成長日記 冒険記
ゼン爺の成長日記
  第27話「カジック・シュールのリザードマン」
カジック・シュール、というダンジョンがある。
 
ノーラスの邪神の名前をそのままとったこのダンジョンは、かつて英語版エバークエストにおいて、中級者の登竜門的な役割を果たした有名なダンジョンである。
 
また、その後英語版で超上級者向けダンジョンに改装されて、その中級者の登竜門的役割を終了したという歴史を持っている。
このカジック・シュールが、日本語版エバークエストでは、旧カジック(中級者向け)なのか、それとも新カジック(超上級者向け)なのか、というのがエバークエスト日本語版開始当時、一つの話題になっていた。
 
この件は、「日本語版では旧カジックらしい」ということで結論づけられたわけだけど、まだ僕はこの目でこれを確かめたわけではない。
 
ってなわけで今回は、このカジック・シュールへ偵察がてら行ってみることにしたのだった。
 
カジック・シュールはオーガの故郷オゴックのある、フィーロットの南端に大きくその入口を広げている。
 
入口周辺には、英語版において新カジック開設の影響で、フィーロットに追い出された、旧カジックのリザードマン(a lizard fanatic等)達がそこかしこに陣取っていた。
カジック・シュール自体の新旧に関わらず、フィーロットは新カジック対応版になっているらしい。これでカジック・シュール内部が旧カジックだとすると、カジック・シュールとフィーロットの2ゾーンに、同じモンスターが二つのゾーンにダブって配置されているということなのだろうか。そんなことがあるのかな・・・。
 
やっぱりカジック・シュールは新カジックなのではないだろうか。そんな不安を抱きながら、Invisibilityの魔法でリザードマンの目をかいくぐりつつ、カジック・シュールへと進入する。
 
中へ入ってみると、外にいたリザードマンが赤かったのに対して、中のリザードマンは緑だ。弱い。
 
ああ、どうやらやっぱり、中は旧カジックらしい。
 
安心した僕らは、通称CY(Courtyard)とか呼ばれるカジック・シュールの中庭へと歩を進め、その一角の木の下に陣取ることにした。
カジック・シュールには他のダンジョン同様いくつかのキャンプポイントがあるけど、今のレベルでこなせるのは、せいぜいメイズ(Maze)と呼ばれる、迷路状の通路を行き交うリザードマンを倒すことくらいだ。
 
プラーがメイズからリザードマンをおびき出して、CYに陣取った僕らが叩く、という形でキャンプを進めていくのだ。
 
メイズにいるリザードマンは弱い順に、warder、defender、sentinelの三種類。レベル24の僕からすると、defenderで普通、sentinelが来ると経験値がおいしい、warderだと残念、といった感じだ。また他にも魔法を使うシャーマン系とおぼしきリザードマンもいるようだ。
 
ゾーンには僕らとあと二人しかいなかったため、CYの広いスペースを有効に使いながら、着実にリザードマンたちを倒し続ける。
 
特にレアモンスターなどが出ることもなかったので、単調と言えば単調だったけど、頻繁に出るファイン・スチールの武器(注1)を大量に拾うことが出来たので、お金はたくさん溜まりそうだ。
 
その反面、経験値は・・・うーん。どうだろう。リザードマンは結構強い割には、あんまり経験値が多くない感じだ。
以下は、僕の推測に過ぎないんだけど、エバークエストはRoK、SoVとバージョンアップするごとに、モンスターのもつ経験値が増えている。それに対応するために、クラシック地域を中心に一部のダンジョンでは経験値にボーナス(注2)が付くようになっている(らしい)。
 
だけど、日本語版で独自に旧バージョンに戻したカジックには、経験値のボーナスがないんじゃないだろうか。今までに行ったナジェナやラニーアイと比べて、その程度にしか経験値が増えなかったのである。全然違うかもしれないけど。
 
とにかくそんな感じで、十分な戦利品と、そこそこの経験値を稼いだ僕らは一路フリーポートへ向けて帰ったのであった。
 
あ、そうそう、余談だけど、その帰り道にマーのオアシスで、そこに巣くう巨大ワニLockjaw(注3)を仕留めることに成功した。
 
偶然通りがかったら遭遇してしまったのだ。「いつか倒す巨大モンスター」の最初の一匹目を達成、という感じで、満足満足である。

 
ゼン爺の合計プレイ時間 5日16時間2分

注釈
(注1)ファイン・スチールの武器:
レベル20以上になってくるとモンスターの持つ武器がラスティー(Rusty)やブロンズ(Bronze)から、ファイン・スチール(Finesteel)になってくる。ファイン・スチールの武器は、店で売っているノーマル品よりも性能がやや高く、売れば数プラチナになる。ファイン・スチールを出すモンスターを倒せるようになると、冒険者のふところは一気に暖かくなるのである。
 
(注2)ダンジョンの経験値ボーナス:
公式に何パーセントという数字が出てはいない(と思われる)のだけど、一部ダンジョンでは確かに、同レベル、同名のモンスターを野外で倒した場合と比べて、多くの経験値が入るようになっているらしい。
 
(注3)巨大ワニLockjaw:
マーのオアシスのワニが出る海岸にまれに出現するモンスター。ワニ狩りをするレベル10台の冒険者にとっては、太刀打ちできない恐るべき相手だ。これに倒され、「レベルを上げていつか報復してやる」と心に誓うワニ狩り冒険者は多い。


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