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第50話「カーノア城の犬人間」 |
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過去に通り過ぎたり、外で狩りをしたりしながらも、肝心の内部へは行ったことがなかった、ドレッドランドの中央にそびえるカーノア城に、今回やっと行ってきた。
今回も例によって空中を駆けてドレッドランドを切り抜けることにする。
もう僕はこの空中歩行には慣れてしまっていたし、グループメンバーのみんなもそれは同様だったようで、問題なくカーノア城までたどり着くことができた。
眼下に広がるカーノア城を上空からしばし眺めてから、着陸して城内へとゾーンする。
城内へ入ると、早速入口近辺で狩りをしているグループがいた。カーノア城では、入口から比較的近いキャンプポイントとしては、入口すぐのゾーン際、キャプテン、コートヤードと呼ばれる中庭(LCならleft courtyardで左中庭、のように略される)、あたりが定番らしい。
城内のモンスターは、ドレッドランドにもいた大きな犬人間(a drolvarg sentry等)や、カエソラにいたアンデッドに似たモンスターが主であるらしい。アンデッドは比較的奥の方に、犬人間は浅いところに多いようだ。
今回は入口すぐの場所はすでにキャンパーがいたので、空いていたキャプテンのポイントへ行くことにした。
入口からすぐにある跳ね橋をわたって、その先の部屋の二階へ上がる。その階段を上がったところが、キャプテンのキャンプポイントらしい。ここから、二階全域にいる歩哨のような犬人間を狩り続けると、たまにレア・モンスターのキャプテンが出現するらしいのだ。
というわけで、このポイントにたどり着いた僕ら一行は、おもむろにキャンプを開始した。
それにしても、モンスターが堅い。メンバーの中でも僕のレベルは低いほうだったということもあって、やってくるモンスターの多くは、赤や黄色だったんだけど、そのことを考えても、カーノア城のモンスターの堅さは尋常ではないという印象を受けた。堅いというか、ヒットポイントが多いのだろう。
いつもならDDを撃てば、それなりにガバッとモンスターのヒットポイントが減るのだけど、この犬人間どもは、チョビっとしか減らない。ヒットポイントをガバッと減らすことがウィザードの楽しみなのに、残念きわまりないモンスターだ。
とはいうものの、狩り自体は極めて順調だ。キャプテンこそ出てこないものの、危なげなく犬人間をさばきつづけていく。経験値のほうも申し分なく入ってきているようで、ウィザードの悲哀を別にすれば、キャンプの出来映えは上々だ。
その後、メンバーの一人が一旦抜けて五人になったり、キャプテンがでたものの今一つなアイテムしか出さなかったりしながらも狩りを続ける。
やがて、時間が経って引き揚げるころには、相当な量の経験値とお金を稼ぎ終え、波乱や起伏はなかったものの、非常に安定したキャンプに満足して冒険を終えることになったのであった。
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14日18時間0分 |
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