321 名前:風と木の名無しさん:2006/12/21(木) 04:48:25 ID:fdZyN3dOO
携帯からは見れない…19のまとめ……OTL

322 名前:風と木の名無しさん:2006/12/21(木) 10:35:04 ID:w+7blwDxO
>321
自分のだと見られるから、多分機種のせいだな。

323 名前:風と木の名無しさん:2006/12/21(木) 11:09:41 ID:Sq27LtFFO
リクエストされたページは表示出来ません。

N.T.T.DATAが作るサイトもこんなんばっかだったな。林檎メインでAll対応にコツコツやってた俺の会社は理不尽と闘う日々だったよ。
ま、個人的に18th以降は読めなくても問題ないからいいか…。

324 名前:風と木の名無しさん:2006/12/21(木) 11:46:36 ID:Gw8yHPRbO
323がなんか的はずれなこと言ってるけど
見えない人ってトップやしおりは見えるが、ログが見えないだけなんじゃないか?
それなら当たり前
ログはPC用のものしか元々置かれてないから
携帯じゃパワー不足で表示されないに決まってる
ブラウザ対応とか林檎対応とかとは別次元の話

325 名前:風と木の名無しさん:2006/12/21(木) 11:51:50 ID:3oJAIWCg0
何気にスレと無関係な愚痴だなw仕事なんだからガタガタ抜かすな>323
携帯でもフルブラウザとかなら見れるんでないの?

326 名前:風と木の名無しさん:2006/12/21(木) 12:04:24 ID:eZVbIMRX0
>>318
乙&感謝

19thの571よりつづき

327 名前:テュランの筏1/11:2006/12/21(木) 12:06:06 ID:eZVbIMRX0
七日目 午後

いつごろ、藤吾の笑い声が止んだのか、それすら僕は認識していなかった。
ただただ、じりじり焼かれる肌、革の軋む音に、神経を集中していたから。
クリフは時々思い出したように、藤吾をののしる言葉を浴びせた。
しかし決して、藤吾は挑発にのらなかった。
真上にのぼった太陽は、水面の反射効果を最大限に受け、僕たちを照りつづけた。
潮風も、今日はよどんでいるのか、生暖かい。
まもなくマストが揺れ、身じろぎと共に、楊玲が短く声をもらしはじめた。
ギュ、ギュッと革のこすれる音が、とても耳ざわりだった。
「お願い、楊玲。クリフのために、声を出さないで」
そうささやいたが、無駄だった。東洋のイントネーションで、楊玲は苦悶の呻きを上げた。
藤吾はにやりと笑った………かどうかは知らないが、声に応え、宣言通りクリフの頭に力をこめた。
抵抗もむなしく、頭部は海に沈んだ。激しく泡がたち、水をかく音がとどろいた。
かきあげる海水は、いかだの床をビチャビチャとたたく。
クリフの両足が、じたばたと何もない空中を蹴った。
楊玲の叫び声はつづいている。高く、低く。身をよじっているのか、右からも左からも。
藤吾は押さえる力をゆるめない。
海面にのぼるあぶくが少なくなり、クリフの生の痕跡をしめす、足の動きが弱まっている。
「頼む………楊玲。お願いだから………っっ!」
直後、僕はこの「お願い」が、どれだけ身勝手なものだったか、自分の身で味わった。

