まんがタイムきららミラク連載のはりかも氏による4コマ漫画のアニメ化作品。
大正時代風のハイカラな雰囲気を持つ迷路町を舞台に、うららと呼ばれる占い師を目指す少女たちの生活を描いた作品です。
丸呑みシーンがあるのは、4人のメインヒロインのうちの一人、千矢(ちや)。
山奥で動物と共に育った野生児です。
そのような境遇のため、人間社会の常識にはかなり疎く、よく周囲を振り回してしまいます。
性格は天真爛漫で、やや子供っぽいところがあります。
第10話「四人と昇格試験、時々試練」は、千矢、紺、小梅、ノノの4人がうらら(占い師)の昇格試験に挑むという話。
試験は、無数の罠が配置された地下迷宮『呪われた大蛇の胃袋』からゴールの鍵を見つけ出し、無事脱出するというもの。
試験開始前、4人は
「『呪われた大蛇の胃袋』ってどんな迷路なのかしら?」
「不吉な名前よねぇ。入ったら二度と出られなくなったりして」
と、試験の内容について雑談を始めます。
それを聞いていた千矢は、
「平気、平気。そんなに大きくないって」
「私、何度も入ったことあるもん」
と笑顔で語り始めます。
その言葉に不思議な顔をする紺、ノノを尻目に、千矢は、
「時間制限があるから焦っちゃうんだよねぇ」
「消化されちゃうからねぇ」
と、迷宮『呪われた大蛇の胃袋』ではなく、過去に大蛇に丸呑みにされた経験を話し始め、
「それ迷路じゃない!」
とツッコミを受けます。
このとき、千矢が大蛇に脚を咥え込まれている様子が表示されます。
その後、試験に挑み、見事ゴールの鍵を入手するところで10話は終了。
続く第11話「千矢とくろう、時々涙」にて、仲間たちとはぐれた千矢は、暗い空間に閉じ込められてしまいます。
周囲から千矢に対する無数の恨み言が響き、黒い触手のようなものに捕まってしまいます。
絶体絶命の千矢ですが、秘めた力でくろうと呼ばれる霊獣を呼びだします。
千矢はくろうにお礼を言おうとしますが、その言葉を言い終わる前にくろうに頭から咥え込まれ丸呑みに。
くろうの体内で
「やっぱりもうだめかも」
と、途方に暮れる千矢ですが、実はくろうは黒い触手のようなものから千矢を守るために呑み込んだことが判明。
黒い触手は退散していきます。
安全を確認したくろうは、身体を透けさせ、千矢はくろうの身体から外へ。
全体的に少女たちの日常生活を描いたゆるい作品。
そのような作品のため、丸呑み描写もかなりあっさりめ。
丸呑みだけを目的として見るには物足りないと言えるでしょう。
以下、掲示板より抜粋
第11話「千矢とくろう、時々涙」で千矢がくろう(黒い獣。霊体っぽい感じ)に丸呑みにされていました。
肉々しい感じではないし、消化するためではなく守るために呑み込んだ、というものでした。
|