ってしまっている二つの乳首を満足させて上げなくちゃ、それからペニスとアナルも満足させて上げますよ。素直になれば同時に全部満足させて上げられますけど?さぁ、どうします?ひとつずつ?全部?」
「そっそんなこと‥言える‥わけ‥ない」
 俺の返事なんか待っていない手は勝手に感じるポイントを目指してきた。下半身は先ほども弄られていたのであっさりといい所を見つけだされてしまう。
「ああん‥そこっ、ヤ‥めて‥」


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