レッスン1 〜復習〜 2
「…俺さ…」
そう言いながらエドはブラッドレイの胸に頭をコツンと付け、軍服のボタンを何気に外す。
「大総統の……たい……」
殆ど聞こえないよううに小さく呟く…
ブラッドレイは大体は何を言ったのか想像できたが、あえて聞き返した。
耳元で囁くように…
「ちゃんと言わないと分からないよ…?」
その言葉はエドがロイに対し言った言葉…
それを聞いた途端、エドは小刻みに震え、その言葉の意味に酔いしれていた。
「あなたの…ミルク…飲みたい…」
顔を真っ赤にしながら、エドはその意思をはっきりと伝えた。
ブラッドレイはにっこり笑い、エドの顎を上げ優しく口付ける。
「では、やって貰おうか…上手に出来たらご褒美をあげよう。」
ブラッドレイは上着を脱ぎ、エドはその間に彼のモノをズボンから引き出した。
その大きさと太さにエドは驚き、震えながらそっと口付けをした。
最初は、教えられた通りになぞるように下から上へ…
先端まで来ると、吸い付くようにKISSをして、それから口の中に咥える。
先程、自分にされた事と同じ事を、エドは実践して見せたのだ。
「ふっ…んん…」
低く呻き声を上げるブラッドレイを見て、エドは自分がした事が上手く出来たと感じていた。
『この人を気持ちよくさせてあげたい…』
そういう思いでいっぱいになり、エドは一心不乱でブラッドレイのモノに奉仕していた。
そんなエドを満足げに見下ろしながら、その口元が良く見えるよう、髪を優しくかき上げた。
今度は大佐にもやってあげたいな…
そうぼんやり思いながら、エドは更に奥へと咥え込んだ。
ブラッドレイはエドの頭を押さえ、前後に動かし、また自らも腰を動かし始める。
「んっぐっ!!」
突然の行為にエドはむせかえてしまったが、それを外す事は許されず、更に奥へと押し込まれる。
大きく口を開け、舌を使い、ブラッドレイ自身に必死で奉仕する…
顔は苦痛の表情へと変わり、目尻に涙も浮かんできた。
「綺麗だよ…エドワード…実にいい表情だ…」
そう言いながら髪を撫で、目尻の涙をそっと拭う。
ぐっと奥に押し込むと、それは突然動きを止めた。
エドは何が起こったのか分からずブラッドレイの方をちらりと覗いた。
次の瞬間、エドの口の中に熱い汁がいきなり放たれ、エドはむせ返りながらもそれを飲み込もうと必死だった。
「うっ…ゴホッ、ゴホッ…」
大量の精液を飲みきれず、エドは咳き込みながらあふれた液を左手で拭った。
「まだ慣れてないせいもあるね。大佐にはしてあげた事はないのかね?」
「うん…いつもちょっと舐めてあげるだけ。俺が我慢できなくなってすぐ挿れちゃってた。」
エドの口端からは飲みきれなかった精が白い糸の様に流れ出ていた。
ブラッドレイはそれを指で拭うと、優しく微笑みながら頬を撫でた。
「では、初めてやってみてどうだったかね?」
「………良かった………」
その眼は決して下に組み敷かれた者の眼ではなかった。
上に立つ者が、下になるべき者への支配欲に駆られた眼…
大佐を今みたいにして、俺の言う通りに泣かせてみたい…
だからもっともっとこの人に教えて貰いたい…
エドの心の中にはそんな思いで一杯だった。
そんなエドの想いをブラッドレイは敏感に察し、エドに生まれた支配欲にとても満足していた。
「上手に出来たから、ご褒美をあげなければね。」
「ホント!?俺、上手に出来てた?ちゃんと気持ちよかった??」
「勿論だよ。今度は大佐にもしてあげるといい。」
「はい!絶対!!」
捕食者の眼を輝かせながら、エドはブラッドレイが与えてくれるご褒美に期待が高鳴っていった。
「うつ伏せになりなさい。エドワード君。」
「うつぶせ…?」
「ふっ…君たちは正常位でしかした事がないようだね。大丈夫、私に任せなさい。」
うつ伏せになったエドワードはこれから何が始まるのか、ぼんやりと理解していた。
「ひっ!ん!!あぁぁ」
突然秘所の方から冷たい刺激が起こり、絶妙な快感が襲ってきた。
意識が飛ばされそうになりながらも、一体今、自分に何が起きているのかを頭の中で考えてみる…
舐められてる!?俺の…あそこ…?
ブラッドレイはまだ誰にも犯されたことのないエドの場所を丹念に舌を這わしていた。
蕾の周りを丁寧に濡らし、中にも舌を差し込んでくる。
その度にエドは絶え間ない快感に襲われ、両手両足の力が次第に無くなっていった。
「んん!!はぁぁ…」
「ちゃんと湿らせておかないと後が辛いからね。SEXは常に相手の事を考えてあげることだ。」
「ハァ、ハァ…」
「もっとも…私がマスタングを抱く時はその項目は除外されるがね…」
そう呟くと、エドの口の中に己の指を入れ、その中をかき回し湿らせる。
そしてそのままエドの秘所に差し込んだ。
「やぁ!んああ!!!」
「さて…復習だ、エドワード。君が一際感じる所を探そうか。」
クチュクチュと卑猥な音を立てながら、指は1本から2本へと増え、エドの中をゆっくりかき回す。
「ひっああああああ!!」
「くすっ、ここか…さて、エドワード君。ここは何て言うんだったかな?」
ブラッドレイはエドが激しく反応した箇所を執拗に攻め立てる。
その度にエドは身をそり返し、襲い掛かる快楽に理性が壊れていった。
「もう!!駄目…お願い!!大総統!!」
「駄目だ。ちゃんと言いなさい。ここは何だった?」
中の指がその箇所をつんと中から突付く。
「ひっ!んん!!はぁぁぁ!!」
エドの眼からは涙がこぼれ、早くこのじれったい感覚をどうにかして欲しかった。
「ぜ…んり…つ…せん…」
声を出すのもやっとなエドは、力を振り絞ってその言葉を口にした。
「そうだ。よく言えたね。では、ご褒美だ。」
指を引き抜かれ、物足りなさを感じたが、下腹部にあてがわれた質感に逆に歓喜した。
欲しい!!大総統のモノが!!
早く俺の中に入れて欲しい!!
そう心から感じた時、エドワードはロイが同じ事を自分に懇願した事を思い出した。
あぁ…大佐もこんな気持ちだったんだ…
「んあああああ!!」
ズブリと秘所にブラッドレイ自身を挿入され、エドは悲鳴に似た喘ぎ声を上げる。
初めて受け入れた事にエドは興奮し、自らも腰を振って快感を高めていく。
激しく突き上げられると、エドもまた激しく悶えそれに応える。
誇り高き鋼の錬金術師もまた、ブラッドレイの前ではただの娼婦へと落ちていった瞬間だった。
To be continues.