第1話「和菓子と洋菓子による甘い争い」
ルナ洋菓子店。それは、この陵辱エロゲー世界で、1000年前に洋菓子を大量に作り出して販売し、和菓子そのものを消滅させてしまった洋菓子専門店の事である。
洋菓子が大量に普及するまでは、中身が餡子である妖怪餡子饅頭を大量に養殖して、美味しくなるように痛みつけてから、饅頭として出荷していたのだが、カスタード、クリーム、チョコを持っている妖怪饅頭の亜種を養殖し、それを原材料に多種多様な甘さを持つ洋菓子を次々と作り、餡子を使った洋菓子まで登場したことで、和菓子そのものが消滅してしまったのだ。
ルナ洋菓子店の銀髪ロリ巨乳娘であるルナ会長は、人間や妖怪を不老不死にできる使役霊術を保有し、筋肉マッスル男が大好きな巫女さん達と夫を共有する事で、大量のお金と霊術を使える人材を手に入れ、洋菓子が大好きな巫女にも賄賂送る事で、強大な影響力を確保したのである。
「モチモチとした饅頭よ!死ぬがいい!私の覇道に貴様はいらぬ!妖怪餡子饅頭は、需要が少ないから、間引きしろ!」
「やべでえええええ!!!!ごろざないでええええ!!!」
和菓子が消滅したのは、ルナ会長が饅頭が大嫌いだという要因もその一つだろう。原因は分らないが、彼女は死ぬほど饅頭を嫌悪しており、ケーキなどの洋菓子を愛しているのだ。
ありとあらゆる手段で、和菓子の工場を、職人を、店を倒産させ、失業した彼らに洋菓子関係の仕事につけさせ、二度と和菓子を作らない事を条件に、高待遇で迎えたりするのである。
この戦術を繰り返す事によって、和菓子を作る技術は失われ、辺境の小さな村での白い餅しか残っていないという状況に和菓子は追い込まれ、洋菓子に完全敗北したのだ。
だが、洋菓子がお菓子業界を独占してから、500年が経過した頃に、お菓子業界に激震を起こす大事件が起こる。
ツインテールの金髪幼女巫女さんが、和菓子を復活させてしまったのである。
その金髪幼女巫女さんの名前は、アリス。イケメンと和菓子を愛する貧乳ロリッ娘さんだ。しかも、銀髪巨乳ロリッ娘と同じく使役霊術を10個保有している巫女さんなのである。
彼女は、横暴なルナ洋菓子店に対抗するために、羊羹、どら焼、生八橋など、多数の和菓子を生み出すアリス和菓子店を創立する。
「僕はね!マッスルよりもイケメンが大好きなの!あんたみたいな悪趣味には付き合いきれないよ!」
「いだいよおおおお!!!!虐めないでええええ!!!!!」
使役霊術によって、能力の高くてイケメンな人間を次々と不老不死にして夫にし、イケメン大好きな巫女さん達と一緒に夫達を共有する事で、ルナ洋菓子店に対抗したのである。
この2つの勢力の争いは小さな小競り合いから、大きな争いにまで発展する。
「やべでええええ!!!!水にどけるうううう!!!!!!」
ある時は、甘味の原材料である妖怪饅頭を生産している妖怪饅頭牧場を襲撃して、妖怪饅頭の弱点である水を大量に浴びせて、材料を補充できないようにしたり
「だめぇええええっ!!!!いくうううう!!!」
夫達を使って、相手の巫女を集団レイプして、男の趣味をイケメンからマッスルに、あるいはマッスルからイケメンに変更するまで調教したり、
「おい!この店は、ゴミ饅頭を使っているらしいぜ!ははははは!」
悪質なクレーマーにお金を上げて、相手の店の業務を妨害したり
「あの店は、こんな醜悪な生物を使っています!異常です!」
「いだいよおおおおお!!!おどうざん!!おがあざん!だずげでえええええ!!!」
「人間さん!饅頭だってね!生きてるんだよ!!どぼじでごんなごとずるのおおおお!!!?!!」
妖怪饅頭を店の前で、徹底的に虐待して食欲を失くさせたりしたのである。何故か、これを見た一部の人間達が、飼育が難しい妖怪饅頭を購入し、虐待する事から、饅頭妖怪に新しい需要ができて価格が値上がりし、妖怪饅頭牧場が規模を拡大するまで価格高騰が続いたのだ。
この迷惑な抗争は、アリス和菓子店の劣勢の状況のまま、500年続き、その戦いに貧乳巫女派vs巨乳巫女派という派閥まで出来上がり、ファッションメーカーまで参入する事で、最初の戦いの原因すら忘れて、彼女達は抗争を続けているのだった。
「っていう訳なんや。理解したか?」
ケーキやコーヒーを何杯もお代わりして、二時間ほどルナ洋菓子店の飲食席で洋菓子と和菓子の歴史について説明したイブキは、一息をつく。
「どっ泥沼なのですよ・・・」
イブキの話を聞いたアイは、何百年もくだらない内容で抗争を続けている事に驚愕し、ため息を漏らす。
そして、イブキは、イブキなりにこの抗争の内容を考察していたのか、彼女なりの推論を出す。
