今回のコミケは首都圏往復フリー切符で東京入り。
また年末を狙って雪が積もったとか、早朝着の夜行列車がダイヤ改正でなくなってしまったとか、
設営参加する時は朝6時の電車に乗らないと間に合わない早起き辛い、
といったマイナスファクターが色々重なって今回設営参加は諦めたねっ(キリッ)。
と言っても設営日のビッグサイトでやらなきゃいけない作業があるもので、
今みんな、一生懸命机並べてるんだろうなぁ、という時間に東京に着いたらホテルに荷物を預け、
のんびりゆっくり時間を潰して、もうそろそろ反省会のヒンズースクワット大会も終わっただろう
という頃にりんかい線でビッグサイトへ。
設営終わって帰る人と、これから荷物搬入に来る方が行き交う中で、チラシ撒きを手伝って下さる方と待ち合わせ、
「分担の計算は難しくないけど、人間の限界を計算に入れてない」
という、算数的には問題ないけど思慮が足りてない分担をして、
やれるところまでやりましょう、無理はしないでおきましょうと念を押します。
言っている意味がピンと来ない方は、以下の小学生の算数問題をご参照下さい。
問.A君は10km/時、10km先行しているB君は5km/時で走っています。二人が出会うのは何km地点でしょう。
答.僕がA君だったら出会う前に倒れます。
スペースにスズトウシャドウ印刷のダンボールが何箱も搬入され、
指サック、配置図といった一番いい装備を整えて、作業を開始したのですが、
意外にあちこち、前日に入って作業されてる方多いんだなとびっくりしました。
搬入された新刊の特定の部分を修正テープで修正している方とか、
アンソロ10冊20冊の束を、頒布予定サークルの机の上にどかんどかん置いていっている方とかもう色々と。
こちらも無理はしないけど、がんばりましょう。
19時のタイムリミット一杯まで時間使って作業の方は無事終わり、
終わった後は協力者の方と新木場駅周辺で本日お疲れ様の打ち上げのお店を探すも、
どこのお店もサラリーマンで満員状態。ああそうだ、世の皆様は今日が仕事納め。
居酒屋→アウト
日本料理店→満員
イタリアン→予約で一杯
松屋→いや、一人ならまだしもそれはちょっとあんまり
小ぢんまりとした焼き鳥屋→どうにか空いてるよ
あちこち突撃しまくって、ようやく空いた席を見つけ足を休め、
ビールと焼き鳥で乾杯しました。お疲れ様でした。
ホテルに帰ってからは、浴槽に足だけでもつかって筋肉をほぐし、
朝起きてからしっかりフロに入ると足に疲れが残りにくい。
…と、年取るとこんな狡いテクニックばかり身につけるようになってしまいまして。
でもやるとやらないでは大違いです。
セットしておいたモーニングコールよりも早く飛び起きた1日目の朝。足の疲れは気になるほどでもなく。
朝食の開始と同時に食堂に飛び込んで、
目一杯食べて(ブッフェ形式)夜まで持たせる1日2食作戦で、
サークル荷物は昨日ビッグサイトに置いてきたため手提げ一つ持ってホテルを出発。
空は素晴らしく晴れ渡り、そして素晴らしく冷え込み、
ガタガタ震えながらビッグサイトへ。
よくコミケ初心者向けネタ話で、
「もし道に迷ったら、服装がちょっとアレな男の人が多い方向に進んでいけばビッグサイトに着きます」
というのがあったりしますけど、この日ばかりは事情が違い、
「服化粧にやたらと気合の入ったお姉さま方が多い方向に進めばビッグサイトに着きます」
となります。大晦日に女性向けジャンルを持ってくるのは避けるという、コミケ側の暖かい配慮によって今日は女性向けの日。
大井町からりんかい線に乗ったんですが、恐ろしい乗車率の列車に乗る事になり、
時間帯を間違えたかと後悔。
国際展示場駅に着いて、西又葵とか問題ないとか言っているどうしようもないサンクスを傍目に、
「コミックマーケット 全員 →」
とかいう、ぱっと見訳の分からない看板を
「サークル参加者も一般参加者も全員こっちによろしく、って意味か。」
と理解するのに時間を取られつつもサークル入場し、
サークル設営して知り合いに挨拶して、スペースでダラダラしながら1日目を過ごしました。
閉会後はまた作業があったもので、自分の荷物搬出は作業終わってからでいいやと搬出そっちのけで作業して、
作業終わって18:30頃に搬出受付に向かうと搬出受付が跡形もありません。
「外のコンビニで宅急便やゆうパックの受付しているから、コンビニで出せばいいよ!」
とアドバイスをもらい、エルシャダイネタまで持ち出して空気読みまくりなサンクスに
スズトウシャドウ印刷のダンボールを持ち込むと、
「あ、すいませ〜ん。イベント開催中の3日間は荷物の受付やってないんですよ〜。」
と、また空気読みまくった返答。
にっちもさっちもいかなくなって、とりあえず移動しようとりんかい線に乗る事を決意するのですが、
スズトウシャドウ印刷とプリントされ、「東5」とかいう紫のシールが貼られ、
あまつさえ緑色のサークル名やらスペースNo.の記載されたシールが貼られたダンボールを抱えて
電車に乗るのはちょっと…色々と…アレで…その…、
パンツじゃないからタダのダンボールだから恥ずかしくないもん!
