成長日記 冒険記
ゼン爺の成長日記
  第38話「クリスタルの洞窟」
ベリオス大陸に行って以来、ベリオス大陸探検を繰り返す日々。今日も今日とて、ベリオス三昧なのである。
 
この日は東の荒野の中央に位置する、Ry'gorrの砦の中に入口があるというクリスタルの洞窟へ行くことにした。
 
このときすでに、僕はレベルを34まで上げることが出来ていたので、Portalの魔法(いわゆるGG)でアイスクラッド・オーシャンまではひとっとび。船に乗らなくてよくなったおかげで、ますますベリオス大陸も身近になったものである。
 
さて、まずはアイスクラッド・オーシャンから東の荒野へ行き、そこにあるというRy'gorrの砦まで行く。
 
東の荒野のほぼ中央に位置するRy'gorrの砦には、先日キャンプをした小屋のRy'gorrと比べて数段レベルの高いRy'gorrがひしめいている。
 
ここのRy'gorrもいろいろおいしいアイテムを出すらしいけど、今回の目的地はここではない。

Invisibilityの魔法をかけて砦の入口をくぐった僕らは、Ry'gorrを無視してそのまま砦の裏手へまわり、そこにある鉄格子のはまった小屋へと直行した。
 
この牢屋のような小屋の真ん中には小さな水晶玉のようなものが置かれていて、この水晶玉に触れる(注1)ことでクリスタルの洞窟の中へと入ることができるのだ。
というわけで、僕らは各々クリスタルに触れ、クリスタルの洞窟内部へと進入する。入ったところで、「全員にLevitateとInvisibilityの魔法をかけるように」とグループリーダーから支持を受けた。なぜLevitateが必要なのか?と聞いたところ、ついてくればわかる、とのことだったので、おとなしく指示通りにする。
 
さて、全員に魔法をかけ終えたところで移動開始だ。移動を始めるとすぐに吹き抜けに行き当たり、その内外には多重の階層からなる回廊が走っていた。吹き抜けを見下ろすと、かなり深い
 
我々の目的地は、ここの一番下まで行かないといけないらしいのだが、各階層は複雑に入り組んでいて、普通に道の上を走っていては、いつになったら最下層まで到達できるか分からない。そこで、先ほどかけたLevitateの魔法が登場するわけだ。

 
各自、しっかりLevitateの魔法がかかっていることを再確認すると、リーダーの「ここから飛んで」の指示のもと回廊上を歩くRy'gorrを尻目に、一気に吹き抜けを飛び降りた。
 
Levitateをかけてあるので落下のダメージもなく、程なくして最下層まで到達した。Invisibilityの魔法はこのダンジョンのほぼ全てのモンスターに通用するらしく、敵に見つかることもなかった。
 
うーん、簡単に最下層までこれはしたけど、一気にこんな奧まできていいんだろうか・・・
 
そんなことを不安に思いながら、最下層にある横穴を抜けてさらに進む。すると、突然暗かった洞窟の壁面がまぶしいばかりに明るい壁面に変わった。それと同時に、なんだかのどかなBGMが流れる。なにごとだ、っと思っていると、なんと目の前にドワーフたちの街が現れたではないか。

 
グループリーダー曰く、この街は「バインドこそできないものの、銀行を使えるし、ファクションをあげさえすれば売り買いもできる。なにより危なくなったらここまで逃げればドワーフのガードが助けてくれる」という場所なのだそうだ。だから一気にここまで下りて、この近くで戦おうという計画にしたらしい。
 
とりあえず来たばかりの今はこのドワーフの街に用がないので、街の場所を各自確認して、少し来た道を戻ることにする。再び暗い壁面のエリアへ戻った僕らは、そこから回廊の縦穴までの道の途中に陣取り、そこでRy'gorrを引っ張ってきては倒す、というキャンプを始めた。

 
キャンプを初めて最初の数匹は一匹づつ来たが、プラーが縦穴に到着するとだんだん一回に来る敵の数が多くなってきた。このとき、グループにはエンチャンターもバードもいなかったので、長い道をじりじり下がりつつ、パーキングで何とか凌いでいくことにする。
 
4匹来たときにはさすがに死ぬかと思ったものだけど、芸術的なパーキングを披露した我々は、なんとかかんとかキャンプを維持していく。
 
そんな風にして狩りをしていくうちに、いくつかのレアアイテムも手に入れた。
その中でも最たるものは、クリスタルの洞窟産黒ローブ、Blackened Crystalline Robe(注2)だ。

 
ついこのあいだ入手したナジェナ産の黒ローブよりも、さらに性能面では上をいくこのローブ。普通このローブはもっと奧にいる、イカのようなイソギンチャクのようなモンスターのボスが出すものらしいのだけど、まれにRy'gorrも持っているらしく、思いもよらずこんなところで手に入れてしまった
 
使えるのが僕しかいなかったこともあって、このローブは僕がもらうことができた。せっかく取らせてもらったナジェナのローブを脱ぐのは忍びなかったけど、やはり着替えると喜びに顔がほころんでしまう僕なのであった。
 
他にも兜や、剣や、重量軽減バック(注3)などのレア・アイテムを手に入れた僕らは、その後もなんとかMEZなしで狩りを続け、相当量の経験値を稼いでクリスタルの洞窟から引き揚げたのであった。


ゼン爺の合計プレイ時間 8日20時間9分

注釈
(注1)水晶玉に触れる:
この場合、近づいて水晶玉をクリックする、または近づいて水晶玉の正面で[U]キーを押す、という行為が「触れる」になる。
 
(注2)Blackened Crystalline Robe:
AC8、INT+6、CHA+5、耐Cold+10。ちなみにナジェナの黒ローブは、AC8、INT+3、STA+5、Reanimation Efficiency Iの効果付きだった。
 
(注3)兜や、剣や、重量軽減バック:
兜はForeman's Skull Cap(AC8、STR+4、STA+2、DEX+2、耐Cold+10)というチェインメイルベースのもの。剣はFrozen Long Sword(攻撃力7、速度26)という見た目が格好いい一品。重量軽減バックはHerbalist Pack(6スロット、ラージサイズまで格納、25%重量軽減)。
 


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