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号外「ゼン爺の、LoY新ゾーンレポート〜」 |
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ついにエバークエストの拡張パック、「レガシー・オブ・イキーシャ(LoY)」が発売された。 僕もいち早くこれを導入し、新機能である鎧のカラー変更や、LFGウィンドウをいじって遊んでみたんだけど、せっかくの拡張パックなのにそれだけというのも少し寂しい。やっぱりどうせだったら、拡張パックで導入された大きな部分を楽しんでみなくてはなるまい。
今回の拡張パックで、最も大きな変化と言えば、やっぱり新種族「フロッグロック」の追加と、いくつかの新しいゾーンの追加だろう。このうち新種族「フロッグロック」のほうは、これを楽しんでしまうと「ゼン爺の成長日記」ではなくなってしまうので、この場においては却下。となれば、ここは一つLOYの新ゾーンを見に行くのが妥当な楽しみ方と言えるだろう。
ってなわけで、僕はLoYの新ゾーンを眺めに、物見遊山の旅へ出ることにしたのだった。
LoYの追加ゾーンには、オデュス大陸の端にある、ストーンブラント山脈から行くことができるらしい。かわいくないパンダのいる、あのゾーンだ。
噂通り、ストーンブラント山脈へ行ってみると、桟橋があり、そこにエルダイトのNPCが立って、こんなことを言っていた。
「ガンサクの灯台に住む者たちは、 Broken Skullの敵対勢力と戦っています」
「彼らの大部分は、 かつてその敵対勢力に属していました」
「貴方がそれほどまでに望むのなら、 この船に乗せてあげましょう」
Broken Skullとな。たしか、Clan Ykeshaと並ぶ古いトロルの派閥が、Clan Broken Skullだったはずだ。ストーリーウィンドウを確認してみると、やはりそんなことが書いてある。
エルダイトの話を統合すると、この桟橋の先には、Broken Skullから離反した、このエルダイトの同盟者が住む灯台があって、そこまでここから行くことができるようだ。
ということで、ここからゾーンをして「ガンサク湾」というゾーンへ入ることにする。
ガンサク湾へ入ると、そこには話の通り灯台があって、その周囲には小さな集落が形成されている。この集落は、少なくともノームにとっては友好的な集落のようで、話しかけたり、買い物をしたりすることができるようだ。
どうやらここが、LoYゾーン探索の拠点になるようだ。
ひとしきり灯台の集落を探索した後、集落の外へと飛び出してみることにした。InvisibilityとLevitateをかけた状態を維持しつつ、ガンサク湾の一角にある、船の墓場のような場所を歩き回る。
ここにいるモンスターの大半はInvisibilityが通用するらしく、姿が現れることに注意しさえすれば、比較的安全に探索できるようだ。たまにInvisibilityを見破るアンデッドがいるのに注意をしながら、新しいモデルの今まで見たことがないようなモンスターに新鮮味を感じつつ、歩き回る。
しばらく歩いていると、岩壁に広い隧道の入口が口を開けているところにたどり着いた。見回った限りでは、ここ以外に進めそうな場所もなかったので、やや怖いながらもこの隧道を突き進んでみることにした。
隧道の中には、キノコ、花の化け物、そして人間やトロル型のモンスターが多数徘徊している。Invisibilityが切れる場所によっては、やばいことになりそうだ。これらのモンスターのレベルは概ね40前後といったところだろうか。レベル48の僕から見て、青や水色がほとんどである。
とりあえず迷わないように、左の壁に沿って進むことにする。こうしていれば、戻るときにも、また仮に死んでしまって死体を回収するときにも、迷うことはないだろう。
進んでいくと、集落のようなところに出た。おー、街だ! わーい! ・・・
とばかりに突き進むが、どうも様子がおかしい。そこにいるのは、人間や、ノームや、エルダイトや、ダークエルフや、トロルといった、多種多様な種族のNPC。そしてその名前は、a dark elf pillager(ダークエルフの略奪者)とか、an erudite plunderer(エルダイトの略奪者)・・・。
こ、これは、もしや敵地というやつでは・・・。
幸いInvisibilityが効いていたので襲われはしなかった。じりじりと後退し、安全なところでInvisibilityを切って、「/c」でファクションを確認してみる。
『攻撃的』
やっぱり悪者か・・・。あ、あぶねー。
再びInvisibilityをかけてから、この集落を軽く眺めまわってみる。どうやらここは、エルダイトの言っていた敵対的な連中、Broken Skullの集落なのかな? そんな感じの、悪者の巣窟のようだ。とはいえ、ここはそんなに大きな集落ではなく、Broken Skullの本拠地からすれば、小さな派出所程度の存在のようだ。NPCのレベルは僕から見て青が多いので、レベル上げ目的の狩りにはいい場所なのかもしれない。
