パシャン・・・
長い前髪をかきあげると、雫が柔らかそうな頬を伝って落ちる。
色っぽい・・・
温まった肌はほのかに桜色に染まり、月夜の明かりで、蒼い瞳は、その色を深める。
「?何だよ?」
「え!・・あ・・いや・・その・・」
視線に気づいた蛮が不機嫌な声を上げる。
まさか、綺麗過ぎて見とれていたとも言えず銀次が慌てふためく。
「何だよ?変な奴・・」
柔らかく笑う蛮。
う・・わぁ・・・もうだめだ!?
「んん!!」
我慢できなかった銀次が蛮の唇を奪う!
「ちょ・・銀・・ふっ・・・ん!」
逃げようとする蛮の顎を掴みさらに深く口付ける。舌を差し入れると、銀次を何とか話そうとしていた手から力が抜ける。
「・・・ごめん・・蛮ちゃん・・」
「!!あぁぁ!」
何の前触れもなく蛮自身に手をやると、蛮の背がそれる。
「我慢・・できなくなっちゃった・・」
「や・・やめ・・ひ!あぁぁ!?」
蛮自身を汲み上げてやると、蛮の口からは甘い喘ぎ声が上がる。何とか逃れようとしていた手が、今は銀次にしがみつく形になっている。
「んん・・・っつ・・・ふ・・・」
「蛮ちゃんも・・イイみたいだね」
蛮の耳元で囁いてやると目が見開かれる。
「ち・・ちが・・」
「何が?」
「ああっ・・・う・・ぁぁ」
耳に舌を差し入れ、あいている手で胸の突起をつまんでやる。
「イキそう?」
わざと意地悪く聞いてやると、潤んだ瞳がフルフルと首を振る。
「や・・・こんなとこじゃ・・・嫌だ・・」
「大丈夫だよ・・・もう誰もこないし・・イッちゃいなよ・・」
「・・・や・・・」
なおも首を振る蛮を心底可愛いと思う。
「ごめんね・・俺、蛮ちゃんがイク所見たい」
「銀・・・ああ!・・やぁ・・・」