理想家族 8
差し出された2本の手を両手でそっと掴み取る。 ぐいっと引き寄せられ、海堂は乾の腕の中に抱きしめられるように倒れこんだ。 「い、乾さん…」 「ノックしたって事は、覚悟を決めたって事でいいんだね。」 黒く柔らかい髪をそっと撫でながら、鼻先にチュッと唇を落とす。 恐れと恥ずかしさで真っ赤になりながらこくんと頷くと、纏っていたバスローブを脱ごうとした。 柳がそれをそっと制す。 「や…なぎさん…俺は…」 「違うよ、薫。自分で脱いじゃだめ…」 「そうだよ…脱がせるのは男の役得。俺達に全てを委ねなさい。」 乾と柳が優しく抱きしめると、腰紐をするすると解き取る。 はらりと紐が落ちて前が肌蹴ると、乾と柳が海堂の股間を見てクスッと笑った。 「なんだ…もう準備万端じゃないか…」 「これから起きる事を思って興奮した?」 二人がかりでの言葉攻めに、海堂の身体はどんどん熱く火照ってきて、その熱が身体の中心に集中していった。 バスローブを肩から脱がせると、乾がすかさず胸の突起に吸い付いた。 「はっあぁん…」 舌で転がしながら海堂をゆっくりと横たえ、乾はそのまま下方に舌を這わせていく。 すぐに海堂の陰茎に到達し、その先端に唇を落とした。 「やっああ!」 「感度がいいね。初めてだから…?」 「俺はこっちの口を貰うよ。貞治は得意のおしゃぶりをしてあげるといい。」 この俺ですら夢中にさせる絶妙な舌捌きを見せてやれ。 眼鏡を外し、素顔のままの乾はにやっと笑いながら海堂の陰茎を根元から先までねっとりと舐めあげた。 「はっああああ…」 「自分で処理するよりずっと気持ちいいだろう?」 柳の問いに、海堂は首を大きく縦に振って、涙眼で答える。 乾の咥内にすっぽり収まった海堂自身は、ドクンと脈打ちながらさらに大きくなっていった。 「薫…こちらを向いて…」 身悶える海堂の顔をぐいっと引き寄せると、柳はいきり立つ己を海堂の口にあてがった。 身体を捻る様に向かされ、少し苦しい体勢だったが、柳は気にする事無く己をその口に押し込んでいく。 「歯を立てては駄目だ。舌を使って…そう…そうだよ…」 「んん…」 優しく髪をなでながら舌の使い方を細かに教え、柳自身を大きく育てていった。 「はっぁあっ、だ…め!!」 柳のモノを吐き出し、ビクンと身体を震わせて乾の頭を押さえ込む。 乾は構わず舌を使って陰茎を舐めあげ、右手も使って擦りあげた。 「やはぁあああああ!!」 ビクビクと痙攣しながら、海堂は乾の口の中に精を放出させる。 乾は喉を鳴らしながらそれらを全て飲み干した。 「ハァハァ…乾さん…」 「たっぷり出たね…さ、次は俺達の番だよ。」 放出感でぐったりしている海堂を、乾はくるりと回転させた。 「どっちが先?俺?蓮二?」 「俺だ。」 「やっぱりね。仕方がない。」 「俺の方が貞治相手で手馴れている。薫に痛い思いはさせたくないからな。」 二人の間で繰り広げられている会話を、海堂はぼんやりと聞いていた。 何の話をしているのかは、何となく理解できるが… ふっと顔を上げると、そこに柳は居なくて、代わりに乾がにっこり微笑んで座っていた。 「乾…さ…」 手を出そうとしたその時、後ろにぐっと腰を引っ張られた。 下腹部にひんやりとした感触が広がっていく。 「ふっああ…」 「初めてだからね。よく解して、滑らかにしなければ。」 タラタラと何かが秘所に滴り落ちるのがわかる。 それを柳が指で中へと押し込んでいった。 