結局手持ちで大崎まで運び、大崎のコンビニから搬出しました。
電車の中の視線が痛かった気がしますが多分気のせいです。
サークル参加も終わって、特に目当てのものもないこの日はホテルでダラダラ、
掃除のおばちゃんがそろそろ客室の清掃をはじめるかな?という頃にのたのた出発。
12時過ぎにビッグサイトに入ったのですが、もうこの時点で帰りのりんかい線が混み出しており、
件の東方にも突入してみたのですが、
以前のように通路が全部人で埋まってもう人の流れに乗るしかない、
といったとんでもない状況でもありませんでした。
コスプレ広場では完全体フリーザ様を見かけ、
戦場カメラマンも見かけ、西館スタッフのワンピース海軍将校コスに圧倒され。
海軍将校コスで列誘導しているスタッフさんの姿は、いつもとはまた違う威厳を伴ったハマり具合。
15:00頃のガレリアに、何か人の少なさを感じながら、
最後のチラシ配りをしてビッグサイトを後にしました。
晩飯は、ホテル近くの商店街の小さなラーメン屋に入ったところ、
常連さんに絡め取られて大盛り上がり。
なんかすごいところのお偉いさんがいたらしく、酒の勢いでいろんな話が飛び出す飛び出す。
朝食食べて荷物をまとめて、あれこれやっているうちに時は過ぎ、大荷物を預かってもらってホテルをチェックアウト。
帰りの電車が雪でやばいかも、という情報が飛び込んできますが、
今できることは何もないのでとりあえずコミケを楽しみます。
10時台の大井町駅はがらがらで、
一般待機列もそこまで長蛇という訳ではなく並んだらすぐに動いて10時半には無事入場。
同人ゲーム島では、大手(?)サークルが7サークルぐらい力を合わせ、無料情報誌のノリを真似して
「新作同人ゲーム紹介情報誌(※オールカラー中綴じ20pくらいで無料配布)」を作ったらしく、
あちこちのスペースでお見かけしました。
その場で内容が確認できない同人ゲームの性質上これは面白い試み、と1部いただきつつも、
もうこれ「同人」の域超えてないかなと思ったりも。
コスプレ写真集は、相変わらずここだけ異空間で胸元の開いたコス姉ちゃん多い。
頒布停止食らったらしく、見本の紹介だけやってるサークルも。
帰りの電車の都合上、15:00頃にビッグサイトを後にして、
荷物の回収にホテルへ向うもりんかい線は超満員。
ホテル最寄の駅に着いた時には予想時刻を大幅に過ぎており、
新幹線までの残り時間に危機感抱いた自分はホテルまでダッシュ。
今回のコミケ4日間通してここで一番体力を使い、ヘトヘトになりながら荷物を回収し、
ホテルから駅の復路も大荷物抱えてダッシュ…は流石にできなかったので早歩き。
そのかいあってか新幹線には無事乗れて、疲れ果てた体を休めながら東京を後にしました。
北陸の地は雪はちらほら降れども風も強くなく、特急はくたかは遅延もなく超絶通常運行。
誰だよ帰りの電車ヤバイとか言ってたの、と思いながら帰郷しました。
地元に着いてから、最寄駅から家までタクシー使って帰ったのですが、路面が凍結していて軽くスリップ。
戦利品とサークル荷物満載のカートを抱えてここでは死ねない、まだ死ねない。
今回のコミケ経費(3泊4日)総合計概算
JR往復-------:22000
宿代---------:24000
都内交通費---: 0
食費---------:10200
____________
計-----------:56200
+ビックサイトで使った金
ホテルが朝食付きなので、食費が低くなった代わりにホテル代が高め。