「ここまで泥沼になったのは・・・不老不死の人生が長いから、暇つぶし感覚でやってるかもしれへんで。」
「・・・・・・」
「あと、簡単に大金稼げるから、暇な時間を持て余した奴らが多いのも原因やと思うんやけどな。皆、好き勝手に生きているような感じやし。」
イブキの推論を聞いた事で、アイの中に、アリスという貧乳ロリ巫女と、ルナという巨乳ロリ魔法使いに対する興味が湧きあがる。
傍迷惑な抗争がどうして続いているのか知りたくなった少女は、席を立ち上がって
「・・・ルナ洋菓子店に就職して調べてみるのです。抗争が長年の間、続いている原因に興味が湧いたのですよ!」
「まぁ、頑張ってや。うちは娼館とか、ストリップ劇場で働きたいし。」
娼館とは、女性達が、男達を性的な意味で満足させる事でお金を取る商売をやっている所である。ストリップ劇場も、本来なら服を脱いで、裸を見せるだけなのだが、この陵辱エロゲー世界では、脱いだ後に、男達に輪姦されることで大金を稼げるのでお得なのである。
「そして、理想の清純派ヒロインを目指すのですよ!上手くいけば、好きな人を不老不死にしてもらえるのです!」
「んー、うちは、淫乱なビッチヒロインかなー。夫にするなら、触手妖怪とかが最高やと思うで。」
アイとイブキは、お互いに正反対の願いを声にだし、己の理想を追求するために努力する意志を示したのだった
愛する夫の数次第で、愛するチンポの数が変わる清純派ヒロインのアイ。
普通のチンポどころか、全身を犯してくれそうな触手を求めるビッチヒロインのイブキ。
彼女達は、どこまでも対照的な存在だったのである。
「美味しくなれー美味しくなーれー。今日は、チョコレートケーキをたくさん食べる客がいるから、早く美味しくなーれ。」
「わがらないよおおおおおおお!!!!!だずげでえええええええええ!!!!!」
ルナ洋菓子店の厨房で、妖怪チョコ饅頭を美味しくするために料理している女性の店員さんがいたが、妖怪饅頭の絶叫は、完全防音である厨房から外に漏れず、アイとイブキは、美味しいケーキに満足して店を出て、それぞれの夢と理想に向かって、邁進する覚悟を少しだけ決めたのである。
そして、数日後に戸籍の偽造をやっているお爺さんの家に訪れた2人は、京都にとって有能な移民者に与えられる都市籍の取得許可証を手に入れ、山科の町を出たのだった・・・といっても、山科と京都の間には、直通のトンネルがあるため、戸籍させ取得できれば、半日もかからない道のりである。
都市国家京都は、壁に囲まれた要塞型タイプの都市国家ではなく、京都の周りを囲んでいる山々を国境線代わりに使用し、交通の要所に兵隊と役人を駐留させる関所がある小国家タイプの都市国家さんである。
険しい山ルートから入れば、京都に不法入国することも可能だが、戸籍がなければ、まともな賃金を払って貰える仕事に就くことはできず、お金がなければ住む場所も手に入らないため、不法入国してもすぐに捕まって奴隷にされるのがオチである。
犯罪行為でお金を稼ごうと、お金持ちの家を襲おうにも、京都は超格差社会であるため、お金持ちは特定の区域に家を建てて、妖怪研究所に所属している妖怪達や人間の兵隊達が警備に当たっているので、犯罪行為で一気に大金を稼ぐのも難しいのだ。
「都会の女の子は綺麗だね!捕まえて高値で売り飛ばしてあげるよ!」
「とっても綺麗なんだぜ!レベルが違うのぜ!輪姦してから売り払うのぜ!」
しかし、農民籍の人間達が住んでいる区域は、警備してくれる兵達が少数であるため、綺麗な女の子が歩いてたら・・・誘拐される危険性が少しだけある。
ここは凌辱エロゲー世界。世界で一番安全な街でも、理不尽な凌辱イベントは存在するのだ。
山科と京都の間に存在する直通のトンネルは、京都の重要な交通ルートの一つである。真っ直ぐに掘られているため、入り口からは出口の光が見ることができ、出口からは入り口の光を見ることが出来る。
山科側の入り口には、入国審査と物資の検査をするための関所が、京都側の出口には、出国検査と物資の検査をするための関所が存在する。
アイとイブキは、山科側の3階建ての関所に来ており、イブキは都市籍を持っているので入国審査を、アイは、偽造された都市籍の取得許可証であるため、移民審査の部屋にいる。
都市籍そのものを偽造しても、国の役所に記録が残っていないため、移民という形で正式な記録を残さないと、記録の照合なのでばれてしまうのである。
しかも、移民審査を受けるという事は、あらかじめ定数が定まってる移民枠に強引に入り込み、他の人の分を奪ってしまうということなので・・・アイのために誰かが犠牲となり、女性の移民枠だから被害者は女性ということになる。
