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二階

  2階の作業は久々なので、隅々を点検してまわる。 休日だけの作業なので進捗は遅い。 季節はすっかり夏。 で、蜂の巣を発見。 コウモリが冬眠していた、あの戸袋である。

  古家リフォームでは生き物がつきもの。 鉄腕ダッシュでもお馴染みである。 アシナガバチなので大人しい性質のハズだが、 ご家族ご一同様の勢ぞろいには迫力がある。

  ベランダに出て一服し、気持ちを落ち着けながら考える。 危険は無いと判断し、結局はコウモリと同じ対処をした。 つまり、棒の先でつんつん。 巣はアラレちゃん方式であっさり撃退できてしまった。 ちょっと可愛そう。

外観

床の間。壁紙で仕上げた。

  2階で特記すべきことは無い。 同じ作業の繰り返しである。 電灯のホコリを払い、畳の裏まで掃除して、壁紙を貼り、窓拭きをした。 床の間は砂壁を剥がしたから、ちょっと苦労した。

  室内は完了。屋外は、 軒天の傷みと、 ベランダの波板の屋根の汚れ が気になっていた。

  ベランダの屋根を張り替える。 脚立に上って端から剥いでいく。 服が埃まみれ。 気持ちのよい空が見えてきた。 季節はもう秋。 すっかり剥がすと、目の前に市役所が見える。 このベランダは、夏の花火大会の特等席だ。 この機会に、垂れ下がっていたアンテナケーブルを固定しなおす。

  ホームセンタで仕入れた新しいポリカーボの波板を張っていく。 ポリカーボは、カットするのも一仕事、釘の穴を開けるのも一仕事。 もうちょっと濃い色でもよかったかな。 夏は日差しがきついかも知れない。 きれいになったが、一日ががりの大仕事だった。

  軒天を塗りなおす。 トムソーヤを想いながら刷毛を動かす。 妻に下手糞と言われながら黙々と作業を続ける。 外観もまあまあきれいになった。

待ち

  その後は、不動産屋さんにアピールして募集を本格化させる。 「ペットは可か?」 「ピアノは可か?」 と問い合わせが来る度に、 失礼ながら「どんな人だろう?」 と想像する。 妻にはこれが楽しいらしい。 室内犬。犬の種類を確認したほうがいいだろうか?  敷金の分割の希望。年収はあるのだろうか?  引き合いはポツポツ来るが、ナカナカ決まらない。 異動シーズンを過ぎてしまっていた。

  時々掃除をしながら、入居者待ちである。 壁紙の端をコーキングしたり、樋のゆがみを直したり、草むしりしたり。 若干のガレキが残っていたので、拾い集めて片付ける。 家の裏手にはスズランを植えた。 香りではない。雑草の生育を阻害してもらうのが狙い。 子供も一緒に作業についてくる。 風通しはいいし、部屋がきれいになって、居心地がいいと言う。 本当の理由は、ママに叱られずにゲームができるからだ。

  シロアリが居ないことはわかっていたが、 一度出た物件は必ず再発するのがお約束だ。 何か予防が出来ないかと思って、効き目は無いかも知れないが、 床下にバルサンをしてみた。 忘れた頃に来るのが、不動産取得税。 そうこうしてるうちに、とうとう冬になった。

  妻から電話。
「給湯器から水漏れしている。 ご近所から不動産屋さんに連絡があった」
聞いてすぐ気づいた。しまった! 凍結だ。
給湯器は取り替えることになった。 ブレーカを落としていたので、凍結防止装置が働かなかったらしい。 うかつだった。水抜きをしておけばよかった。

仕上

  入居者が決まった。 入居前に、全室たたみの表替えとキッチンの床の化粧直しを発注する。 最後の清掃、残していた工具の撤去、工費の清算。 賃貸契約書を交わして鍵の引渡し。

  一年間のドタバタは唐突に終わった。

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