| スタッフ | 「だから、今仕事中です。俺たちは聡さんをイかすためにしてる訳じゃないんですからね。そこら辺を勘違いしないように。さあ、足を元に戻しますよ」 |
| 聡 | 不思議なものでさっきはあんなに恥ずかしいと思ったこの姿でさえ、ホッとした。今までがあまりにも酷い格好だったからだ。胸を摘んでいたスタッフも離れると全ての肌が寂しくなる。高まった身体をさらけ出す事は幾らホッとしたと言えまだ抵抗がある。触って隠されている方がマシだった。 |
| 写真家 北岡 | 「おい、もっとちゃんとしろ。全然足りないぞ」 |
| 聡 |
北岡さんに注意され胸を弄っていたスタッフがまた寄ってきた。そして二人して俺の胸に吸い付いた。 「ああっ」 きつく吸い上げられて胸が反る。吸われて伸びてる先端を舌がザラリと撫で上げる。弄られ続けて敏感になってるそこは少しの刺激でもダメなのに、こんなに強い刺激がくるとどうかなる。 「はぁっ‥や‥ヤめて‥」 |
| 写真家 北岡 | 「そのままだ。聡、イクんじゃないぞ」 |
| 聡 |
頭と身体を捩って刺激を逃がそうと必死になっているのにスタッフは吸い付いたままで、根元から先端まで甘噛みを始めた。 「やぁぁぁっ」 どこもがギリギリまで伸ばされて拘束されているのだ。どんなに辛くても逃げ出せれない。何分って考えられないほど乳首は吸われ続けて口が離れた頃には真っ赤になっていた。 |
| 写真家 北岡 | 「ああ、中々いい具合になったじゃないか。唾液は拭いておけ。さて、お前らは下の準備だ」 |
| 聡 |
やっと胸が解放されたと思ったら、次の指示が飛んだ。そして俺のそそり勃ったペニスにいつものように手が絡んできた。 「く‥ぅん」 あまりの気持ちの良さに鼻から息が抜ける。でも本当はここからが地獄なのだ。テーブルの下に隠れたスタッフは何人居るのだろうか。ペニスに絡んだ手は確実に二本あった。 |
| スタッフ | 「北岡さん、これでいいですか」 |
| 写真家 北岡 | 「ああ、いいだろう。あとは撮影しながら聡次第で変更しよう」 |
| 聡 |
北岡さんは考えたくないこれ以上の変更、を告げる。そして高い台の上に乗った。俺を斜め上から撮ろうと言うのだ。テーブルの下は見えずに俺だけが全て見え、でも股間のほうは頭から撮影してるのでペニスだけを隠せばいいようにしたのだった。 そしてまだ絶頂ギリギリでいる俺に睨めと言ってきた。 |
| 写真家 北岡 | 「少し頭を起こして。それでグッとこちらを睨み付けろ! イけないことを俺のせいにしろ。俺が一言いえばスッキリと射精が出来るんだぞ。なのにこんなになるまで我慢させている俺が憎らしいだろう。さあ、睨んでみろ」 |
| 聡 | 北岡さんに煽られると何故か本当に北岡さんが憎らしくなってくる。こんなに苦しくて恥ずかしくて辛い思いをしてるのは彼の所為なのだ。俺の目からは逆さに映るカメラを睨み付けた。 |
| 写真家 北岡 | 「いいぞ、聡。その姿でその顔で睨まれたらぞくぞくする。そう、もっと、もっとだ。もっときつく睨み付けろ」 |
| 聡 |
北岡さんの言葉が合図になっているのか、睨む視線を強くしたと同時にペニスを隠していた手が、鈴口を割るように撫でた。 「ああっ‥」 力を入れていた顔は瞬時に崩れる。北岡さんから檄が飛んでもその指は動くことを止めない。これでどうやって睨めと言うのだろうか。 |
| 写真家 北岡 | 「聡。俺の言うことが聞けないのか。その耳は飾り物か。俺は睨めと言っているんだ」 |
| 聡 |
「あうっ‥はぁ‥はぁ‥」 鈴口の中まで指はこすりあげる。尿道が引きつれて痺れる。俺はその刺激に耐えなんとか表情を作ろうと努力する。ずりっと動かされてる間は我慢して、往復運動が端に行った時になんとか睨んだ。それを何度か繰り返す。 |
| 写真家 北岡 | 「良し、いいぞ、聡。さあ、今度は極限まで我慢してみろ」 |
| 聡 |
北岡さんのその恐ろしい指令で、ペニスは先端だけじゃなく胴体も隠す指が動き始めた。 「あっあっ、でッ出る‥」 散々我慢してきたそこはきちんと射精出来るように擦られたらあっという間に達してしまいそうだった。 |
| 写真家 北岡 | 「お前ら、簡単にイかすなよ」 |
| 聡 |
「いっイかして‥」 俺は手に腰を擦り付ける。あと少しという所で中のローターが引き抜かれた。そしてもっと太い硬い物が侵入してきた。 「くっ‥」 肛門がいきなり最大に開かれた衝撃でイきそうだったものは少し治まる。でもそれがまた辛い。どうやらテーブルの下から伸びてる手に極太のバイブを突っ込まれたようだった。 |
| 写真家 北岡 | 「おい、聡もちゃんと我慢するんだぞ。頭の中が真っ白になるくらいに快楽だけを追求しろ。いつまでもその感覚を味わっていたいと願え」 |
| 聡 |
「はぁっ‥ああっ‥」 イきたい、イきたい。あとほんの少しだったのに。紙一重で止められて苦しくてどうにかなる。前立腺をガツンと刺激されて射精感が蹴散らされてしまったのだ。 |
| スタッフ | 「聡さん、イかずにこの快楽に浸り続けることがあなたの仕事なんですからね。聡さんも協力して我慢して下さいよ。まぁ、俺たちもそう簡単にはイかせませんけどね」 |
