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第60話「酒場の女、海の男」 |
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「前回、デュラック湾の洞窟で手に入れたA Torn Luggald Robeというアイテムが、ガンサク湾の灯台の側にいるNPCから受けることのできるクエストのアイテムらしい」
そんなところから、この日の冒険は始まった。
なんでもこのローブ（の形をしたアイテム）と、もう一つ、同じくデュラック湾の酒場で取ることができるという、A Sharp Glass Shardというアイテムを見つけて、ガンサク湾の側にいるNPCに渡すと、ヘイストの効果がついたアイテムをもらうことができるらしいのだ。
ヘイスト付きのアイテムといえば、ウォーリア垂涎の品である。この時一緒だったウォーリア氏も、この話を聞きつけ、是非、酒場のアイテムを入手したいと申し出てきた。
私としても、LoYのクエストの一部始終を見届けてみたかったし、デュラック湾という新しいゾーンの全容を今だ知らなかったので、この日もデュラック湾での冒険をおこなうことに、反対する理由はなかったのである。
ってなわけで、今日も前日に引き続いて、デュラック湾でのキャンプだ。
前日はデュラック湾の中でも最高難易度に近いと思われる、地下の洞窟の中でのキャンプをしたのだけど、今回の目的地は地上にある酒場だ。
敵の港町をInvisibilityで姿を消して隠密潜入していく。以前にデュラック湾の酒場でキャンプ経験があるという方の先導のもと、一行はすぐに酒場の入口までたどり着いた。
楕円形の酒場の入口には、牙のような突起物が周囲に配置されていて、入口がそのままサメの口の様な形態をなしている。酒場の名称も、そのままズバリ「ハングリー・シャーク亭」。なかなか豪快なセンスだ。
酒場に着いた僕らは、このサメの口のような入口の外に陣取って、早速キャンプを開始する。酒場の内外のモンスターは、前日の洞窟の中のモンスターと比べると、レベル的に数段ほど劣るらしく、かなりの余裕があるキャンプとなった。
最初のうちは、初めての場所ということもあり、慎重に魔法を選んで撃っていた僕も、徐々に気が抜けてくる。
そしてしまいには、テキトーにIce Cometの魔法を乱射する、典型的なお馬鹿ウィザードになり果てていたのであった。
ああ、Ice Cometのエフェクトが派手だ。そして視界が悪い。ふふふ。
そんなこんなで、酒場の中に巣くうモンスターを、自己満足に浸りながら、全滅させてはリ・ポップを待ち、湧いた端からまたこれを倒していく。そんなことを何度か繰り返しているうちに、何十分後かには、酒場のバーテンダーから目的のアイテム、A Sharp Glass Shardを手に入れることができた。思ったよりあっさりと出てしまい、拍子抜けだ。
さて、目的を見失った僕ら。どうしようか？ と少し話し合った結果、落ちる時間までデュラック湾に停泊している船舶の一つに乗り込んで、敵の水夫を相手に一暴れしてやろう、と言うことで話は落ち着いた。
デュラック湾には数隻の軍用と思われる帆船が停泊している。それぞれの船には、それぞれ名前がついていて、それぞれの船の名前を冠したモンスターがそれに乗船している。今回目指したのは、Lady Dirulia号。船の中には、A Dirulia deck handと言うような名前の船上員が、我々の襲撃を待ちかまえているのだ。
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いざ、船上に乗り込んで、おもむろに船上員に襲いかかる僕ら一行。船の上のモンスターは、というか、このゾーンのモンスターは、反応して襲いかかってくる範囲が狭いうえに、比較的モンスターの配置が分散されているので、こうやってキャンプ地を開拓するときにも、一度に多くのモンスターに襲われることが少なく、楽だ。この時もほとんど一匹づつ、モンスターを始末していくことができた。
船上のモンスターは、酒場のモンスターよりも若干強い、という印象だ。でも、洞窟のモンスターよりは、やはり若干弱い。すでに洞窟の戦いを経験している僕にとっては、余裕なのである。
結局、船で出るという噂のレア・モンスターにお目にかかることもないまま、割と楽ちんなキャンプは、この日の深夜まで続いてのでありました。
その後、グループのウォーリア氏共々ガンサク湾のNPC、Gwen Lonnesのもとへ戻り、ウォーリア氏が集めたアイテム二つを渡すと、めでたくクエスト達成！ そのウォーリア氏にとっては初めてとなるヘイストアイテムを入手することができたのであった。おめでとう！
なお、私がこのGwen Lonnesに話しかけたところ・・・
Gwen Lonnes
「サンドバッグになりたくなければ、サッサと立ち去るがいい！」
とかいわれてしまった。眼帯姿でガラ悪そうだなとは思っていたものの・・・
・・・ニャロウ。
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19日20時間53分 |
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