
| 青「大丈夫ですかね〜あのおじさん?」 2「さぁ・・・?(ぇ でもまぁ、ポケモンを売るって事はあんまり好ましくないし、 飛ばしても多分、大丈夫だと思いますけどね(ぇぇぇ」 青「ですよね。 ・・・にしても、良く飛んだな〜♪」 2「本当ですね☆ 水鉄砲で物を飛ばす競技があったら多分、世界記録だと思いまする☆(ぇ」 青「かも知れませんね〜、 でも残念ながら、そんな競技は聞いたことが・・・(^^;」 2「そりゃ、2しゃんが今作りましたからね〜、 いっそのこと、本当に作りますか( ̄ー ̄♪」 青「それはさすがにキツイですよ〜(笑」 などと、他愛もない話をしながら2人はしばらくそこにたっていた。 辺りは先ほどの小さなトラブル(?)など無かったかのように静まりきっている・・・ 気が付けば、すでに太陽は西に傾きかけていた。 辺りのトレーナーもほとんど見かけない。 おそらく、近くのポケモンセンターかどこか野宿できそうな場所へ移動して、 夕食の準備でもしているのであろう。 2「・・・そろそろ行きましょうか〜?」 青「そうですね・・・行きましょう。」 太陽が西に沈みそうにも関わらず、 2人はもう少し先へと進もうとしていた。 そして2人が数歩動くか動かないうちに・・・ ドッカーーーン!!! 2人「!!!!!???」 突然のことであった。 2人の右手前方からすさまじい爆発音と共に、黒い煙が立ちこめている。 2「わっ!?な、何だっ!!?」 青「爆発・・・!? でも何故あんな所で・・・」 2人は何をしてよいのかわからず、 ただただそこに立ちつくしているだけだった。 すると・・・ ちょうど爆発音のあった方から、 なにやら赤い物が猛スピードで2人の方へ向かってきた。 そのすぐ後ろには黒っぽい二つの物が、 これまたすごいスピードで向かってきているのが見える。 2「・・・今度は一体何なんだ〜?」 青「さぁ・・・?」 そんなうちにも、その赤と黒の物は2人の方に向かっていた・・・ 今ではぼんやりとだが、それぞれの形が把握できる。 ・・・黒い方は人間であった。 男と女が1人ずつ、寸分違わない歩調で走っている。 一方赤い方は・・・ 2人には、これが一体なんなのか全くの検討が付かなかった。 ただ一つわかったことは・・・ この赤い物は、ポケモンであるということである。 2人は同時に顔を見合わせた。 青「アレは見たことのないポケモンですね・・・にしても、 何故あの2人はポケモンを使わないで、 あのポケモンを追っているのだろう・・・」 2「それに、さっきのあの爆発・・・ マサカ!?(ぇ」 青「もしかしたらっ!? ・・・・・・行きましょう!!」 2「よしっ!!(ぇ」 これらのことからただ1つ、確実に言えること。 それは、このポケモンがピンチに立たされているということである。 さっきの爆発等の状況にただならぬ気配を感じた2人は、 赤いポケモンを助けに走っていたのである・・・。 先に現場にたどり付いたのは2しゃんだった。 (2しゃんは青龍に比べて、背も高く、足も速い。) 赤いポケモンはまるで隠れるかのように、2しゃんの後ろに身をひそめてしまった 少々息を切らしながら、 2しゃんは2人をまざまざと見つめた。 2人は冷酷そうな目つきでそれを見つめ返す・・・ ちょうどその時、青龍があえぎながら2しゃんに追いついた。 |