瀬人様総受け物語7〜海馬ランド(ペガサス&闇遊戯編)〜
「セト!大丈夫ですか!?」「海馬!」「兄さま!」「瀬人様!」
4人の声が耳に響く…
ペガサスと…遊戯と…モクバに磯野…か…
「くっ!奴は何処だ!」「どうやら退散したようですね。」
居ない…?ジークは居ないのか…逃げたのか…?
身体が熱い…遊戯…何とか…
「…して…くれ…」
「……海馬…?今何ていった?」
「私も聞こえました。『してくれ』と…」
ちが…う…馬鹿が…俺は薬を…
「あ〜もうこうなったら止められないなぁ〜」
「仕方ありませんね。セトが望むのですから。」
だから違うと…くっ、上手く喋れない。
「磯野。モクバを連れて外で待ってろ。」
「何で!俺も参加!言っただろ!俺は何でも知ってるって!」
「いきなり俺達と一緒は刺激が強すぎる。お前はいつでもチャンスがあるんだ。今日は諦めろ。」
「横暴だ!俺は身内だぞ!俺だって兄さまを!」
モクバ…?何を言って…
「ハイハイ、モクバ様。今日の所はお二人に任せましょう。」
「ヤダ〜〜〜〜〜俺もするんだ〜〜〜〜〜〜」
磯野の靴の音と共に、モクバの叫び声が遠のいていく…
ドアが閉まる音…するとここには…
「俺とペガサスとお前の3人だけだ。」
「監視カメラの配信はアクセス拒否しましたから大丈夫です、セト。」
俺の両脇から声がする。
耳元に息を吹きかける。これは遊戯。
髪を撫でながらキスをする。これはペガサス。
何だかふわふわした感覚。まるで夢を見ているみたいだ…
遊戯が俺自身を掴み上げるまでは本当に夢だと思っていた…
「ああっ!!」
「何だ、海馬。やる気満々じゃないか。」
ニヤリと笑いながら遊戯が俺自身を扱き始める。
身体中が敏感になっている俺には、ちょっと触れられただけで全身に電気が流れるかのように快感が走る。
ビクビクと身体を震わせ、腰を捻って逃れようとした。
頭の中ではそういう行動だったはずだ。
「海馬、そんなに触って欲しいのか?俺の手に腰を押し付けてくるなんてさ。」
こんな事めったにないぞ。
俺の首筋にキスを落としながら弄ぶ手は止めようとしない。
「Oh〜遊戯Boy!私も楽しませてくださ〜い!」
「楽しんでるんじゃないぜ?ペガサス。海馬を救ってやってるだけだ。」
都合のいい事ばかり言いやがって。
「成る程。セトを救うためですか。」
「そうだ。これは海馬のためだ。」
何二人で納得している!俺の為でも何でもない!
「海馬…愛してるよ。」
「愛しています、セト。」
二人が俺の耳元でそう囁いていく。
意識が…ぼんやりしていく。
また夢の中に居る気分だ…
「ふ………」
甘い声を出しながら、眼の前に来る人物に手を伸ばしていく。
妙だな…いつもの海馬ならたとえその気になっても意地とプライドは中々捨てないものなんだが…
あのペガサスにしがみ付いてる?
「海馬、お前まさか…」
「OH!遊戯Boyも気が付きましたか。」
にやっと笑いながら、ペガサスは海馬が伸ばした腕絵を自分の背中に回し、引き寄せていく。
手枷の陰で、これではすぐに引き剥がせない。
そこから伸びる鎖がジャラリと音を立て、必然的に足もペガサスに引きずられていった。
「待て!海馬は俺の」
「だからYouにはバックを譲ったではありませんか。」
私はこの可愛い口で。
そう言うと、ペガサスは海馬の唇を奪い、歯列を割って舌をその中へと進入させた。
嫌がるかと思ったが、海馬はそんな素振りも見せずに激しく求めてる。
やっぱり…
「催淫剤、打たれたな。」
こうなるともう止められないぞ。
いや、俺も止めたくないが。
「ほら、欲しいですよね?セト。」
柔らかいブラウンの髪を指を絡めるように撫でる。
すると、セトは潤んだ瞳で私のズボンのチャックを開け始めました。
こんな積極的なセトは初めてですネ。
と言うより、あのペガサス城の地下牢で犯したのが一回きりでしたが。
「うっ…」
上手いです〜セト!流石です!
Mr.海馬も私に自慢していましたが。
遊戯Boyと付き合うようになって、益々テクニックに磨きをかけたんではないですか?
巧みに舌を使い、私の快楽を高めてくれます。
一生懸命奉仕するその表情に、私の息子はドンドン大きく成長していきます。
私はセトの頭を掴み、更に奥まで押し込んでいきました。
もし正気なら絶対怒られますネ。
でもセトは舌で包み込む様に丁寧に舐めてくれました。
「ああ、セト、もう我慢できません。」
ぐっと頭を押さえ込み、そのまま可愛い口の中に注ぎ込みました。
つつっと口端から流れ落ちる白い液体。
それを舌で舐め取るセト。
何と言う美しさと淫猥さ。
口に出すだけでは何だか物足りなくなりそうですネ…
「次は俺だ。」
遊戯がそう言って俺をペガサスから引き剥がす。
身体の力が入らない…
と言うより、意識がぼうぉっとして…
ただひたすら眼の前にあるものを受け入れる。
「あっああ…」
「海馬…綺麗だ…俺にだけ見せるその表情。」
遊戯が背後から俺を抱きかかえる。
俺よりずっと小さいくせに…
何故か力は俺より強い。
足を抱えられ、鎖がジャラリと音を立てる。
しっかり形を成している俺自身を遊戯が優しく擦りあげた。
「あっふう…」
「何だ?後ろは準備万端じゃないか。それに俺がつけたのとは明らかに違う後があるぞ?」
どういう事だ?海馬…ジークはこんな所に後つけてなかったな。
「なっ…んで…」
知ってる?そう聞きたかったのだが口がもつれて言葉にならない。
「あなたが何をされているのか気になって、モクバのノートパソコンにだけ配信を許可しました。
なんだって?
