![]() コラッツ問題を考えてみた |
prev | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | next 初版公開2023年10月28日 コラッツ問題を考えてみた
SNSには「踊ってみた」という動画が溢れているが、これにタイトルを真似た。
コラッツ問題
任意の正の整数 x0 について、この操作の有限の反復で 1 に到達する、というのがコラッツ予想で、
その真偽を証明することがコラッツ問題である。 試行
次の図は 1 ~ 16 についてコラッツ変換の試行である。 ![]() 図1:1~16のコラッツ変換の結果
奇数で終わる公比 1/2 の等比数列(初項が奇数で公比 2 の等比数列の逆順)で色分けし、同じ数列は同色に塗り分けた。
1 の数列は 1 に到達している。 知っておいた方がいいこと
筆者は、先達の研究を何等調査すること無く、いきなり問題に取り組んでしまった。 1 から辿ると、無数に分岐する樹状構造になる。 定義域を(正の整数に限らないで)整数全体に拡張すると 1,0,−1,−5,−17 は循環する。 x が奇数の場合 3x+1 は必ず偶数なので、次の様にショートカットできる。 xi+1={xi2(xiが偶数)3xi+12(xiが奇数)
x が奇数なら −1 となり偶数なら +1 となる関数 k(x) を導入する。
k(x) を cos(πx) に置き換えて、定義域を実数に拡張できる。 この問題を桁下げ無し操作(後述)で扱うと常に増分となるが、 桁数を増やしていくに従って、分解能が上がると共に +1 の効果が小さくなって、実数の指数関数 xi=x0(3/2)i に近似する。 これを考え始めると、整数と実数の違いが分からなくなる。 なお、ほとんど全ての正の整数は元の数より小さくなる(すなわち 1 になる)ことが、 既に、確率と偏微分方程式の考え方を用いて証明されている。 因数分解(筆者の動機)高校数学は、 実数の xn=1 の解に始まり、 複素数の zn=1 の解に至る。 これにより正五角形の作図ができるようになるので、 自分の中では正五角形作図の物語と名付けている。 クライマックスはオイラーの等式 ejπ=−1 ということになろうか。 涙あふれる(数学の宿題のせい?)感動の一大スペクタクルである。 x2−1=0 は解を持つが、x2+1=0 は解を持たない。 x2−a=0 で a を変化させていくと a=0 でプツンと途切れてしまう。 しかし、裏の世界で連続的に繋がっているに違いないという確信と、 n 次方程式は n 個の解が必要という要求から、 虚数 √−1 が誕生したと思われる。 このような関連から、複素平面上のフラクタル図形を整数に限って扱う場合は、 因数分解が有効な手段ではないかという期待を筆者は持っている。 さて、因数分解である。 xn=1 は x=1 の解を持つことは自明なので 1 を移項した xn−1=0 の左辺は x−1 で因数分解できる。 ![]() 蛇足だが x のべき級数は x 進数で表記すると 1⋯1(x) である。 コラッツ問題を知った直後は何の関心も持たなかったが、取り組んでみる気になったのは、1 の連続という概念に急に捕らわれてしまったためである。 ちなみに 2 進数で −1 の 2 の補数は 1 の連続だが、ここではあまり関係がない。 |
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