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第7話「初心者アーマークエストに挑戦」 |
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前回、レベル5を越え、レベル6に目前というところまで経験値稼ぎをした僕。さらに次のプレイ時に、「Root」を駆使してソロでモンスターを狩り続けたところ、大過なくレベルを6にまで上げることができた。
そろそろ単純な経験値稼ぎもなんだな・・・。
そんな僕の脳裏に、ピーンとあることが閃いた。
(・・・そうだ、前に一応引き受けて、コンテナだけもらってほったらかしにしておいた初心者アーマークエスト(注1)。あれの簡単なやつなら、もう出来るんじゃないかな?)
そう思った僕は、早速アッカノンへ戻り、再びXalirilan Zarinokosalioと話をすることにした。話を進めると、Xalirilanは魔法の防具の作り方を、腕や胴体といった体の部位ごとに教えてくれた。話から判断すると、現時点では、材料が手に入りそうな部位と、手に入れるのは難しい部位があるようだ。その中で、一番簡単に出来そうな部位は・・・うーん、腕の部分の鎧(スリーブ)かな。
Xalirilan Zarinokosalio「スリーブは鎧の中で非常に重要な一部である。スリーブの素材を作るには、Grikbar Kobod Scalpを2つ、Coyote Skullを2つ、それとCloth SleevesをTinkered Sewing Kitで組み合わせるのじゃ。出来た素材とこのPatternを今度は普通のSewing Kitを使い、おぬしのSleeves of Collective Initiateを作り出すのじゃ」
とのこと。
さらにXalirilanは、この会話と同時にスリーブ用のPatternをくれた。あと必要なのは、Grikbar Kobod Scalpが2つに、Coyote Skullが2つに、Cloth Sleevesが1つ、ということになるわけだけど、このうちGrikbar Kobod Scalpは前回までのコボルド狩りでたくさん溜めておいたし、Cloth Sleevesも布鎧を売っているお店で簡単に手に入れることが出来るはずだ。
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ということで、スリーブを作るために探さないといけないのは、Coyote Skullだけでいいのだ。よし、これをやってみよう。
えーと、Coyote Skull、すなわち「コヨーテの頭蓋骨」と言うからには、コヨーテを倒せば手に入るんだろうな。確かスチームフォント山脈には a small coyoteというモンスターが相当数いたはずだ。幸い、こいつは僕一人でも十分倒せる相手だったと思う。本当にこいつが出すのかどうかわからないけど、とりあえず何匹か倒してみよう(注2)。
スチームフォント山脈を駆け回り、a small coyoteを発見しては「Root」の魔法で足止めをし、離れたところから動けないコヨーテにDDをぶち込みまくる。Root! DD! DD! DD! DD! Root! DD! DD! DD! DD・・・・(注3)。
そして倒し続けること5匹目。でた!一つ目のCoyote Skullだ。
さらに倒すこと4匹目。二つ目もゲット!
これで材料はそろった。都合9匹目でコンプ(注4)。運がいいのか悪いのか。どうかな?
さて、あとは前々から装備しているCloth Sleevesと、溜め込んでおいたGrikbar Kobod ScalpをTinkered Sewing Kitに入れてっと・・・。
「合成」ぽちっ。
・・・。
・・・。
あれ?
このコンテナタイプではアイテムを合成できませんでした!
なぬううううううううう。なぜじゃ!
よくよく見てみると、Tinkered Sewing Kitに入っているのはCloth SleevesではなくSmall Cloth Sleeves。どうやらサイズが違う(注5)とダメらしい。なんと、そんなところに盲点が・・・。
しかし、いくら探しても、ノームの街アッカノンにはスモールサイズの布鎧しか売っていないと言うことが判明してしまった。となると、別の街までいってミディアムサイズの布鎧を買わないと駄目なようだ。
結局、スティームフォント山脈を飛び出し、レッサー・フェイダークを抜け、グレーター・フェイダークにある樹上都市ケレティン(注6)まで足をのばした僕は、その樹上都市の偉容に感激する余裕もなく、やっとの思いでミディアムサイズの布鎧を発見し、ついにSleeves of Collective Initiateを完成させることができたのであった。
うーん、期せずしてこんなところまで来てしまったぞ。
・・・エルフの店員はデカいな。
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10時間1分 |
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注釈
(注1)コンテナだけ〜初心者アーマークエスト:
第二話参照。
(注2)とりあえず何匹か倒してみよう:
エバークエストのアイテムの中で、モンスターを倒すことで得られる、役に立つアイテムは、「あるモンスターを倒せばほとんど必ず手に入る」、というものではなく、「あるモンスターを倒すと時々手に入る」というものがほとんど。そのためa small coyoteがCoyote Skullを出すかどうかは、1匹2匹を倒したくらいでは判断できないので、数をこなす必要がある。
(注3)Root、DD:
第六話参照。
(注4)コンプ:
コンプリート(complete:完了する、完全になる)の略。EQ用語と言うより、俗語か?
(注5)サイズ違い:
エバークエストに登場する鎧は、基本的にはラージ、ミディアム、スモールの三種類のサイズがあり、それぞれ装備できる種族が決まっている。なお、魔法の鎧にはほとんどサイズがない。魔法の鎧は伸び縮みするようだ。
(注6)樹上都市ケレティン:
ウッドエルフの街で、大木の上に作られた足場そのものが街となっている、エバークエスト中でも屈指の変わった街。モンスターが徘徊する普通のゾーンの中に、街がそびえているため、狩りをする上で使い勝手がよく、フェイダー大陸の中心地となっている。ウッドエルフはスモール/ミディアムサイズの種族なので、この街に売っている鎧はミディアムサイズ。 |
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