森の奥にたったひとつ、咲かない花。
見つけることができたなら、願いが叶うという。
一面、咲き乱れる花の中。青年はひとり、立っていた。
迷いなく進んだ足取りも、このある種異様な光景には立ち止まらざるを得なかったのだろう。
あるいは、求めるものを探すためだろうか。
あたりを見回す彼の眼は、まだあどけない。
天を見上げ、彼は叫ぶ。
願いを叶えに、きたのだと。
空と光を迎えた聖域に、歌うように風が吹く。
青年の声に、森は答えた。
森の奥にたったひとつ、咲かない花の蕾。
咲かせることができたなら、願いが叶うという。
1.望むのならば、深緑へ
(世界紹介と冒頭。完全に入り口。)
2.求めるならば、深層へ
(触手と蜂蜜と京介とクロウ。☆)
3.許したならば、深淵へ
(上の続きとエピローグ☆)
※世界観についてちょっとだけ※
ベース世界観はダークシグナー編。
この話にデュエルは出てきません。
衣装については公式通りが基本。