「ここがお前の部屋か・・・意外に整頓されてるんだな」
「あなたはどれだけ汚いと思ってたんですか」
「相当汚いと思っていたんだが、これは意外な驚きだ」
「失礼だなあ」
「とはいえ・・・本棚の本はマンガが九割か・・・・・・やはりな」
「まぁ、適当に座ってよ」
「ああ」
「ちょっと待ってて、飲み物とか持ってくるから」
「・・・・・・・・・マサキのいない内に・・・怪しい物がないチェックを・・・・・・」
「ふむ、特に怪しい物は・・・・・・見当たらないな・・・・・・って、ん? んん? ・・・・・・こ、これは・・・・・・」
「・・・・・・あ、あいつもこんなものを・・・見ながら・・・・・・し、ししし・・・しているのか・・・・・・?」
「なッ――!! ここにも、ここにも・・・・・・こんなに持っているのか、あいつは」
「ハッ!? 何を見ているんだ、帰ってくる前に戻しておかなければ、気付かれてしまうではないか」
「ごめん、なぜかお茶と桜餅くらいしかなかったんだけど・・・いいかな?」
「えっ、あ・・・そうだな、大丈夫だ・・・ありがとう」
「・・・・・・どうかしたの?」
「ど、どうもしてないぞ、うん・・・どうもしてない」
「そう?」
「ああ」
「それならいいけど」
「それよりもだな、早速はじめるぞ!!」
「えーッ!! もう始めるの!? ちょっと休憩してからでいいじゃん!!」
「何か文句でも?」
「い・・・いえ、な・・・何も文句はないので・・・そんなに・・・睨み付けないで下さい・・・」