成長日記 冒険記
ゼン爺の成長日記
  第19話「オアシスのハイウェイ」
レベルも19になり、20の大台に乗るのもあと少しだ。
 
少しずつ効率が落ちているとはいえ、まだギリギリでハイパス・ホールドのオークでも稼げるのだけれど、相変わらずハイパス・ホールドは混んでいるし、そろそろハイパス・ホールドも卒業したいので、この日は別の場所に狩り場を求めることにした。
 
さて、どこへ行こうかな。こういうときには同じレベル帯の人がどこにいるのかを、「/who」コマンドで調査するのが手っ取り早そうだ。
 
今僕のレベルは19なので、「/who 19 all」と入力してみよう。
 
こうすると、レベル19の人の一覧が表示されて、その人がどのゾーンにいるのか、ということまで表示されるのだ(注1)

ふむ・・・、ハイパス・ホールドにハイ・キープ・・・は今飛び出したばかりだし、クラッシュボーン、アンレスト・・・は遠いな・・・オアシス・・・オアシスか・・・。
 
オアシス。
 
以前にも行って、サンド・ジャイアントの怖さに逃げ出したのを思い出す。でも今ならレベルも上がったし、同じオアシスのゾーンでも、もっと安全な場所でキャンプ出来るのかもしれないな。
 
何より同じレベルの人がオアシスにいるわけだから、そうそう危険もないのではなかろうか。よし、また行ってみるか。
 
ってなわけで、僕は再びオアシス、こと、マーのオアシスに向けて旅立ったのであった。
 
オアシスに到着するなり「/OOC」で「グループ探してますコール」を飛ばす。すると、早速返事が来た。
 
返事 「オーク・ハイウェイに空き1あります」
 
ゼン 「えーっと、それ、どこでしょうか?」
 
返事 「海岸側から見てオアシスの対岸です」
 
ゼン 「わかりました。行ってみます」

 
砂漠に広がるオアシスを、岸に沿って海岸側からぐるっと半周する。

走っているとオアシスの中心には中島があって、その上に恐ろしげな幽霊がいたりするのが目に入る。
 
レベル40近いモンスターらしいので、間違っても近寄らないようにしよう(注2)
 
オアシスを半周して対岸に到着すると、お目当てのグループが狩りをしていた。いつものように「やぁ」と挨拶をすると、グループに参加させてもらうことができた。
 
この場所でオアシスに背を向けて砂丘を見ると、アップダウンの激しい砂丘の上をオークが数匹うろうろ歩いているのが目に入った。どうやらこのオークが歩いている様子から、ここはオーク・ハイウェイと名付けられているらしい。
 
オークの「/c」の色は黄色から緑まで様々。どうやら、ハイパス・ホールドのオークよりも弱いのもいれば強いのもいる、といった感じのようだ。
 
キャンプは順調に続いた。
 
あまりに順調なので、みんなで突然ダック(かがむ)をしてうろうろしたり、無意味に目玉を召還(注3)したりして遊ぶ余裕まである始末。
 
プラーの人が一生懸命走り回ってモンスターを引っ張って来ているというのに、待っている方はノンキなものである。
 
そして、狩り続けること数時間。
 
ゼン 「DING!」
 
ついに僕はレベル20に達することが出来た。


レベル20といえば、名前の後ろに名字を付けることが出来るレベルであり(注4)、やっと一人前という意味合いの強いレベルだ。
 
とはいえ、名字は今のところ考えてはいないし、しばらく付けることはなさそうだ。それでも、とにかくレベル20という数字にはなんとなく達成感がある。普通に嬉しい。
 
さらに、レベル20になるとウィザードはいくつかの瞬間移動魔法(注5)を覚えることが出来る。
 
これを覚えれば狩り場間の移動がぐんと楽になり、気軽に遠出も出来るようになるのだ。
 
レベル20になった喜びを胸に秘めつつ、狩りを続けた僕は、その後グループが解散になったと同時にフリーポートの街へ戻り、フェイダー大陸への船が出る桟橋へと向かったのだった。瞬間移動の魔法はフェイダー大陸へ渡らないと買えないからだ。

ゼン爺の合計プレイ時間 2日22時間31分

注釈
(注1)どのゾーンにいるのか表示される:
「/who」コマンドによる現在位置の一覧は、ゾーン名が英名の略称で表されているため、分かりにくいゾーンもいくつかある。クラン・クラッシュボーンは「crushbone」、アンレストの館は「unrest」と分かりやすいが、一方キング・ゾーブの渓谷などは「beholder」と表示され、予備知識がなければなんの事やらさっぱり分からない表示になっている。
 
(注2)オアシス中島の幽霊:
a spectreというモンスター。ソロで倒すにはレベル40程度が必要で、レベルだけならサンド・ジャイアントに匹敵する。
 
(注3)目玉を召還:
ウィザードの魔法Eye of Zommのこと。魔法の目玉を召還して、その目玉を自由に移動させて偵察することが出来る。偵察用としてなかなか便利な魔法だが、「目玉を召還する」という奇妙さから、ウケ狙いとして使うことも多い。
 
(注4)名前の後ろに名字を付けることが出来る:
レベル20になると「/surname (名前)」というコマンドで、頭上の名前の後ろにもう一つ、別の名前を表示させることが出来る。たとえばゼンの場合、「/surname ジイ」と入力すると、「ゼン ジイ」と頭上に表示されるようになる。名字は一旦つけると原則的には変更できないので慎重に考えよう。
 
(注5)瞬間移動魔法:
通常のGateはホームポイントに移動出来るだけだが、ウィザードとドルイドの持つ瞬間移動魔法は、その他いくつかのポイントへ瞬時に移動が出来る。レベル20の段階では移動出来るのは自分一人だが、レベルが上がるとこの効果がグループメンバー全員に及ぶようになり、グループの移動に大きく寄与するようになる。


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