この集落は袋小路に位置していて、この先に行くことは出来ないようだ。この集落を離れた僕は、来た道を少し戻ってから、再び左へ左へ進んでいくことにする。
しばらく行くと、突然ゾーンが始まった。隣のゾーンへの入口に突っ込んでしまったらしい。
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ゾーンの処理が終わってみると、そこは「ナドックスの地下聖堂」というゾーンだった。
しかし地下聖堂という割には、そこは溶岩しかないような場所。入口すぐには歩ける場所が少しだけあるものの、すぐに溶岩しかない場所に出てしまい、そこから先へ進めなくなってしまった。
そこで、溶岩の上をLevitateの魔法を使って飛んで進もうと思ったんだけど、それもダメだった。
なんと、このゾーンはLevitateの魔法が無効化されると言う特殊なゾーンのようで、いくら唱えても詠唱を失敗してしまうのだ。
となると、先へ進むにはタメージを喰らいながら、溶岩の中を泳いで行くしかないのだろうか。さすがにヒーラーもいない今の状態で、そんな命がけの溶岩水泳大会を開催するわけにもいかない。この先を進むことはとりあえずあきらめて、再びガンサク湾にゾーンして戻り、またしても隧道を左、左へ進んでいくことにした。
ガンサク湾の隧道をさらに進んでいくと、またさっきのようなBroken Skull(?)の集落に行き当たった。今度はさっきの集落と違って、その集落の先に二つの隧道がのびている。今僕が来た道と合わせて、三つの隧道の結合点になっているようだ。軽く覗いてみたところ、残りの二つの隧道のうち一つは神殿のような巨大な建物と、もう一つは別のゾーンにつながっているようだ。まずは別のゾーンのほうに行ってみることにしよう。
ということで隣のゾーン、「Dulak」へ入る。ガンサク湾のBroken Skullの集落を、そのまま一つのゾーンにしたような、そんな感じのゾーンのようだ。
集落のように建物が林立しているゾーンで、その全域に各種族のNPCが徘徊し、おそらく全てが『攻撃的』だ。
さらに詳細に見回ってみると、どうやらただの集落ではなく、港湾の形態を持ったゾーンのようで、造船所や、停泊中の船舶が点在している。
あまり細かく様子をうかがって、隠れる場所のないところでInvisibilityが切れるのも怖い。ざっと見回って、「一応、ダンジョン扱いのゾーンなのかな?」と見当をつけた僕は、この港湾ゾーンをそそくさと立ち去ることにしたのであった。
ここは、レベル的にはレベル48の僕から見て青が多く、ガックや、ナガフェンの寝室と同等の難易度のように見えた。僕のレベルからすれば、新しい狩り場の登場、ということになるのかもしれない。
今度は集落から伸びるもう一つの隧道の先にある、神殿のような建物に入ってみることにする。
なかは城のような感じで、大きなドアがいくつかあり、そこから中に入ることが出来た。
中にも、集落と同じようにNPCがあちこちに徘徊していて、Invisibilityが切れたときのことを思うと非常に怖いものがある。
できるだけ速やかに探索を終えようと、さっさと突き進んでいく。するとすぐに、最奥部らしき謁見の間のようなところに到着してしまった。
謁見の間には玉座のようなものがあり、そこにモンスターがたたずんではいるものの、どうにも閑散としている。
んー、これで終わりかな? ずいぶんと閑散とした建物だけど・・・。
と、やや拍子抜けた印象を感じつつよくよく部屋の中を見てみると、その謁見の間のような部屋の横に、小さな廊下がのびていた。お、まだ奧があるのかもしれない。そう思ってその道を少し進んでみると、そこでゾーンが始まった。
着いた先は・・・
「ナドックスの地下聖堂」
おお、さっきの溶岩のゾーンではないか。しかも、今度は普通に建物内のような様相を呈している。典型的なダンジョンゾーンのように見える。こっちが正面玄関ということなのかな?
しかし、入口周辺から、すでに黄色いモンスターがいるな・・・。怖いのでInvisibilityでつっこまずに、目玉を召喚して飛ばしてみると、すぐに真っ赤なモンスターも発見することができた。
このゾーンは、かなりレベルの高いゾーンのようだ。
ま、結構いろいろ見ることが出来たし、この辺が潮時かな。
そう思った僕は、ここでLoYゾーン物見遊山の旅を一旦打ち切り、ガンサク湾の灯台まで戻って、ログアウトすることにしたのであった。
うん、いろいろ新しいゾーンがあって、楽しめそう。今度は仲間を連れて、本格的に挑んでみたいものだ。
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