- 91 :風と木の名無しさん:2007/02/07(水) 19:51:23 ID:TLHUCMYG0
- カワホリに萌えるんだがwww
はしゃぎすぎだぞカワホリww
続きwktk
- 92 :風と木の名無しさん:2007/02/07(水) 20:08:22 ID:K0OsOGRX0
- カワホリさんは、最後に「マスターが‥」って言ってるから、
そろそろ出番が減るかも、と心配。
このままマスターの意を汲んで行動してくれれば大活躍間違いなし。
- 93 :風と木の名無しさん:2007/02/07(水) 20:13:23 ID:zfcl8IP+0
- 丹/下/左/善/?
ここって二次は駄目だったような…
- 94 :69:2007/02/07(水) 20:24:57 ID:MTudQOum0
- 違います。
- 95 :奴隷 1:2007/02/07(水) 20:53:32 ID:/Id1stUh0
- その夜、二つの大陸と一つの内海の支配者たる若き王は、宵の風が吹き抜ける露台にいた。
日は暮れたのに、街路を焼く熱気はいまだ去っていなかった。
静かに座っていても、微かに汗ばむ。
幸い、都が見渡せるそこは、風のために幾分涼しかった。
露台を取り巻く王宮の庭園は、漆黒の闇に沈んでいたが
そのさらに先の城壁の向こうは地平の彼方まで、灯火の海が広がっていた。
王国の都は、かつてあったいかなる都より強大で、
この先存在するいかなる都より強大であろうと、言われていた。
この都、都から伸びる街道によって結ばれている幾多の都市、領邦はことごとく王のものだった。
だが、王は膝下にある光の海に背を向けていた。政の時間は終わった。
王は、王国の諸都市から寄せられる請願や、都に集う諸国の大使たちからの嘆願から解き放たれた。
王国は、あまりに広くて、若き王の双肩には荷が重すぎた。
決めなければならぬこと、知らなければならぬことは多く、
王は時折、自分が支配しているのか支配されてるのか、わからなくなるときがあった。
王は長椅子にしどけなく身をあずけて目をつむっていた。
そして、一通の手紙を奴隷が読み上げるのに、耳を傾けていた。
手紙は王を王国から遠く隔たったところへいざなってくれるはずだった。
- 96 :奴隷 2:2007/02/07(水) 20:54:02 ID:/Id1stUh0
- 「……この週に私は、七つの砦を落としました。(砦の名前、概要が事務的に語られていた)
諸侯はこぞって恭順の意を示しています。
陛下のご威光があまねく東の地まで、いきわたる日は遠くはありますまい。
陛下、私が陛下に再びお目にかかれる日もまもなくです」
王はひそかにため息をついた。一月前に遥か東の蛮族が叛乱を起こした。
まさに今日は、そのために何十枚もの書類を読み、宮廷顧問やら大臣やらの話を延々と聞いた。
王宮の高窓から流れこむ日の光がその勢いを失って、床に長い壁を投げかける時まで、
王は足を踏み入れたこともない己が領土のために、時を割かなければならなかった。
手紙の内容も、既に知っていた。政の終わった今は勘弁して欲しかった。
(あの男はいつも本題に入る前がくどくて長い……)
王はいっそう深く目をつむった。奴隷の声は、低くてかすかにかすれていた。
声は、手紙の送り主によく似ている。こうして、目を閉じていると、違いがわからぬほどに。
それこそが、王宮に仕える五千の奴隷の中から、朗読役に抜擢された理由だった。
だから、その奴隷は「声」と呼ばれていた。
けれど、残念なことに姿形は似ても似つかない。王宮の奥向きに長く使えてきた奴隷は肌の色が白い。
手紙の送り主である王の将軍は、肌は日に焼けた赤銅色で、いたるところに細かな傷があった。
王は奴隷の姿を頭の隅に追いやって、己より頭半分だけ背が高く、逞しい肩と腕をした男の姿を思い浮かべた。
将軍の髪は黒く、触ると硬かった。顔をうずめるのにちょうど良い胸板も、
剣術と馬術で鍛え上げられた腕や太ももも、将軍はどこもかしこも硬かった。
堅固な男の肉体に触れると、王は荷の重さに打ちひしがれそうになる己の弱さを一時だけでも忘れることができた。
