成長日記 冒険記
ゼン爺の成長日記
  第61話「炎の魔人Efreeti・・・そして」
ここのところずっとLoYの新ゾーンに入り浸っていたので、逆に従来の、特にクラシックのゾーンが懐かしくなってきた。
 
そんなわけで、今回の舞台は久しぶりのナガフェンの寝室だ。クラシックのダンジョンも、オーソドックスさの中に様々な工夫が凝らされていて、実に趣深いものなのである。

 
そんなノスタルジックな感情にほだされた僕(ら)が向かったのは、ナガフェンの寝室の中でも、単独グループで行く場所では最高難易度を誇ると言われる、Efreetiの部屋だ。
 
これは、Efreeti Lord Djarn、というモンスターがたまに出現する部屋のことで、このEfreetiを倒すと、運が良ければ、キャスターにとっては喉から手が出るほど素晴らしい性能のブーツ(注1)を手に入れることができるのだ。

ナガフェンの寝室に入った僕らは、まずはさっさとコボルドが出現するエリアをぬけ、コウモリが出現するエリアへ行く。さらにこのエリアもさっさと通り抜け、Efreetiのエリア手前の、虫がいる部屋まで侵攻してしまう。この虫がいる部屋をまず掃除して、ここを拠点にEfreetiエリアの入口を攻略していこうというのが、今回の作戦の第一である。
 
虫の部屋とEfreetiのエリアのつなぎ目のあたりには、まれにレアな虫が出現するため、この虫を狙うキャンパーたちが、この虫の部屋に陣取ることも多い。かくいう僕も、以前この虫の部屋でキャンプしたことがあったので、ここまでの道のりには何の問題もなかった。
 
さて、いよいよEfreetiのエリアへ侵攻していこう。Efreetiのエリアには、インプ(imp protector)とガーディアン(lava guardian)という二種類のモンスターが、かなりの数徘徊している。この二種類のモンスターは、レベルの割にかなり強い部類のモンスターなうえに、一匹引っ張れば必ず三匹くらいがついてきてしまうという、まことにやっかいなモンスターだ。
 
一匹程度ならなんということもないけど、三匹も来てしまうと、下手をするとエンチャンターが寝かせるより早く、一瞬のうちにタンクが死んでしまう可能性がある。そんな事態はできるだけ避けたい。

 
ってなわけで、僕らは目玉召喚魔法等を駆使して、見えないところのモンスターもチェックしながら、丁寧にLull系の魔法を入れ、リンクを切ってからプルをするという、慎重策で進んでいくことにした。こういう戦術は、レベルの高いダンジョンになればなるほど、当たり前の、基本スキルになってくるらしい。テキトーに引っ張って、テキトーにぶちのめす時代は去りつつあるようだ。
 
LoYのデュラックがラクチンだったために、よけいに必要な戦術レベルのギャップを痛感する僕なのであった。
 
ともあれ、そんな風にして僕らは進んでいく。
 
虫の部屋と、Efreetiのエリアとを分かつ、溶岩の川を越えて進めば、いよいよEfreetiエリアのまっただ中だ。そこら中を徘徊しているモンスターを、Lullを駆使しつつ、片っ端からやっつけては進む。

Efreetiエリアの中心部は、巨大な溶岩の池になっていて、その周囲にある回廊状の大地に沿って、僕らは進んでいく。
 
そんなほぼ円形をなすEfreetiエリアの中で、Efreetiのいる場所は、時計の形で言えば11時の位置にある横穴の中だ。さきほど僕らが入ってきたのは、時計で言えば5時のあたりからである。ということは、入口と目的地とは、ちょうど溶岩の池を挟んで、向かい合っている形ということになるわけだ。
 
こうしてみると、右回りで進んでも、左回りで進んでも、Efreetiの部屋に到着するまでの距離はほとんど変わらず、したがってどっちから行ってもいいように思えるが、実はそれが罠。正解の道は右回り(反時計回り)で、左回り(時計回り)のコースは罠である。左回りに進んでいくと、事前に知らなかったらほとんど知覚不可能なほど、巧妙に隠された落とし穴に転落し、まず間違いなく死亡事故になってしまうという、地獄のコースなのである。
 
ってことなので、我々は入口から、4時、3時、2時、と時間をさかのぼる時計針のごとく、右回りに進んでいく。途中、何度もモンスターとの戦闘を挟むが、戦力的には問題はない上に、Lullを使ったプルにも慣れてきたので、比較的安心して進んでいくことができた。それぞれがきっちり仕事をこなすグループは、きびきびしていて美しい。

 
そして、じきにEfreetiが出現するという横穴の中の部屋に到着する。この部屋の中には、EfreetiのPHであるのを含め、数匹のモンスターがいる以外は、特に危険はない。この部屋の中でこれからキャンプをするのだ。
 
これ以後、キャンプを切り上げるまでにしたことは、特に取り上げるほどのことでもない。今まで進みながら倒してきたモンスターを、今度はリ・ポップする端から、Efreetiの部屋に引っ張り込んで、成敗し続ける。ずーっと、それだけ。
 
この辺は、まぁ、これがエバークエストだ! ってところですな。
 
・・・で、結局、残念ながら数時間のキャンプの中で、Efreetiが出現することはただの一度もなく、期待していたブーツも入手することはできないまま、キャンプは終わってしまった。最後の盛り上がりが欠けてしまいましたな、トホホ・・・。

 
だがしかし! ここで記念すべき成果を僕は上げることになった。
 
ふっふっふ。
ふっふっふっふっふ。

 
なんと! ついにレベルが50になったのである!
 
レベル50といえば、クラシックにおける最強レベルであり、
「ウィザード」の称号の最後のレベル(注2)だ。
 
ここまでの道のりを思い返しつつ、レベル60、65へ向けて、決意を新たにする僕なのであった。
 
なお、Efreetiが出なかったことはこの際考慮しない。

 
ゼン爺の合計プレイ時間 20日4時間32分

注釈
(注1)素晴らしい性能のブーツ:
Golden Efreeti Bootsのこと。装備した際の見た目が、金色のブーツであることから、俗に「金靴」などとも呼ばれる。AC+5、WIS+9、INT+9、Enhancement Haste II(装備時)。
 
(注2)「ウィザード」の称号の最後のレベル:
レベル1の頃からのクラス名は、レベル51以降になるとそのレベルに応じて違う名称になっていく。例えばウィザードの場合は、レベル51になると「チャネラー」になるし、ウォーリアだったらレベル51で「チャンピオン」になる、といった具合だ。 なお、/whoコマンド等で特定クラスを検索する場合、「ウィザード」で検索をすれば、「チャネラー」だろうが「エヴォカー」だろうが、元々ウィザードだった全ての人が検索対象となるので、心配は無用だ。
 


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