- 351 名前:風と木の名無しさん:2006/11/13(月) 19:25:28 ID:m99S5GeRO
- 螺旋さん、時事ネタだと思って避けてましたが
改めて最初から読み返してみて関係性にちょっと期待です
- 352 名前:風と木の名無しさん:2006/11/13(月) 21:01:54 ID:tzMwhQsiO
- 「ちょっと期待」ってあたりがリアルでいい!
「ちょっと」しか「期待」されてない螺旋さん、
したらば雑談は読んだ??あたたか〜いメッセージがイッパイだよ!
- 353 名前:風と木の名無しさん:2006/11/13(月) 21:23:56 ID:m99S5GeRO
- >>352
螺旋さん宛てのコメント
- 354 名前:初仕事25:2006/11/13(月) 21:33:54 ID:0u41dzcc0
- スカ要素あり
誰かが水を流す音で目が覚めた。丸一晩、眠っていたように感じる。けどきっと一時間か
そこらのことだろう。そういうことはよくある。疲れきって、僕はまるで穴の中に頭から
落ち込むようにして眠ってしまったんだ。
シャワー室から戻ったあと、いつもの位置に陣取るのはやめた。壁際の定位置に座って
まっすぐ目を上げるとガチャメが見えるから。もう彼を見たくなかった。というより、
彼に見せた自分の姿を思い出したくなかったんだ。
横の壁に移動したけど、ついたて壁の裏の便器が丸見えなんだ。まるでトイレ中に
へたり込んでいるみたいで悲しくなる。
「ぐっすりだったなー。寂しかったぜホクロちゃん」
いきなり髪をつかまれ、ぐいと上を向かされた。
うぇ、げぇっと思わずうめき声をもらす。トイレから出てきたツメカミが、僕の口に自分の
ものをねじこんできたんだ。放ったばかりの汚物の匂いが尿道の中から染み出してくる。
きっとこのままならその残滓も僕の舌の上に押し出されてくるだろう。僕は必死でツメカミの
脚に腕を突っ張った。
「ぐ…あ、め…っ!」
「なに言ってんだよ。起きるの待っててやったんだぜー。早く舐めてくれよ」
首を振って逃げようとすると、じれたのか、頬を力いっぱい張られた。髪をまた掴まれて、
頭をひっぱり上げられる。思わず、ひっ、と声が漏れる。
「ちゃんと舐めて濡らせよ、痛えんだろ入れるとき」
そう言いながらまた無理やりねじこんでくる。ツメカミの言葉に、僕は目を見開いて訴えた。
いやだ、やめて、やめて。もうあんなことはいやだ。
「ほら、てめえのためだろ。ちゃんと舐め…っんだよ、もっとちゅぱちゅぱ言わせろよなあー」
「…ぅ…ぐ」
まだ寝起きのぼんやりした頭で、わけもわからぬ内にこんな目に遭わされてる。みじめだった。
髪が抜けそうなほどさんざん頭を振り回されて、今度は床に投げつけられる。同時に、股の
ボタンがばりばりと音を立てて外される
- 355 名前:初仕事26:2006/11/13(月) 21:35:04 ID:0u41dzcc0
- 「やめ…っ」
とっさに体を起こそうとするが、ゆっくりとしか動けない。なんでこんなに体に力が入らない
んだろう。のそり、と動いたところをいきなり蹴り上げられた。悲鳴を上げて、僕はうずくまる。
蹴られたわき腹を押さえてうめく。丸まった僕の体をまたツメカミが抱え上げて、硬くなった
ものを突き立ててくる。
「痛い…から。無理だよ。ほんと痛い…痛いん…だよ」
半分泣き声で懇願する僕の声などヤツの耳には届くはずもない。少しずつ角度を変えながら、
硬く張りつめたものを無理やり押し込んでくる。
「ちっ、入んねえよ。おめーが動くからよぉ」
不意に立ち上がると、ヤツはガチャメの足元に歩み寄り、転がっていたゼリーを拾った。
シリアルバーと交換したヤツだ。飲まなかったんだな、ガチャメ。そっと目をやると、
彼もこっちを見てる。
また、そうやって見てるんだあんたは。立てた膝の上に腕を力なく置いて、その指先は銀色の
かけらをもてあそんでいる。シャラシャラと指からこぼれたパズルのかけらがその足元に
星のようにまかれていく。
「おっし、これこれ」
ゼリーを手に、嬉々としてツメカミが戻ってきた。悪だくみを隠し切れない子供みたいに、
眉をひくひく上げている。本当に無邪気に意地悪そうな顔してる。
僕は力を振り絞って、立ち上がろうともがいた。床の上で膝がすべる。手をついてなんとか
立ち上がったけど、その脚に思い切り足払いを食わされた。ズダン、と鈍い音を立てて僕は
横向きに転がる。無防備にあいた腹を、またツメカミに蹴られる。痛い。息が苦しい。呻きながら
仰向いて、また横を向く。腹を押さえてのたうっても、苦しさはなかなか僕を解放してくれない。
ほとんどあらわにされていた下半身を、改めてツメカミに剥かれる。残っていたボタンもバリリ、
と音を立ててはずされ、裾から無造作にめくりあげられてしまった。ツメカミの手は意地悪く、
もっともっとというようにつなぎをめくりあげていく。僕は背中も半分ほどまで裸にされてしまう。
「いいねえ。中途半端に着てんのもスケベっぽいよな」
嬉しそうに言いながら、易々と腰を抱えて引き寄せる。なんで力が出ないんだ。もう少しまともに
抵抗したい。少しくらいは…。
- 356 名前:初仕事27:2006/11/13(月) 21:36:10 ID:0u41dzcc0
