愚かなる狂宴 7

   

      エドは自分の中に熱いものが放たれるのを感じていた…





      と、同時に首を戒めていた腕が緩み、エドはそのまま床に崩れ落ちた。





      「ゴホッ…ゴホッ…」

      首を押さえながら肺に必至で空気を送り込む。

      咳き込む度に精液がドロッと流れ出し、自分の太ももを伝っていく。





      



      俺は…生きている…







      ハァ、ハァ、と息をつきながら自分の手をエドは見つめていた。







      「生きている実感が湧いてきたかね?鋼の錬金術師よ…」

      エドの目の前にブラッドレイが膝を下ろし、その髪を掴む。



      「私とマスタングのSEXはこういうものだ。命がけで愛し合うことで、生きている事をその身に感じる…」







      自分の体の奥深くまで見透かされそうなその眼を、エドは眼をそらさずに睨み返す。







      「くだらねぇな…」





      そう言うとエドは両手を合わし、右手に剣を錬成させた。

      すかさず自分の髪を掴んでいるブラッドレイの腕を切り裂こうとその剣を振りかざした。





      「!!」

      ブラッドレイは素早く身をかわし、体勢を整える。





      相手目掛けて突進しようとしたエドだったが、足に力が入らず、そのままがくっと倒れこんだ。



      「くっ!」

      膝に手をあて立ち上がろうとした時、ブラッドレイのサーベルがエドの眼の前で怪しく光っていた。



 



      「そんな体でよく私に歯向かえるな…エド…」

      「…やれよ…」



      エドはブラッドレイの眼を決して逸らそうとはしなかった。

      





      このままこの少年を貫いても、恐らく死ぬまで…いや、死んでも私を見ているだろう…







      生命にあふれたその瞳で…













      「その眼が私を欲情させる事を知っての所業か…?」

      



      ガシュッ!





      「なっ!!」

      ブラッドレイはサーベルをエドの右手…機械鎧の手の甲に突き刺し、床に固定させた。



      「くっそう!!離せ!!」     

      サーベルはエドの右手と床をしっかり貫いていて、どんなに外そうとしてもびくともしなかった。







      「貴様には手加減なしで向き合わねばならんな…」

      そういうと、ブラッドレイはエドの後ろに回り、頭を押さえつけ床にこすり付ける。

      



      右手を押さえつけられ、頭を床に押し付けられ、エドはむき出しの下半身をブラッドレイに

      突き出すような格好になっていた。



      「私が満足するまで、何度でもさせて貰うぞ…」







      エドの腰を掴み、ブラッドレイは己を挿入する。

      





      「やあぁ!はぁ!」

      すでに一度中に出されていたので、挿入時の痛みは比較的和らいでいた。

      痛みが伴わない分、エドに襲い掛かるのはどうしようもないほどの快楽…





      抵抗する意思さえも奪い去ろうとするその感覚が、エドの全身を駆け巡る。





      「随分とよさそうではないかね…?」

      くすくす笑いながらブラッドレイは腰を激しく突き上げてくる。

      その度に頭の中が真っ白になりそうになるのを、エドは必至で耐えていた。





      「ひっあぁぁぁ!!」

    



      エド自身を掴み激しく上下に擦りあげる…





      もうエドは何も考えられなくなり、その快楽に身を委ねるしかなかった。





      出すまいと思っていても、自然と喘ぎ声を発し、腰を突き出し淫らにブラッドレイを誘う……







      「いい子だ…」     

      ブラッドレイはエドの首筋に強く吸い付き、自分の物だという事を示す赤い跡を付ける。







      激しい突き上げと自身への刺激でエドはもうイク寸前だった。





      「!?」

      不意に前後からの刺激が止む。

      ブラッドレイはエドに入れたまま動きを止め、また左手の動き求めていた。



      「あ…ふっ…んん」

      あと少しで開放されそうだったのを突然止められて、エドは体が疼いてきて自然と腰が動いていた。







      不満げに後ろを振り返り、潤んだ眼でブラッドレイを見つめている。





      「ククク…イキたいのかね?だったらこの私にお願いしなさい。」





      「な…!」

      エドの顔がみるみる怒りに満ちていく。



      「この私に、『イかせて下さい』と懇願しなさい。」

      「き…さま!!」

      「でなければずっとこのままだよ?エドワード…」





      ブラッドレイはグイッと腰を前進させ、そこで止まる。

      その動きはエドの自尊心を砕くのに充分なものだった。







      震えながら両手を握り締める…





      両目をギュッとつぶり、エドの中で理性と欲望が交差する様をブラッドレイは満足げに見つめていた。











     

      「………イかせてくれよ………」



      殆ど聞こえないような小さな声で、エドは呟いた。



      「何だね?もっとはっきり言わないと聞こえんぞ?」

      そう言ってブラッドレイはエド自身を握り締め、更に奥へと腰を前進させる。







      「んっ!!」

      エドは体をそり返し、その動きに過敏に反応する。

      もう、限界だった。すぐにでも開放されたかった…







      「イかせてくれ!もう…お願いだから…」









      ブラッドレイはどす黒い笑みを浮かべて、エドの腰を掴み再び動きを再開した。

             





      「はぁぁ!あっ…んん!!」

      エドはもう何も考えずに、迫り来る快楽にすべての感覚を委ねていた。





      



      一度落ちてしまえば後は容易いもの…



      誇り高き錬金術師は、淫靡な娼婦へ成り果てる…









      それからのエドはブラッドレイの命ずるままに悶え、喘ぎ、乱れていった。







      そして何度かイかされた後、ようやく忘却の中に意識を埋める事を許された…      



            

            



       To be continues.






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