◎ガミジ録◎

龍泉洞

今回岩手のことを調べるまで知らなかったけど、
盛岡市から北東に車で２時間、山を越えた先にある
岩泉市には日本３大鍾乳洞に数えられる「龍泉洞」があります。

鍾乳洞になにかしらのロマンを感じるのは僕だけでしょうか？

昔からゲームばっかりしてたせいか、
洞窟というものに対する憧れが止められません。

こうして、龍泉洞を旅の目的地の１つとして定めたんだけど、
どう計画を立てても、岩泉市までが遠い。
なにしろ盛岡から２時間。
つまり往復合わせて４時間もかかってしまう。

一回は旅程からはずしたんだけど、
せっかっく岩手に行くならやはり行かねばなるまいと、
観光時間を犠牲にして龍泉洞に行くことにしました。


実際に龍泉洞に入った感想。
正直、山口の秋芳洞ほどのメジャー感はなかった。
けど、天井は高いし、地底湖は綺麗だし、
見ておく価値のある鍾乳洞だったと思う。

ただし、天候により、増水したり、
洞内で水が降ったりするので、
運が悪いと何も見えません。


龍泉洞の川を挟んだお向かいには龍泉新洞があります。
こちらは洞内が博物館になっていて、
鍾乳石や石筍の横に解説書きなどが張ってありました。
古代の人間の住んでいた跡が見つかったこともあったらしく、
原始人人形が置かれていたのにはびっくりした。

けど、洞窟探検の面白みはあまりなかった。
龍泉洞のほうが面白い。

ちなみに、龍泉洞と龍泉新洞はもともと同じ洞窟だったそうです。
その間に川が流れて分断されちゃったそうですよ。


龍泉洞の手前にあるレストハウスでは、
たまたま龍泉洞なつかしの写真館という展示会をやっていたので、
時間もあまっていたので、じっくりと見ていきました。

まだ、観光用に整備されていなかったときの写真がたくさんあり、
ボートやロープを使って洞内を探検している写真などがありました。

大正時代の写真もちょっとはあって、
龍泉洞の前で記念写真を撮っている家族が移っていたりして、
地元の人と龍泉洞の結びつきをかんじました。

ちっちゃな展示会だったけど楽しめました。


この岩泉には、ほかにもたくさんの鍾乳洞があるらしくて、
探検してみたい気分には襲われる。
でも、ここまでやってくるのが大変だから、
多分行くことはないだろうなぁ……。