- 「ああっ!」
ツメカミが僕の腰をがっちりと抱え込み、座り込んだ。さっき手にしたゼリーの吸い口を僕の体に
ねじ込んでくる。
「いやだっいやだっ!」
床をかいてなんとか前へ逃れようとする。けど、腰をがっしりと横抱きにホールドしている
ツメカミの力にはかなわなかった。まるで奥の奥まで覗き込みたいように顔を近づけてくる。
ヤツの熱い鼻息がかかる。
「さ、たっぷり入れてやったからな。これですべり良くなんだろ」
ゼリーのパックを脇に投げ捨てると、僕の背後に立つ。さっきより強引な力でねじ込んできた。
「いっ…あーっ…」
歯を食いしばって耐える。辛い。けど、これでいいんだろう。人間こうなると、こういう行動に
出るってことで。ちゃんと撮ってるかなあ、カメラ。
「あっあっ…んんっ」
ほんとうに身勝手なヤツだと思う。力任せにねじこんでおいて、あとは無茶苦茶に突き上げて
くる。僕の様子なんて微塵も見てないんだ。こんなに辛くて、あぶら汗かいてるのに。
「あっ、はーっ!はぁっ…はああ」
やっとイった。前と同じ派手なよがり声を上げて、前と同じように全部僕の中にヤツは放った。
悔しい。なんでまたこんな目に遭わされるんだろう。特別小さいわけでも、ひ弱なわけでも
ないじゃないか。なんで僕だけが。ゆっくりと目を上げる。やっぱりガチャメがじっと見てる。
僕はぎっと視線を強めて彼を睨みつけた。犯れよ。あんたも突っ込めばいいじゃないか。
洗ってやる、なんて、あんなまだるっこしいことしてないで、ここで指つっこんでかき回して、
僕によがり声を上げさせて、ツメカミみたいにあんたも吐き出せばいいじゃないか。
見るな。黙ってそんなふうに、僕を見るな。僕が犯られてるとこを。
もう体の中に力は残っていなかった。犯られて、寝て、起きぬけにまた犯られて。
指一本も動かしたくなかった。こうして部屋の真ん中に、つなぎをめくり上げられてツメカミの
体液まみれになって転がってれば、次のお客さんが来るかもね。ねえ? そこで盗み見してる
ヒッツレさんも。犯ればいいんだよ。順番にさ。僕のこと、どろどろに汚していけばいいんだよ。
なのに、なんで黙って見てるんだよ。
- 357 名前:初仕事28:2006/11/13(月) 21:37:06 ID:0u41dzcc0
- この実験が、どんな結果に着地すればOKが出るのか、やっぱりわからない。けど僕は
ちょっと不思議な感覚にとらわれ始めていた。めちゃくちゃになればいいのにな、って。
僕はこうして犯られてる。犯られ続ける。そして僕だけじゃなく、みんな極限まで行って、
人としての姿を失うくらいひどいことになればいいのになって。
それがどんな姿かは分からない。自分自身の思いなのに、実のところどうなってほしいと
思ってるのかさえ、想像がつかない。殺しあうなんてとんでもないし、殴りあうのだって
いやだ。けど、うんとひどい目に遭えばいいのに、なんて思う。僕も含めてね。
ここまで汚されたら、もっともっとひどい目に遭わせて。泣き叫ぶまで。僕の体を二つに
裂いて、悲鳴も上げられないくらいひどい目に。そうしたら…そうしたらもっと、気持ちが
いいような気がしてきたんだ。僕、頭おかしいかもね。でも考えるだけなら勝手だろう。
そうだ、そう言えばそんなこと言われたよ、面接のときに。
キミはちょっと変わってる、目の前の穏やかな快楽は選ばない性質なんだな…ってよく
意味わかんないけど、こういうことなのかな。
今まで自分ではそんなこと考えもしなかった。でも、そうだね。さすが人をたくさん見て
きてる人は違う。僕の本性見抜いてたってわけだ、あの人。
けどやっぱり、今の僕にはそんなカオスな状況、さっぱり呼び込めそうにない。
だってツメカミひとりにこんなに踏みにじられて、立つことさえ出来ないんだから。
眠くなってきた。頭がぼんやりする。このまま寝たら、次に起きるときはまた、ツメカミの
処理に付き合わされるんだろうな。破滅の夢にとらわれながら、重くなるまぶたに抗えず、
僕は眠りに落ちていく。
ここまでです。
- 358 名前:風と木の名無しさん:2006/11/13(月) 21:57:21 ID:vXsGEsyJ0
- やべえ、めちゃくちゃ面白い。
おとなしいけど、泣きボクロちゃんの破滅的な性格が素敵だ。
展開が読めん
- 359 名前:風と木の名無しさん:2006/11/13(月) 22:32:29 ID:dHoCtfCf0
- 初仕事タン乙です!
泣きぼくろタンがただの可哀想な子じゃないのがすごくイイ!
ガチャメが萌ゆる。優しい人じゃなさそうなのになぜだ。
一体何の実験なのか、すごく気になる。
次の投下も楽しみに待ってるよ〜。
- 360 名前:風と木の名無しさん:2006/11/13(月) 23:11:13 ID:8LMLCe0L0
- 初仕事タン、乙!
泣きボクロちゃんがどう化けていくか楽しみになってる。
螺旋タン、携帯から乙です!
喧嘩強い受けタンがどう調教されてしまうのかこれからの展開にwktk。
携帯だと大変でしょうが、心から待ってる。
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