この日のほぼ1ヶ月前にM6.8の新潟県中越沖地震が発生し、信越本線、越後線で障害が発生。
コミケまでに復旧が間に合わないという事で、急行能登号、寝台特急北陸号の
コミケ時期運行取り止めが8月の頭に正式にJRの方から告知されました。
寝台特急で早朝入りしてコミケの設営手伝ってみようかな〜、とかぼんやり考えていたのですが、
設営時間に間に合わせるためには結構な無茶をしなければならないことになり、やむなく断念。
というわけで今回は首都圏往復フリー切符を使って、はくたかで東京入りです。
窓口ではなく自動販売機で切符を買ったのですがこれ楽ですね、座席も自分でここがいいと選べるし。
新幹線に乗っている最中に、車掌さんから
「冷房フル稼働していますが、外が暑すぎてこれ以上車内を冷やせません」
とアナウンスがあり、外はどれだけ暑いんだと。新幹線降りた時に身をもってその体温より高い気温というものを
体験しましたが、これは…設営に行けなかったのはある意味で助かったのかもしれない、
山手線の弱冷房レベルじゃ歯が立たない、涼しくない。
1992年に待機中の一般参加者が暑さでバタバタ倒れる「ジェノサイドコミケ」なるものがあったらしいんですが、
いや自分その時期はまだコミケというものを知らなかったもので、現場を見たわけでも経験したわけでもないのですが、
それの再来になったりしないだろうかと、思ってしまうくらいの暑さです。
明日の天気に曇りのマークが出ているのが一縷の望み。せめて体温程度には気温の方も下がってください。
どうにか空には雲があります。雲ひとつない快晴というわけではなさそうです。
天気予報は「今日も暑くなりそう」とか言っていますが、気温を見ると「昨日よりはまし」。
今回、滞在先に朝食バイキング付きのホテルを選んだもので、
朝食で目一杯食べて、そのまま昼を乗り切って夜まで持たせる一日二食計画で食費を抑えようと計画し、
朝食を3皿ぐらいおかわりしたら気持ち悪くなって…炭水化物食いすぎた。
この日が平日金曜日と言う事もあり、出勤途中のサラリーマンにもまれながらビッグサイトに到着。
いつものように知り合いに会って、いつものようにサークル参加して、
いつものように終わった後は飲んで騒いで。
夜まで全然腹減らなかったのは、朝に腹一杯食べたおかげなのか、
単にビッグサイトが暑くて食欲がわかなかっただけなのか。
涼しい。いや、一応30℃は越えているんですが、空曇っててすごく涼しい。
特に行きたいジャンルもない日なので例によって腹一杯朝食食べてから少し部屋でゆっくりして、
お昼前頃にビッグサイトへ。山手線の乗車待ち列の先頭で座り込んでカタログチェックしてる兄ちゃん、
チェックしててもいいから白線の内側に下がろうよ。
コススペースをざっと回っただけだったのですが、
サムライうさぎ(WJ)の主人公やってる兄ちゃんがいたり、
ビシッと決めたドーピングコンソメスープの人(WJ・脳噛ネウロ)がいたり、
相変わらずのカオスな空間です。
レイヤーさんの数は総じて少なめ。やっぱとなコスとかに流れてるのかな。
あそこ室内だから冷房とかばっちりかかっているだろうしな。
早めにコミケを切り上げて、アキバのゲーセンに行ってみたのですが、
全国各地から腕自慢の猛者が集うこの日に自分程度の腕前で歯が立つわけもなく、
手も足も出ずにボコボコにやられて、最終的には一人用の台に追いやられ、一人寂しくゲームしてました。
もうだめだ、何て言うか、ついていけない色々と。
最後の朝飯をがっつり食べて、ホテルをチェックアウト。
荷物を駅のコインロッカーに預けてからビッグサイトに行こうとしたら、…コインロッカーが空いてない。
いや、空いているんですが300円ロッカーしか空いてない。
スーツケースが300円ロッカーに入らないので、400円、500円のロッカーじゃないとダメなんですが、
どこに行っても空いてない。
今更またホテルに戻って「さっきチェックアウトした者ですが、荷物預かって下さい」
なんて流石に言えやしないし、進退窮まって取った手段は、
このまま大荷物持ってビッグサイト。
コスプレイヤーの皆さんとか大荷物持ってるじゃない。気合入った買い専の人とかもカート転がしてるじゃない。
そんなに違和感はないはず、と意気込んだはいいのですが、
駅やらホームやらであちこち階段を上り下りしているうちに、
「何でこんな無駄な荷物を苦労して運んでいるんだ自分は」とだんだん心が折れてきて。
一番の拷問は意味のない無駄な作業を延々やらせる事だって言いますね、
下手に肉体労働系の現場に放り込んでも、造ることにやりがいを見出されたら拷問にならないと言いますね。
ビッグサイトに着いた頃には心も折れかけで、入場してから東館に行く通路の温度湿度で完全に心が折れて、
東ホールに入る前に戦線離脱(ガチで)。
ヨロヨロしながら旧委託スペース跡に新設された、有料休憩所に飛び込みました。
かつて一時期コスプレ男子更衣室に使われていた部屋なので、
カーペット敷きの結構広めな部屋だとは知っていたのですが、
クーラーのきいた部屋の中では買った同人誌を読む人、クロークに荷物を預ける人、
靴を脱いで床に座り込む人、床で寝る人、
寝てる人なんかは一体今朝の何時から並んでた人なんだろうと。
とりあえず大荷物抱えた自分には、クロークがこの上なくありがたかった。
500円でこれだけのサービス受けられるなんて、500円のコインロッカーを駅で探すよりはるかにいいんじゃないかと。
どうしても大荷物になってしまうコスプレイヤーにはオススメの休憩室です。
身軽になって休憩室を出た後は、主に知り合いまわりで東ホールを縦断し、
色々本買って戦利品を見返してみると、いつもはCD-Rが満載されているカバンが本ばっか。
同人ゲームが1日目に移っちゃったからなぁ。
名残惜しいですがこればかりは仕方なく、クロークから荷物を引き取って岐路に着きました。
帰りの新幹線の中から外を見ると、いつの間にやら外は雷雨。
開催中は必ず晴れるという、コミケのジンクスはまだまだ健在のようです。
今回のコミケ経費(3泊4日)総合計概算
JR往復-------:22000
宿代---------:22000
都内交通費---: 700
食費---------: 5300
____________
計-----------:50000
+ビックサイトで使った金
宿が首都圏往復フリー切符だけでは行けない場所だったので、都内交通費がかかってます。
一日二食計画で食費は抑え気味ですが、宿代が高めなのでトータル金額も高めに出ています。