- 97 :奴隷 3:2007/02/07(水) 20:56:17 ID:/Id1stUh0
- やがて、煩雑な報告は終わり、手紙の調子が変わった。
「……戦塵の中にありながら、夜になると私は陛下のことを考えております。
昼の戦いで高ぶった身体を静めたいと願うとき、酒は役に立ちません。私は陛下のお姿を思い浮かべます。
けれど、それは幻影に過ぎず、柔らかな御髪に指を絡めて、
細いお腰を抱き寄せられたらと、乾きが募るばかりです」
王の両足の間に奉仕する今一人の奴隷が、巧みに舌を使った。
王の形の良い唇からくぐもった声が上がった。奴隷の舌は、裏筋をゆっくりと辿り、蜜口を軽くつついた。
じれるような舌使いは、確かに将軍のそれに似ていた。
この奴隷は出征に先立ち、将軍が自ら仕込んで、王に押し付けていった奴隷だった。
「この者は、私には及びませんが、口の役くらいは果たしましょう」
将軍はそういって、黄金の首輪をつけられた奴隷を出陣の朝につれてきた。
そのため、この奴隷は「口」と呼ばれていた。
水音が上がった。王は淫靡な音に反応して、腰をくねらせた。「声」の朗読が水音に被さった。
「陛下は私との約束を守って下さっていますでしょうか。
後宮の女性をお抱きになるのは、帝王としての勤めでいたし方ありませんが、
男と交わることは、どうか私のためにお控えになってくださいと申し上げました。
いまだ、覚えていらっしゃいますでしょうか。無論、私は陛下の仰せを信じております。
けれど、私は陛下のお体がどれほど、快楽に弱いかも良く存じ上げています。
陛下のお足の間にあるものは、撫でるとすぐに起き上がります。
私が、指ではじくと、陛下はいつも、腰をよじらせておかわいらしい声を聞かせてくださいました。
それに、いつも申し上げておりますように、先から露をこぼしすぎです」
- 98 :奴隷 4:2007/02/07(水) 20:57:19 ID:/Id1stUh0
- 「口」の口腔に包まれて、王の性器は、硬く立ち上がり、先端からとろとろと露をこぼしていた。
白い肌はしっとりと汗ばみ、頬は紅潮し始めていた。
長いまつげには、宮殿の至宝よりも、輝かしい涙が浮かんだ。
声が一瞬揺らいだ。「声」はあわてて、目の前のあまりに危うい光景から目をそらせた。
朗読をしそこなえば、生皮をはがれて、宮殿の外に捨てられる運命が待っていた。
手紙の言葉は、王をして将軍その人に、直に責められているかのような錯覚を起こさせた。
「それから、陛下の蕾は、あまりに淫らです。
私が縁を指でこすっただけで、震えて、指を一本差し入れると、
激しく締め付けて食いちぎられそうなほどです」
「口」は、すばやく王の蕾に指を差し入れた。王は微かに眉を顰めた。
将軍は、こんなにあっさりと指を入れてはくれなかった。
縁を幾度もなぞり、指の先をわずかに差し入れては、ゆっくりと抜くことを執拗に繰り返した。
欲しいものが与えられないじれったさに、王はいつも激しく快楽を高められた。
そして、涙を流しながら、将軍にねだった。
王は、うっすらと目を開いて、両足の間に奉仕する「口」の背を眺めた。
薄い背はせわしなく上下している。
王は、顔もまともに見たことのない奴隷の肉体を初めて意識して、戸惑った。
その時、「口」の指が王の弱いところを捉えた。痛みとも快楽ともつかない疼痛が背を走りぬけ、王はうめいた。
そして、「口」の導くままに、達した。
続く
- 99 :風と木の名無しさん:2007/02/07(水) 21:15:48 ID:IOkGfay/0
- 奴隷さん乙です!
読み応えがあってエロくていいよ〜
こーゆーの待ってた!!
つかIDが素敵杉。Idが1st(最初の)Uh0(ウホッ!!)
- 100 :風と木の名無しさん:2007/02/07(水) 23:36:42 ID:2uIazcuA0
- >>84
ちょwwwww
激しく好みです!!!
>>95
GJ!
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