今頃、その女性は裏社会で調教されて性奴隷にされているか、虚偽申請扱いされて、奴隷の身分を押し付けられていることだろう。
移民枠に入れるような有能な女性が、ヘッポコ後衛巫女さんのために人生を台無しにされたのである。
入国検査を受ける部屋には、大きなパソコンが置いてある木製の机と椅子が一つだけあり、役人が椅子に座って、机を挟んで真向かいに立っている黒髪美少女巫女イブキを見ている。軽装な格好の兵隊は、イブキの後ろで彼女が不審な行動をしないかどうかを見張っていた。
「名前はイブキ。性別は女。職業 無職。年齢は22歳。秘境GUNMA地方出身で、4年前に移民して、去年の春に出国しました。」
戸籍照合をしてもらうために、イブキは事務的な口調で、超え太った役人のオッサンに自己紹介をしてから、金色のカードを役人に手渡しで渡す。
「ごっゴールドカードっ・・・!」
金色のカードを渡された役人は、戸籍代わりになるカードの中で、金持ちの証明書としても扱われているゴールドカードに驚いた。
ゴールドカードが本物であるかどうかを確認するために、カードリーダーにカードを読み込ませると、パソコンの画面に目の前の少女の顔と個人情報が表示されたため、このカードが本物だと信用し
「どうぞどうぞ!通ってください!」
持ち物検査をせずに、通したのであった。賄賂が物を言う人治国家の役人さんは、お金持ちには弱いのである。
なにせ、出世も、権力も、女も、金次第の国家タイプだ。新興国家なら、腐敗のレベルが低い可能性があるが、京都はそれなりに歴史を持っているため、国家も腐り始めているのである。
一方、アイが通された移民審査の部屋は、兵隊と思われる逞しい体型をした9人の男達と、紫色の着物を着た役人のお爺さんがいる。アイの実の息子であるノブナガは、部屋の外でぐっすりと気持ち良さそうに眠っており、外道オークとしての強靭さを赤ん坊の頃から発揮しているかのようだった。
部屋の中には、机と椅子がそれぞれ一つづつあり、役人のお爺さんが座っていて、机に置かれた書類を見ながら、呑気そうにしているアイに問いかけてくる。
「服はこちらで脱がすから、気楽にするんじゃ。ここに居る男達がお主を犯すから、犯されながら私達の質問に答えるように。」
「ふぇっ?・・・えええーーー!!!!!!」
どうやら、アイのせいで犠牲になった女性は、性的な意味で有能だった人らしく、移民審査の際にも枕営業でパスするつもりだったようだ。
幸い、犠牲になった女性は、他の戸籍を持っていない無所属の人間であるため、偽造された都市籍取得許可証に書かれたアイの個人情報が、都市籍の内容になるのが幸いである。
こうして、金髪巨乳美少女巫女さんは、この陵辱エロゲー世界で初めてとなる国家権力関係の陵辱イベントを体験することになるのであった。
あとがき
2月3日は節分の日。
鬼は〜そ・・・
,.へ _,.-
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、..,,__ rへ、__ / _ 7/ /ヽ____,ゝ
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\ ', `ゝ-─'─-ィ'、_,.イ /
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幼女鬼は内〜副も内〜酒を飲め〜豆を食べろ〜
,.へ___,.-ァ
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{ハ_ハ_,!V ハ レ'、i l │ i| ∠〃 {ノノ_ハ_V レ'、_i_l>\__>
レ!小(◯), 、(◯)
从|、iゝ /'レ小(◯), 、(◯) 从 \
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'ー=-'  ̄⊂⊃)ノ(
|\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∬ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∬ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
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旦 旦 (;゚;;)(;゚;;) \
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