いよいよ、この時がきた。

凄く緊張する。

でもさ、考えてみれば俺、男だし。

ここにいる全員が男で、どこに隠す必要がある!

なんて、ひらき直ってみたりして。


「では、確認させていただきます。
ショーゴ様、下着は着けたままでよろしいので。」


ヨルドさんの目が、本当に申し訳ないと語ってる。

大丈夫、俺はレオノアみたいに強い男になるのが目標だから。

俺は男らしく、バサバサと脱いでいった。

レオノアが怖い顔してたけど、ユーシスが笑いだしたのをきっかけに

なんだか和やかなムードになった。

どうやら俺の行動がツボだったらしく、みんな笑いだしてる。

ちなみにこの世界のパンツは、Tパックとふんどしを混ぜたみたいな下着なんだ。


「ショーゴ、お前は本当に男らしいな。」


ユーシスが笑い混じりに言うから、なんか釈然としない。

でも変な緊張感は無くなったから、よしとするか。


「陛下、ショーゴ様の模様は完璧です。
これほど短期間で完成されるとは…。」


ヨルドさんが感心してる。

ふっふっふ。

これぞ愛の力!!


「尚吾様、レオノア殿下のを飲んでるでしょう?」


爆弾投下…。

フェグリットさん、それは爆弾と同じくらい破壊力があります…。

この世界だと、上流階級の人間は相手のを口で…なんてしないらしい。

だから、周りはひどく驚いた顔してる。


「そうか。口からも摂取すれば、身体に馴染む速度が上がります。
お二人の仲のよさが、次の役目の者たちの負担を減らすことでしょう。」


ヴァフィトさん、なんか居たたまれないです。

レオノアが誇らしげに俺を見つめてくるし!!

恥ずかしい!


「さぁ、服をお召しになって結構です。」


ヨルドさんが上着をかけてくれた。

レオノアが着るのを手伝おうとしてけど、恥ずかしかったから拒否。

自分でちゃっちゃっと着た。


「ショウゴ、お前の準備はできた。
私達も早々に準備に取り掛かるとしょう。
そうだな、4日後に出発しよう。」


ユーシスがどんどん話を進めるけど、出発って!?


「ある場所から、精霊の世界に入ります。
そこで現・風の精霊王のから、時代の風の精霊王を選定してもらい
ショーゴ様が使命を刻むのです。」


ナーヴァさんがそっと教えてくれた。

ある場所まで移動するんだな。


「ショウゴ、旅には私とレオノアが同行する。
護衛は3人ほどいるがな。」

「どれぐらいで目的地に着くの?」

「馬で6日くらいだ。
ああ、その時は呼び名を戻して呼ぶように。」


その言葉に、思わずレオノアを振り返ってしまった。

また、レギウスって呼べるんだ。

なんか嬉しい。


「では、それぞれ4日後までに準備を終えるように。
ヨルド、ナーヴァはショウゴの準備を頼む。」

「はい、陛下。」


ヨルドさんとナーヴァさんは深々と頭を下げた。






城に戻った俺たちは、夕食を食べてから自室に戻った。

夕飯の席で、ユーシスが4日後旅に出ることを告げた。

王の代役はユーリがやるみたいだ。

シャーレンさんがその補佐。

まだ9歳なのにさ、ユーシスに頼んだぞって言われて

誇らしげな顔してるんだよね。

キーアは無言でユーリの手を握ってた。

いい家族だよ、本当。

俺もここでの家族、レオノアを大事にしないとな。

旅に出たら、またレギウスなわけだし。

楽しみだったりして。

ニヤニヤ笑ってたら、レオノアに抱き上げられて

寝室に連れ込まれてしまった。

俺は、自分から腕を伸ばして抱きついた。

俺もそんな気分だったから。


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ちょっと短かったかも;

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