成長日記 冒険記
ゼン爺の成長日記
  第8話「オークの巣窟、クラン・クラッシュボーン」
初心者アーマーを作るため故郷のアッカノンを後にし、グレーター・フェイダークのケレティンまで来た僕。
 
せっかくここまで来たんだし、初心者アーマーの材料を探している間にもレベルが上がって、もうレベル7だし、しばらくは拠点をここに変更してみようかな。
 
そう思った僕は、フェイダー大陸一の都会であるこの地に腰を落ち着けることにした。そのためにはまずはここにバインドをして、ホームポイントを変更しなくてはいけない(注1)。死ぬ度にアッカノンまで戻されるんじゃ、うかうか狩りも出来ないからだ。
 
バインドをするには、一番簡単なのは「Soulbinder」(注2)というそのものズバリな名前のNPCを探して、バインドをしてもらうことだ。ケレティンの場合、一番南東のリフトを登って、そのまま左、左へと進むとSoulbinder OakstoutというNPCがいる。首尾良くSoulbinderを発見した僕は、例によって「やぁ([H]キー)」で話しかけてみた。すると「バインドを希望する」と言えばバインドしてやる、とのこと。早速その通り言ってみると、体の周りに光のエフェクトが出て、あっさりとバインド出来たようだ。よしよし、これでいつ死んでも安心だ。
 
さて、いよいよ新天地での狩りだけど、どうしたもんかな。
 
すると、こんなOOC(注3)が流れた。
 
「Lv8前後の人、CCB(注4)行きのグループ組みませんか。オークリフト下で集まってます。」
 
とか何とか。おお、僕のレベルは7だぞ。間違いなく8前後といえる。ズダダダダダ。満員になる前に参加させて貰おうと、しゃにむに走る僕。ちなみにCCBとはクラン・クラッシュボーン(Clan Crushbone)というダンジョンの名前の略。オークリフトとは、CCBに一番近いリフトで、近くにオークヒルと呼ばれるオーク(orc)密集地帯があることからそう呼ばれる。


 
オークリフトを落りてみると、闇夜に紛れてハイエルフとウッドエルフの女性が3人程が待っていた。うっへっへ・・・じゃない、じゃない。、これじゃまるきしエロ爺だ。
 
ゼン「グループまだ空きありますかー?」
 
内心の動揺を隠しつつ(嘘)無邪気に聞く僕。
 
はるまき「ありますよー」
 
ということで、グレーター・フェイダーク生活十数分にして、早くもグループに参加することが出来た。いいテンポに事が進んでいるぞ。
 
さらに数分して、ウッドエルフとハイエルフのイケメン二人が加わって(ちっ)、定員いっぱいになった我らグループ一行は、いよいよCCBことクラン・クラッシュボーンへと乗り込んだのであった。
 
CCBに乗り込むと、中はあいにくのお天気。そして、オーク満載である。一行は入り口でしばし、CCBのどのポイントへ行こうか話し合った結果、まずはa orc taskmasterという名前の中ボスクラスの敵が出る場所を目指してみることにした。

 
入り口を入って右へ右へと進む。途中壁で区切られた道を抜けると、taskmaster前・・・なんだけど、早くもその途中でオークに襲われてしまった。やむなく急遽移動をやめて戦闘開始だ。記念すべき初のダンジョン内戦闘、始まりである。我がグループはパラディン、バード、ドルイド、ドルイド、クレリック、ウィザード、という少し魔法使い偏重気味の構成。想定外の戦闘ということもあって、魔法使いたちのDDが遠慮なく派手に乱れ飛び、画面いっぱいに火花を散らすと、戦闘はあっと言う間に終了してしまった。
 
ところが、そんな感じで万難を排しつつtaskmaster前まで行ってみると、残念なことに、そのキャンプスポットには先客がいた(注5)。しかたがないので、一度入り口まで戻ることにした。一行は入り口で再度話し合い、今度は左の小屋(注6)の方へ行ってみよう、ということになった。小屋というのは正式名称なのかよくわからないけど、とにかく左だ。

