成長日記 冒険記
ゼン爺の成長日記
  第9話「チェスボードのスケルトン」
レベル8だ。新魔法だ。
 
というわけで、魔法を買おう。またしてもウェブサイトでしっかり魔法をチェックし、やはりDD系の魔法を買うことにした。今、拠点はケレティンなので、ウィザードの魔法を買う場所(注1)はケレティンに隣接しているハイエルフの街、フェルウィズがいいだろう。
 
ケレティンの南東に壮麗な城門を構えるフェルウィズは、アッカノンやケレティンとはまた違った、厳粛な雰囲気のある街だ。ま、観察はそこそこにして魔法を買おう。新しい魔法を手に入れるという欲求は、城内観光などでは押さえられやしないのだ。
 
さて、魔法を売ってるのはこのNPCだな・・・値段は・・・。
 
・・・。
・・・。
・・・4pp。


 
高いよママ。このデフレ時代に4pp(プラチナ貨)ですか? エルフは狂ってるな(注2)。と思いはしたが、仕方がない。全財産をはたいて新DDを買った。レベル8の魔法は一つ買うのが精一杯だ。あまりに高すぎる。
 
魔法を買い終えてフェルウィズを後にすると、前回CCBで組んでいた人達が、今度はBBM(注3)のゴブリンキャンプかチェスボードへ行ってみよう、と言ってきた。どうやら今、CCBは人口過多で獲物が少ないらしい。金欠病の僕には正に渡りに船である。ばんばん狩りをしてお金を貯めるのだ。
 
「チェスボードはお金にならないけどね」
 
え!?・・・ま、まぁいいですよ、行きますとも。と言うことで、僕も連れて行ってもらうことにした。
 
BBMとはブッチャー・ブロック山脈(Butcherblock Mountains)の略で、グレーター・フェイダークの隣のゾーンだ。バードの早足ソングに乗って、闇夜を裂いて突っ走る。・・・しかし暗いな。光源が欲しいもんだ(注4)
 
特に危険もなく、BBMに数カ所点在するゴブリンキャンプに到着した。ここでしばらくゴブリンや、その他コウモリやスケルトンなどのワンダリングモンスター(注5)を狩りまくるのだ。
 
せっせと狩り続けること数十分。みんなは気がついた。「ちょ・・・っと歯ごたえないかな」と。
 
ってことで、河岸を変え、今度は同じBBMにあるチェスボードと呼ばれる所へ行ってみようということになった。
 
チェスボードとはその名の通り、チェスボードとチェスの駒の形をしたオブジェのある場所で、なぜそんなものがあるのかという由来は不明。とりあえずノーラスにもチェスという遊具があるらしい、ということはわかった。
 
チェスボードそばの丘に登って遠望すると、夜明け間近のBBMにチェスボードが怪しく輝いている。どうやらチェスボードは自己発光するらしい。
 
怪しいボードだ。その怪しいボードの上に、an undead pawnという名の巨大なスケルトンが数体鎮座している。こいつを狩るのだ。
 
前回のCCB同様、ドルイドがハモをかけ、一匹づつプラーが引張って来るのを、待ち構えてみんなで叩く。

 
結局、三回ほどリスポーンするまでan undead pawnを回した我々一行は、その日はもう現実世界で夜遅かったという事もあり、売り物をBBMのドワーフに売りさばいてお金を分配し、解散したのであった。
 
ま、チェスボードに関して僕の感想としては、記念に一回くらい行っておけばいい、って感じかな。何しろ・・・お金にならないのだ!

 
ゼン爺の合計プレイ時間 13時間45分

注釈
(注1)ウィザードの魔法を買う場所:
ピュアキャスター系の魔法は、原則的にはその職業に就ける種族の街にしか売っていない。ウッドエルフの街ケレティンや、ドワーフの街カラディムには売ってはいなく、ハイエルフの街フェルウィズやノームの街アッカノンには売っている。
 
(注2)エルフは狂ってる:
あとでノームの街で値段を見てみたが、やっぱり4ppだった。どうやら狂っているのはノーラス全土のようだ。
 
(注3)BBM:
ブッチャーブロック山脈(Butcherblock Mountains)の略。フェイダー大陸の西端に位置するゾーンで、ダグナーの大釜、グレーター・フェイダーク、それにドワーフの街カラディムに隣接している。また、BBMにある桟橋から船に乗れば、アントニカ大陸や、クナーク大陸へと渡ることが出来る。
 
(注4)光源が欲しい:
たいまつやランタンをはじめ、エバークエストには灯りになるアイテムが多数用意されている。これらを持っていると自分の周囲が明るくなり、夜間の視界が改善される。ゼンはノームなのでそこそこに夜目が効くため、お金をケチってランタン等を購入してはいない。人間のような夜目の効かない種族にとっては、光源の有無が生死を分ける場合もある。
 
(注5)ワンダリングモンスター:
一カ所に留まらず、ゾーンを徘徊しているモンスターのこと。ダンジョンのゾーンを徘徊するモンスターもワンダリングモンスターの一種だが、日本語では「巡回」と呼ばれることが多い。逆にフィールドのゾーンを徘徊するモンスターは「巡回」とはあまり呼ばれない。


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