| 聡 | 「あぁぁぁっ」 |
| 写真家 北岡 | 「こら、そんな苦しそうな顔してどうする。もっと気持ちよさそうな顔をしろ。快楽に浸れ」 |
| 聡 |
そっそんなムチャ言われても。イきたくて苦しいって感覚しかなくて。気持ちいいなんてレベルはとうの昔に過ぎ去っていて。 この感覚をいつまでも味わっていたいとか浸りたいなんて思えるわけなかった。 「やぁぁッ‥、お‥願い‥。もうっ‥解放‥して」 |
| 写真家 北岡 | 「ダメだ。純粋にもっと快楽にだけ浸れ。他ごとを考えるな」 |
| 聡 | そっそんな‥。これ以上このことを考えたら。他ごとでも考えなくては我慢なんて出来るわけがない。それでも俺の頭は射精することで一杯になる。頭の中がそれで支配されてもスタッフのプレーは巧みだった。根元を縛ったりせずにでも絶対に達することが出来ないようにする。俺は腰も頭も動く所は振りまくって悶えた。 |
| スタッフ | 「聡さん、随分悦んでますね。まだまだこの天国に浸らせてあげますよ」 |
| 聡 |
「いやっ‥ヤダッ‥もう、イかせてっ」 ペニスは鈴口を弄られっぱなしで、胴体はイけるように扱かれる。それなのにバイブで前立腺をガツンと突かれると射精感は蹴散らされて違う疼きが高まってくる。ところてんでイきそうになるとまたペニスの方の刺激が強くなる。徹底的に快感しか味わえないようにし嬲り続ける。 |
| スタッフ | 「声だけでもAVに持って行けそう」 |
| 聡 | 見ているスタッフの一人が呟いた。AV女優の方がマシだろう。嘘でもイくことが仕事だから、俺とは全く逆なのだ。俺は達する為にほんの些細な刺激でも拾おうと腰を振る。こんなに絶頂の到達点が果てしないほど高く上がったことはない。俺の中から羞恥と言う言葉は消えて無くなり、イかせてくれと叫び続ける |
| スタッフ | 「ダメですってば」 |
| 写真家 北岡 | 「イくというゴールを目指すんじゃない。マラソンだってゴール直前まで苦しんで始めてその後の喜びがあるんだ。その快楽にとことん付き合ってやれ、失神もしないでいられるってことはまだ限界じゃないぞ」 |
| 聡 |
「あああっ‥あああぁぁ」 もうイきたいと言葉にも出来ないくらいだった。ただただひたすらに喘ぎ続ける。声も嗄れるほど熱い息しか出てこない。止められている手足がもどかしい。 はぁっ熱い、熱くて堪らない。お願い、もう止めて。苦しくて耐えられない。そんな思いは振動しながら前立腺を突き上げるバイブに消された。 |
| 写真家 北岡 | 「いい、いいぞ聡。もっともっと浸れ。隅々まで、足の先までその快感を表現しろ。苦しいんじゃないんだ。気持ちいいんだ。それだけの快感は中々味わうことはできんぞ」 |
| 聡 | もう北岡さんの言ってることが理解出来るような状態じゃなかった。とてもじゃないが何かを表現出来る余裕はなかったのだ。ペニスと前立腺への刺激はひっきりなしで狂おしいくらいに身体が火照る。イきそうになるとかなり強めにガツンとバイブが来て射精感を蹴散らす。その焦れったさに死にそうになる。止めて、イかせて。そう願うことしかできない。 |
| 写真家 北岡 | 「さて、そろそろフィニッシュ、行くか」 |
| 聡 |
それまで嬲り続けては蹴散らすという最低なのか最高なのか分からない刺激を繰り返し繰り返し受けていたのが、ペニスは確実に追い上げられ、前立腺は緩く撫でるようにバイブが振動しながら行き来するようになった。俺は狂ったように腰を振り続ける。 後、あと少し‥。もう‥もう少しで‥頂点に。 |
| スタッフ | 「あっさりイっちゃ面白くないですよ」 |
| 聡 |
もう、イけるばかりと思って、あの快感を夢みて期待していたのに。再度きつくバイブが入り、その思いと共に蹴散らされた。 「ああああぁぁっ」 もう、ほんとにもう耐えられない。俺の目から涙が零れる。泣きながら‥でもまだ喘ぎ続ける。 |
| 写真家 北岡 | 「一旦止めろ。聡、こっちを向け」 |
| 聡 |
北岡さんの合図で全ての動きが止まった。 「いやだ‥いや、早く‥イかせて」 掴んでる手に腰を擦り付ける。こんな所でまたほかされたら今度こそ気が狂いそうな気がした。一人で泣いて腰を振る俺にまた北岡さんが命令する。 |
| 写真家 北岡 | 「聡、ちゃんとこちらを向け。カメラを見ろ。お前は仕事しているんだぞ。そうだ、イイコだ。ああ、その切ない顔がいい」 |
| 聡 | 俺は情けないくらいに泣いてるところまで写真に撮られてしまった。ほんの少し理性が戻るがそれでもまだ射精したい欲求に支配されていた。 |
| 写真家 北岡 | 「今度こそ最後だ」 |
| 聡 |
「あああっ、‥ああっ‥。ぅわああっ‥んんんんっ」 ようやく、ようやく頂点にたどり着けた。何度でも身体は震え、何度でもペニスは液体を吐き出した。そして俺も何度でもその快感を味わいたくなる。やっと地獄から抜け出せれたのだ。どれだけこれを夢みてきたことか。スタッフがイけるように弄るとあっさりと頂点に達することが出来たのだった。 |