「あっあああ…や…だ…」 柳さんの指が…身体の中に入って… 言い様のない快感に、海堂の理性は段々崩れていく。 柳が使ったローションは、ただのローションではなかった。 催淫剤を含んだ特別製の物。 「薫の為に、その筋から取り寄せた特別な媚薬だよ。」 乾はそっと海堂の顔を上げると、小さく喘ぐその唇にキスを落とす。 舌を絡め恋人のキスをすると、そのまま乾は己を海堂の口元にあてがった。 虚ろな眼で見つめながら、海堂は何の戸惑いもなくそれを口に含む。 後ろでは柳は3本目の指を入れようとしていた。 「あっんん…」 「何の抵抗も無いね。初めてなのに珍しい。」 「もしかして、不二が何かした?」 柔らかい髪を撫でながら乾が静かに問いただす。 海堂は乾のモノを一心不乱で貪りながら、コクコクと頷いた。 やっぱりね。それで刺激されたか。 不二は絶妙なタイミングで薫の最後の戸惑いを払拭させたって訳か。 柳と乾は顔を見合わせ、にやっと笑い合う。 なら遠慮はいらない。 「力を抜いて。薫。挿れるよ…」 ぐっと腰を掴み海堂が育てた柳自身の先端を、海堂の秘所にズブッと入れていった。 「はぁあああっ!!」 「んっ、きついよ。もう少し力を抜かなきゃ。」 「仕方ないさ、蓮二。ちょっと待って。」 乾は己を海堂の口からずるっと抜き取ると、海堂の身体を掴んでグッと起こした。 角度が変わり、海堂は自分の重みでずぶっと柳を咥え込んでいく。 「やっあああ」 「あぁ、もうちょっと待って。今気持ちよくしてあげるから。」 乾はしっかりと天を向いている海堂自身に手を添え、上下に擦りあげた。 柳は海堂の腰をしっかりと掴み、根元までしっかり下ろさせる。 ビクビクと身体を震わせ、海堂は涙を流しながら何かに掴まりたくて両手を宙に泳がせる。 乾がすかさず海堂の前に身体を割り込ませ、その手を自分の背中に掴まらせた。 「あっはぁ!乾…さん!柳…さん!」 「いいよ、薫。中、凄く気持ちいい。」 ズンズンと突き上げるその反動を利用して、乾が自身と海堂のモノを擦り合わせた。 「ひっあああ!!」 「んっ、薫…最高だよ…」 前と後ろから挟み込むように柳と乾は海堂を抱きしめた。 どちらからともなく唇を合わせ、無我夢中で舌を絡ませる。 アァァ…もう… 海堂が乾の肩にガシッと捕まると、小刻みに身体が震えだした。 柳も乾も海堂が限界に近い事を肌で感じ取る。 「いいよ…イキなさい、薫。」 「俺達も一緒に行くから…」 柳がズンと海堂の最奥をつつくと、乾が陰茎をずるっと擦りあげた。 「ひっあああああ!!」 一際高い声をあげてビクビクと痙攣し、海堂は再び頂点へと達した。 と同時に柳は海堂の中へ、乾は海堂の腹にそれぞれ精を解き放つ。 ぐったりとうな垂れる海堂をそっと寝かせ、柳はズルと己を引き抜いた。 トロトロと後孔から汁が滴り落ち、それを柳が指で救い、海堂の胸に塗りつける。 海堂の腹にこびり付いた乾の精液も一緒に身体中に塗りつける、 全身二人の精液にまみれた海堂は、うっとりした眼で二人を見上げていた。 「あ…柳…さん…乾…さん…」 「綺麗だよ…薫。」 「これで俺達は本当の家族だ…」 両方の頬にキスを受け、海堂は幸せな気分で眠りに付く。 俺…本当の家族になれたんだ… 柳さんも乾さんも、俺を認めてくれたんだ… 両サイドからの温もりを感じながら、海堂は静かに瞳を閉じていった。 To be continues.
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