おやじの執念

2「あ、今回、バトルした記しに、どうぐの交換でもしません?」

青「いいですね〜♪」

2「んじゃ、やりましょ、やりましょう〜!!
  ・・・で、何を交換しますか?」

青「う〜ん、今はあまり必要な物はないですが、
  ガーディを進化させたいのに、石がなくって・・・・(^^;」

2「じゃ、私からはほのおのいし・・・」

青「持ってるんですか?でも、そんな貴重な物・・・・」

2「・・・のかけらっ!」

ズコッ☆

青「・・・炎の石のかけらって使えるんでしょうか^^;」

2「多分、かけらでの進化は無理だと思います〜
  でも、何かと組み合わせて使えば、
  効果を発揮する・・・との噂をカントー聞いた事が、ありますけどね」

青「じゃぁ、お返しには何が良いですか?」

2「私からは何でもいいですよ(待て」

青「じゃぁ、私からは『おうじゃのしるし』でも・・・・」

2「・・・!」

青「でも、これも
  前ちょっとしたことがあって半分に切れてます。(ぇ)」

2「お〜それならつりあいますね♪」

青「えぇっと・・・
  効果は期待できませんが、かけてない状態だと、
  ニョロゾに持たせておくと進化するとかしないとか・・・・」

2「えっ!
  この、ニョロゾって、進化するんですか!!」

青「知らなかったんですか!
  まぁ・・・・最近わかった事らしいですけれど、
  進化した時の名前は覚えてません。(ぉぃ」

2「あ、そうなんですか〜
いやはや、いい事を聞きましたわ〜
  ありがとうございます!
  ・・・では、早速交換♪」


・・・道具も交換し終わり、
いざヤハセシティへと歩き始めた青龍と2しゃん。
港町からあまり離れていないだけあって、トレーナーなどもちらほら見受けられるようだが、
2人のトレーナーへ勝負を申し込む者は誰1人としていなかった。
ただし、こういった複数人のトレーナーにもしきりに声をかける者も例外としている訳で、
2人も早速そういった人たちへのターゲットとなるのであった。

お「君たち〜!ちょっと良いかな〜?」

青「・・・何ですか?」

お「ちょっと見てみてよ〜このコイキング!」

2人 「コ・イ・キ・ン・グ?」

2人は同時に顔を見合わせた。
しかしそれとほぼ同時に、謎のおじさんがコイキングを2人に一匹ずつ、
半ば強引に押しつけてきた。

2人「・・・?」

全く状況が理解できていないのであるが、2人は腕の中でぴちぴちはね回っている。
コイキングを持っているだけでも精一杯で、物を言う状況ではなかった。
そうしている間にも、コイキングのはねる音の中から謎のおじさんが演説をはじめていた・・・

お「元気いいだろ〜?
  ココだけの話、このコイキングは
  『黄金』を産むんだぜ。」

青「・・・黄金?」

お「そう、
  コイキングは1日にたまごを千個産むんだ。
  その千匹のコイキングがまた千個たまごを産んでみなよ。
  千の千倍だから百万!
  その百万匹が千個のたまごを産んで皆よ。
  そりゃぁもう、天文学的数字だぜ」

2「・・・んで、結局は
  黄金とコイキングどっちを産むんですかぃ( ̄ー ̄」

お「(ギクッ!)
  実は黄金というのはたまごの事でね、
  このコイキングが産むたまごは黄金でできているんだ。
  コイキングが沢山産まれるだけでなく、からも売れるなんて、
  もぅ!一石二鳥だろ?」

青「う〜ん・・・今考えたんですけど、
  コイキングってあの体じゃ、
  たまごを一個ずつ産むのが精一杯だと思うんですが・・・。
  そうすると、コイキングは、
  平均で86,4秒おきにたまごを産む事になります。
  このコイキングはもうたまご、
  を2個ぐらいは産んでいないとおかしいのでは・・・?」

お「(う・・・)
  まぁ、コイキングのたまごは小さいからね。」

2「・・・んまぁ、例えそうだとしても、
  我々がそんな数のモンスターボールを所有していると?」

お「(う゛・・・)
  じゃぁ、産まれたコイキングは誰か他の人にあげればイイじゃないか。」

青「そんなに知り合いいないんで〜私は結構です。」

そういうと、2人はコイキングを謎の親父に手渡した。

・・・しかし、ココで諦めないのが商売人なのだろうか、
謎のコイキング売り親父はそれでもなお、2人にコイキングを売りつけようとしていた

お「ちょっと待ってよ〜、
  実はね、このコイキングにはさらなる秘密が・・・」

2「・・・・・・どうします〜?」

青「・・・・・やっぱり、アレですかねぃ(ぇ」

というやいなや、2人は腰にあるモンスターボールへと手をかけていた。
2人が出したポケモンはニョロゾとチョンチー・・・
まるで示ししあわせたかのように同じタイプのポケモンである。

お「・・・な?」

2人「水鉄砲!!」

これまた示し合わせたかのようだった。
2人は全く同時に、しかも全く同じ技を命令していたもちろん標的は・・・・

コイキング売りのおやじ!!

ズゴーーーーーーーーッ!(←え

お「でぇぇぇぇぇぇ!」

謎な叫び声と共に、コイキング売りのおやじは空高くへと消えていった。(ぇ

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もどりゅ


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