「短期間でそこまで上達するとは…。
もう私が教える事はないですね。」

ナーヴァさんに褒められた!

なんか壁を越えて、今ならやれるって感じがしてきたのは確かだ。


「師匠がいいおかげだよ。」

「あんまり調子のいい事を言ってますと、フェグリットのようになりますよ?」

「それは嫌かも…。」


フェグリットさんは、どこまで本気かわかんないとこ

あるからなぁ。

つかみどころが無いんだよ。

ナーヴァさんも苦労してるんだろうなぁ。


「噂をすれば影、ってね。
練習時間が過ぎてるので、呼びにまいりました。」


自分で言ってどうする、フェグリットさん。

でも、もうそんな時間か。


「レオノア様をお待たせしてはいけませんね。
では夕刻、祭壇の間で。」

「祭壇の間ね。
じゃあ、また後で。」


俺はレオノアの所に走った。

褒められた事を報告したかったから。






美味しく昼食を食べた後。

早速、褒められた話をした。


「よかったな。
今度、俺にも見せてくれるか?」


レオノアが笑うと、余計嬉しさ倍増!


「うん。見せたい!
後でナーヴァさんに許可とるよ。」


満面の笑みで言うと、レオノアにキスされた。

一回離れて、今度は濃いめの。

わっ、ヤバいから!

体の力抜けてきたのに、下半身の一部はめっちゃ力強くなってる。


「んっ…やっ…。」


レオノアが俺を寝室に運ぶ。

昼間っからいいのか?

公務は!?

そんな事を考えてたら、ズボン脱がされてる俺。


「夕方に俺、みんなに見られちゃうだろ!?」

「かまわない。」


そんか意地悪言うな!!


「んんっ!…くぅ…」


レオノアが俺のを口に含んでる…。

俺、これ弱いのに!!


「ううっ、や、…出ちゃうよ…」


レオノアがさらに激しく吸ってくる。


「も、無理…ぁあっ…」


出しちゃいました。

レオノアは飲んじゃうし。


「俺を困らせた罰だ。」

「もしかして夕方の事、根に持ってたのか!?」

「ショウゴが思ってるほど、俺の心は広くない。
それだけだ。」


話しながら、レオノアは俺に服を着せ直してくれた。


「…ごめん。
でも俺の使命に関する事だし。」

「わかってる。」


ふわりと優しく笑うレオノア。

やっぱりさ、独占欲とか抑えてくれてんだよな。

俺も本当は嫌だけどさ、割り切って片付けてくしかないじゃん。


「では行ってくる。」

「うん。行ってらっしゃい。」

レオノアを見送ってから、俺も勉強部屋に移動した。

後でユーシスとレオノアが迎えに来るってさ。




勉強部屋に移動した俺は、ヴァフィトさんに気になった事を質問する事にした。


「あのさ、ヴァフィトさん。」

「なんですか?」

有り得ないと思うけど、一応聞いておこう。


「歴史に出て来る賢者って、ヴァフィトさん?」

「おや、なかなか鋭い質問ですね。
残念ながら、その時私は賢者見習いでした。
昔は何人か賢者と呼ばれる方達がいたのですよ。」


うわぁ〜!!

本当に何歳なんだよ、この人は…。


「今は先生だけですよね?
他の方は戦で亡くなったのですか?」


ユーリが加わってきた。


「いつの間にか、消えてしまったのでしょう。
私達は普通の人間とは少し違う種ですから。
自分という枠がなくなって、この世界に溶けてしまったのだと思います。」


怖い事をニッコリ語らないでください。


「じゃあ先生もいつか消えちゃうの!?」


キーアが悲鳴混じりに尋ねた。


「まだ当分、大丈夫ですよ。
やり残した事があるので。」


ヴァフィトさんはニッコリ答える。

当分ってどうなの!?


「私の当分は長いですよ?
だから、安心してください。」


宥めるように言われて、みんなやっと勉強に戻った。






窓から見える空がオレンジ色を帯びてきた頃、レオノアとユーシスが迎えに来た。

子供達と別れ、俺達は祭儀官のいる建物に向かった。

入り口には、ちゃんとフェグリットさんが居てくれたよ。


「お待ちしておりました。
では参りましょう。」


フェグリットさんの後を、俺たちは黙って歩いた。

何となく、妙な緊張感に包まれていたから。


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今回少し短いかも;
次回はやっと話が進む予定です^^

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