328 名前:テュランの筏2/11:2006/12/21(木) 12:07:17 ID:eZVbIMRX0
革のひもは、内側にあるものをいっせいに、締めにかかってきた。
肩と胴体と、そんな境目など知ったことないと、二の腕と胸部をつなぐ部分は、脇のしたの隙間を完全に埋め、それでも足りずに肉を締めあげた。
筋肉があらぬ方向へ、曲がる。脂肪の層を無視して、締まる革は直接骨を苛みに、縮みつづける。
「っ、くあ、っ………ああっ」
だめだっ、声を出したらだめだ。強く唇を噛みしめる。
楊玲の方も一段落ついたのだろうか。
今はただ荒い息を、不規則にはきだしているだけだった。
視界の端で、クリフが引き上げられていた。
肩をゆらして咳きこんでいる。前髪といわず、顔中から水滴がしたたり落ちている。
よかった、大丈夫みたいだ。そんな一時の安堵は、すぐにうち砕かれる。
かけられた海水が、胸部から下半身へと流れるその速度で、僕はふたたび誓いを破ってしまう。
「ん、ぁ………んあっ!」
じわじわと、ほんとうにわずかずつだが、革のひもはペニスを包みこむその圧迫を強めていた。敏感な部分にもう一つ。尻の間を割った革もまた、肉体をわりいって入りこんだ。
けど、これは………?
疑問を解決するひまもなく、ふたたび革はギュと音を立てて締まった。

329 名前:テュランの筏3/11:2006/12/21(木) 12:08:23 ID:eZVbIMRX0
「ん、っく………」
分かった。革のひもの、結び目だ。
胸部を絡める、ちょうど胸の先端にあたる部分に。尻の割れ目は、後孔にあたる位置に。
ペニスは、囲むあちこちに、微妙な段差と、ゆるやかなカーブをもつ、結び目が作られていたのだ。
『………ほかの部分の刺激を増して………』
いやらしく笑った藤吾の言葉を思い出し、僕は蒼白になった。
刺激って、こんな部分にっ!?
考える間にも、じわじわと革ひもはせばまっていった。
縛られる痛みと、敏感な部分を三点同時に責められる得も知れぬ感覚に、僕はもだえる。
「………っ、い、や、やめっ………」
革に命令をしてどうなるのか。ただ、僕の言葉はふたたび藤吾を動かしてしまった。
息をつぐひまがあったのかどうか。クリフの頭部が海中に沈む。
抵抗は最初激しいが、前ほどの時間をおかずに、すぐ弱まってしまう。
「クリフっ!」
僕の叫びに、藤吾は振り返り、クリフをさらに海へと押しこんだ。
「ぁあ………」
その短い、ため息めいた言葉を最後に、僕は頬の内側を強く噛みしめた。
傷つこうと、血が流れようと、何が何でも声を出すものか。
その決意の横で、楊玲は苦悶と快楽のいりまじった声をあげはじめる。
楊玲が、気がすむまで叫び、クリフが引き上げられるまで、どれほど長く感じられた事だろう………

330 名前:テュランの筏4/11:2006/12/21(木) 12:09:38 ID:eZVbIMRX0
恐ろしい事がおこった。
革の圧迫は、痛みに抵抗力が出来たのか、それほど厳しくはなくなった。
けれど、胸の先端と後孔と、ペニスと、敏感な部分を刺激する結び目に、僕の身体は生理的反応をしてしまっていた。
さくら色の突端を、つぶれんばかりに押しつぶされ、後孔は結び目の頂点が、内壁をえぐりこまんばかりに入りこんでいた。
身じろぎすると、重なった革のカーブは、一時的に去る。
しかし収縮する革は、自然に、もとの位置戻ってきて、藤吾がもくろんだとおりの場所を、責めさいなみ、決して止めない。
となりで楊玲の声は、熱っぽい喘ぎをふくむものになりかけていた。
僕は、聴覚からも反応したのだろう。下半身に血が集まりはじめる。
少しずつ、少しずつペニスがふくらみ、持ちあがる。
「ぁ、ああっ………」
ささやきのような声。吐息まじりの声。根元を包みこむ革、そこのいたる部分にある結び目が、やわらかく表面に食いこむ。
だが、それはほんのわずかの間だけだ。
このまま勃起しつづければ、革も、結び目も、ただ苛む道具にすぎなくなる。
頭を振って、思考を痛みだけにしようとした。興奮なんかするな。快楽なんか感じるな。
クリフなんて、あんなに苦しい思いをしているんだぞ!
僕はもうろうとしかける意識をふりしぼった。


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