 
入り口を入って左へ行き、川を渡り、丘を登る。丘の上から見下ろすと、眼下にオーク達と、確かに小屋が目に入った。まずはあのオーク達を排除して、通り道を確保した上で、小屋の当たりに陣を張ろうというのが我々の計画である。
 
ってなわけで、丘の上で早速戦闘が始まった。ドルイドがHarmonyの魔法、通称ハモ(注7)をかけ、モンスターの反応を鈍くした上で、必要最小限のモンスターをプラーが引っ張ってくる。それを丘の上で迎え撃つのだ。
 
そんな風にして無難なオーク狩りを繰り返すこと3、4回。丘の下、小屋周辺からモンスターを排除出来たので、一行はぞろぞろと丘を下り、小屋の横に陣を張った。

 
その後、小屋の横でせっせとプル&キル(引っ張って来てぶちのめす)を繰り返す。ま、この辺は効率が良くなればなるほど単調なので細かくは語らない。ひたすら狩って狩って狩りまくる。もう雑談しながらDD撃ってるだけ。
 
で、そんなことを二時間余り繰り返した結果、ついに僕はレベル8になることが出来たのであった。
 
レベル8! また魔法が増えるぞ、ふっふっふ。

 
ゼン爺の合計プレイ時間 12時間25分

注釈
(注1)ホームポイントを変更:
ホームポイントとは、死んだときに飛ばされる場所、のこと。またGateの魔法で戻る場所もホームポイントだ。キャラ作成時点ではホームポイントは故郷の街を出たすぐの場所に設定されているが、拠点を故郷から遠い街に移す場合、不意に死んでも、すぐに死んだ場所まで戻れるように、新しく拠点にした街にホームポイントを設定し直しておきたい。この設定し直すことを「バインドする」と言う。某ゲームのバインドとは意味が違うので注意が必要だ。ホームポイントを変更するには、本文中のようにSoulbinderと呼ばれるNPCを探すか、Bind Affinityの魔法を使えるPCに魔法をかけてもらう必要がある。
 
(注2)Soulbinder:
ソウルバインダー。バインドをしてくれるNPCの総称。基本的にほぼ全ての街と、その他一部ゾーンにいる。「バインドを希望する」と言えば、その場にバインドしてもらえる。
 
(注3)OOC:
Out of Characterの略。チャットチャンネルの一つで、OOCは同じゾーンにいる人全員へメッセージを送信することが出来るので、グループ募集や、物の売り買い、時には質問・雑談等に用いられる。
 
(注4)CCB:
クラン・クラッシュボーン(Clan Crushbone)の略。エバークエスト屈指の初心者向けダンジョンの一つで、グレーター・フェイダークに隣接している。ケレティンとの距離が極めて近いため、攻略しやすいのが特徴。初心者向けでシンプルながら、よく考えられた構成、モンスターのリンク具合の秀逸さなどからアントニカ大陸西部のブラックバロウ(通称BB)と並んでファンが多い。
 
(注5)キャンプスポットには先客がいた:
エバークエストでは慣習として、一つのキャンプスポットには一つのグループ、という暗黙の了解がある。キャンプスポットの優先権は基本的に早い者勝ちで得られる場合が多く、先客がいた場合は黙して語らず、別のポイントへ移動した方が無難。本当に必要なアイテムの出るポイントなどでは、空き順を予約したり、細かい約束事を当事者間でしたりもするらしい。
 
(注6)左の小屋:
CCB入り口から左方面にある小屋周辺のキャンプスポット。エルフやドワーフの囚人がオークに囚われている。SlaverやWardenといったオークがメインのターゲットとなる。
 
(注7)Harmonyの魔法、通称ハモ:
ドルイドの代表的な魔法の一つ。モンスターのリンクを切り(仲間を呼ばなくし)、一匹だけのプル(1pull)を可能にする魔法。ただし屋外でしか使えない。同種の魔法でクレリック等の使えるLullという魔法があるが、Harmonyのほうが複数の対象にまとめてかけられるので使い勝手がいい。


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