じゃぁ、今この状況も全部モクバに!?
遊戯が黙れ、と言わんばかりに俺の腰を掴んで勢いよく下ろした。
ズブリと音が鳴り響く。
「ひっああああ!」
「中もぐちょぐちょ。何があった?」
ゆさゆさと腰を揺らす。そんなに刺激を受けたら答える事なんて…
遊戯が俺の紙に顔をつけてきた。
くん、と鼻を鳴らすような音。
「城之内君の匂いがする。」
「What?あのレッドアイズの坊やですか?」
ヤらせたのか?
抑揚のない遊戯の口調。これは怒っている証拠。
怒らせた遊戯はもう手のつけようがない。
全く!
この海馬ランドに来るまでの間に何をしていたんだ!?お前は!
身体中に跡があるし。
中はぐちょぐちょだし。
挙句の果てに催淫剤まで盛られ、ペガサスやモクバにまでその淫らな姿を晒してる。
その誘うような眼は、俺だけの物なんだぞ?
甘い声は俺だけが聞いていいものだ。
潤んだ瞳は俺だけを映す物。
濡れた唇は俺だけの…
!?!?
海馬が自ら進んで俺にキスをした…?
そして耳元で囁く。
…お前じゃなきゃ嫌だ…と。
鎖に繋がれた腕を俺の首に回し、身体を密着させる。
繋がったままの箇所を、刺激を求めてきつく締め上げていく。
ああ、いつものパターンだ…
お前はいつも我儘ばかり。
あまりの傲慢さに俺が本気で怒ろうとすると、お前はいつもこうやって俺を誘い、
めったに言わない言葉を口にする。
それが本気なのか、演技なのか…
俺はいつもそれに惑わされる。
そして今回も…
「海馬…」「遊戯…早く…」
ハイハイ。お姫様…
お望み通りにイかせてあげるぜ。
俺は海馬を床に仰向けに寝かせ、片足をあげて一気に置くまで突き上げた。
「ひぁああああ!」
「くっ、いい締め付け。」
「No〜なんていい顔なんでしょう!羨ましいです!遊戯Boy!」
ペガサスと言うギャラリーがいるせいなのか、クスリのせいなのか。
海馬の反応はすこぶる良い。
こういうのはホンと、めったにないよな。
モクバ…この映像録画してないかな。多分してるだろうな。
後で貰っておこう。(にやり)
「わ〜すげ〜…」
パソコンの画面から流れてくる映像に、俺はもう釘付けだ。
とにかく兄さまのあんな姿は見た事ない。
つか、俺が見れる機会なんて無いに等しいからな。
遊戯が来れば俺は絶対席を外されるし。
それでも弟の特権で兄さまの傍にいても、結局は二人だけになってしまう。
弟…一番近い存在で、一番遠い所に俺はいる。
兄さまの事、誰よりも好きなのに。
兄さまの事、誰よりもよく理解しているのに。
それでも兄弟の一線を越えられない。
今日こそは、と思いきってみたのに、遊戯にまたしても邪魔された。
兄さまは俺のものだ。
俺だけのものだ。
遊戯なんかに渡したくない…
兄さまはどうして遊戯を信用するんだ…
どうして遊戯にこんな顔をするんだ…
『あっあああ!!』
兄さまの顔が紅潮してる。
デュエルをする時の様…いや、それ以上に綺麗だ。
喘ぐ声も、その表情も今まで見た事なかった。
なんて美しい…
俺もこんな顔をさせてみたい。
兄さまを抱きたい。
血の繋がりなんて無ければよかったのに。
いや、繋がっているからこそ、俺は兄さまの傍にいられるんだ。
きっと何をしても許してくれる。同じ血がそう語っている。
待ってて…兄さま。
次は俺が気持ちよくさせてあげるから…
まずはこの映像で研究しよう。(黒笑)
もう、俺の理性なんて完全に飛んでいた。
遊戯が俺の最奥を突き上げ、いい所を的確に攻めてくる。
薬のせいで遊戯を何倍にも感じて、俺は無我夢中であいつの腰に足を絡める。
それが楽しいのか、遊戯は満面の笑顔で俺の腰を掴んでぐっと引き寄せた。
「あああっあ!!」
「お前の中、いつも以上に熱いぜ…」
ぺろりと俺の首筋を舐め、俺自身に手を添えて行く。
「セト…本当に綺麗なあなたを見せて下さい。」
ペガサスも遊戯と同じ様に手を伸ばす。
リズミカルの腰を動かす遊戯に合わせ、ペガサスもその手の動きを早めて行く。
あ、っもう…
「出せよ。俺も出すから。」
遊戯の言葉を聞く前に、俺は身体をビクンと震わせ、白濁の液を俺の腹に吐き出した。
同時に俺の中に熱い物が放たれていく。
「綺麗だぜ…海馬…」
「素敵です…セト…」
「綺麗だ…兄さま…」
心地よい陶酔感が俺の精神を支配する。
そのまま眼を閉じ、俺は闇の中へと意識を飛ばしていた。
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