司法書士はこんな仕事です。
司法書士の業務とは、大きくは次の５つの業務からなります。
（１）不動産登記業務、（２）商業登記業務、（３）企業法務、（４）裁判業務、（５）債務整理
不動産登記とは、財産である土地になんらかの、変化、所有、権利関係の移動があった場合、その推移を、登記簿に記載して社会に示すことです。司法書士は、権利関係が変化したときの登記に関して、その書類作成代行や、申請代理業務などを行います。
商業登記は、主に株式会社などの法人の設立や消滅に関する事項を法務局で登記し、法人の内容を公に示すことです。司法書士としてする業務は、、商業登記手続きに際し、書類の作成や申請代理業務をすることです。
企業法務は、特に法務部門を持たない会社のコンサルタント的業務です。、営業活動が法令に照らしあわせて、ちゃんと遵守できているかどうかのアドバイスを行います。
裁判業務は賃金を払ってもらえない、借金を払ってもらえない、滞納している家賃を催促する訴え、いわゆる簡易裁判所への訴訟手続きを代理で行います。
債務整理は、債務を返すために、また借りるといった、悪循環に陥り、自力では再起不能な人たちを救済する債務整理処理です。その手続きは人によってケース バイ ケースであり、その個人にとって最も良い道を一緒に模索します。
試験の概要
例年、七月に行われます。択一式問題と、書式問題とから構成されます。午前中、そして午後と択一方式の問題が出されます。この択一方式の問題は足切りの対象にもなりますので、注意せねばなりません。
午前の択一問題は３５問、（憲法３問、民法２１問、刑法３問、商法８問）、午後の択一問題は３５問、不動産登記、商業登記、民事訴訟、供託、司法書士の法に関する問題が出されます。
午前、午後、共に３０問前後、正解を確保しておきたいものです。積み上げてきた知識、学習を信じて、しっかり解答し、択一問題を突破し書式問題にとりかかりたいものです。
効率のよい学習法
ご存じ、弁護士に次ぐ難関です。法律を以前、学んだことがある、法科の大学や専門学校の出身で、ある程度、法律に明るく、法改正にも追随できる人は、良書などを揃えて独学でも取得できるでしょう。それでもよほどの強い意志や、忍耐が必要です。
法律を一から学ぶ人は、独学では、法科大学出身等の人に対抗して、ちょっと分が悪いです。まして働きながらというと尚更です。資格スクールに通うのが一番ですが、法律資格に定評のある会社の通信講座がおすすめです。各社の料金、質問体制などを比較し、自分にあった講座を選びましょう。
司法書士は学ぶ内容が多岐に渡り、また１５か月コースが標準で２年がかりになるかもしれません。あせらず着実に学習を進め、合格を勝ち取りたいものです。
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