ZELK氏製作のロールプレイングゲーム。
RPGツクールにて製作された作品。
女性が男性を支配するファンタジー世界を舞台に、少年セノアの冒険を描いた作品です。
同じ世界を舞台に、別の人物を主人公とした続編スカーレイドRというものも存在しますが、ここで紹介するのは無印のスカーレイド。
どちらも、作者様サイトにて無料公開されています。
RPGツクール作品ということで、グラフィックは2Dドット絵。
戦闘はFC~SFC時代のファイナルファンタジーシリーズ風。
3~4頭身のデフォルメ2Dキャラクターと敵キャラが横向きに対峙するスタイルです。
会話シーンなどはキャラクターの立ち絵が表示され、一部イベント時にはCGが挿入されます。
難易度は3種類から選択できますが、ノーマルではやや難しいため、基本的にイージー以下を推奨。
アマンナ、寄生竜マルトールに丸呑みにされるのは、女王国親衛隊のクレイス。
ある一件から主人公達を目の敵にしている赤髪の少女です。
鎧姿などが連想されそうな親衛隊という肩書きですが、軽装でラフな服装を好む様子。
性格は勝気で子供っぽく、ややツンデレ気味。
クレイスを丸呑みにするのは、蛇女のアマンナ。
上位魔族であり、膨大な魔力により画面に収まりきらないほどの巨体。
性格はノリのいいお姉さんタイプで、ややサディスティックな傾向。
魔力放出後は3~4mサイズまで縮みます。
寄生竜マルトールは、アマンナの体内に生息するモンスター。
大蛇に翼が生えたような姿をしています。
なお、主人公であるセノアもアマンナに丸呑みにされます。
セノアは女の子みたいな顔をしていますが、残念ながられっきとした男の子です。
ストーリー終盤、第3章の最初に訪れるダンジョンにてアマンナは登場します。
ダンジョンの最深部に到着したセノアとその仲間のアバカム。
そこに、過去の一件からセノアたちを追ってきたクレイスが登場。
セノアたちに一方的に因縁をつけ、戦いを挑んできます。
(クレイスとの戦闘シーンへ)
クレイスとの戦いに勝利したセノアたちですが、一瞬の隙をつきクレイスが反撃。
隠し持っていたスタンガンでセノアを襲いますが、セノアを庇ってアバカムが被弾。
クレイスは、動きを封じたアバカムを連行しようとしますが、そこにどこからともなく、
「んん~~~っ・・・なぁに?人がせっかく気持ちよく寝てるのに」
という声が響きます。
姿を見せない声の主に対し、姿を見せるように挑発的なセリフを吐くクレイス。
クレイスの態度に腹を立てた声の主は、長い舌を伸ばすとクレイスの身体に巻きつけてしまいます。
姿を現した声の主は、人間より遥かに巨大なサイズの蛇女アマンナ。
アマンナはカメレオンのように伸ばした舌を引き寄せ、クレイスを口内に飲み込んでしまいます。
クレイスを口内に納めたまま、セノアたちと会話するアマンナ。
口内のクレイスは
「ちょ!ちょっとぉ!出しなさいよーー!」
と叫びながら、暴れ続けて抵抗します。
それを鬱陶しく思ったアマンナは、クレイスを丸呑みにしてしまいます。
アマンナは次の標的をセノアたちに定めると、お遊び感覚で襲い掛かってきます。
(アマンナとの戦闘シーンへ→強制敗北)
アマンナはセノアのことが気に入り、敗北したセノアを長い舌で拘束すると、口の中へと飲み込んでしまいます。
そして、残ったアバカムに
「セノアはまだ私の喉の中にいるわよ。」
と、挑発的に告げると、アバカムに襲い掛かります。
アバカムはアマンナに敗北し、崖下に転落。
暇になったアマンナは、
「もうたっぷり味わったコトだし、そろそろ…飲んじゃいましょ…」
と、今度はセノアを丸呑みにしてしまいます。
セノアはアマンナの狭い食道を通り胃袋へ。
(アマンナの体内ダンジョンへ)
セノアはアマンナ体内ダンジョンの最深部へ到着すると、そこで先に呑まれたクレイスを発見します。
しかし、クレイスは大蛇のようなモンスターに追い詰められています。
そして、セノアの見ている前で、大蛇のモンスターはクレイスを押し倒すと、舌を巻きつけて脚から丸呑みにしてしまいます。
(寄生竜マルトールとの時間制限つき戦闘シーンへ)
セノアはクレイスが消化される前になんとか寄生竜マルトールを撃破。
体内からクレイスを救出することに成功します。
アマンナ体内から脱出するために、一時休戦するセノアとクレイス。
消化活動が活発化してきたアマンナの消化器官を抜けて口を目指すことに。
(時間制限つきイベント)
制限時間内に抜けられない場合、肉壁に押しつぶされ、アマンナ消化器官の最奥へ送り込まれてしまいます。
ゲームオーバーにはなりませんが、また体内ダンジョン最奥からやり直しになります。
また、何度か時間制限つきイベントが発生しますが、喉をあがり口を目指すシーンでは制限時間オーバーするとゲームオーバーになるようです。
口へたどり着いたセノアとクレイスは、先ほどのスタンガンの力でアマンナを刺激し、吐き出させることに成功。
吐き出されたクレイスは、
「よくもさっきは飲み込んでくれたわね!」
と、アマンナに詰め寄ります。
そこで、アマンナの身体に異変が発生。
溜め込んでいた魔力が放出され、3~4mサイズまで縮んでしまいます。
チャンスとばかりにアマンナとの戦闘態勢に入るセノアとクレイス。
アマンナも、失った魔力を吸収するため、セノアとクレイスを再び丸呑みにしようと襲い掛かります。
(アマンナとの戦闘シーンへ)
巨大だったときと比べて明らかに弱体化しているアマンナに対し、余裕ムードのクレイスは挑発的なセリフを吐きます。
しかし、油断したクレイスは、アマンナに接近を許してしまい、再び丸呑みにされてしまいます。
巨大だったアマンナが縮んだことにより、体内は身動きが取れないほど窮屈になっており、クレイスは肉壁に圧迫されながらくぐもった悲鳴を上げます。
アマンナは、そんなクレイスに、
「ふふ…おかえりなさい」
「どう?さっきより狭くなった私の中は?」
と語りかけ、消化を開始します。
アマンナに一定ダメージを与えるごと(ターン経過?)に、体内にいるクレイスの
「…んぶっ!!んぶぅぅ~~!!」
というくぐもった悲鳴や、
「うあぁーー!!溶ける…溶けるぅぅー!」
といったセリフが挿入されます。
クレイスが消化される前に一定ダメージを与えると、クレイスは吐き出されます。
丸呑みCG・戦闘演出等は大別すると以下の10シーン。
イベントCGは1枚のCGが表示されるもの
イベントは移動画面の表示による会話や動作などの演出
戦闘シーンは戦闘中の会話や動作などの演出
イベントCG | クレイスの身体にアマンナの長い舌が巻きついているシーン |
イベント | アマンナの長い舌がクレイスの身体に巻きついているシーン |
イベント | クレイスを飲み込み、アマンナの喉が大きく膨らんでいるシーン< |
イベントCG | アマンナ体内にてクレイスが寄生竜マルトールに舌を巻きつけられ、脚から飲み込まれているシーン |
イベントCG | クレイスを丸呑みにした寄生竜マルトールの腹部が大きく膨らんでいるシーン |
戦闘シーン | 寄生竜マルトールがクレイスを消化し体力を吸収するたびに上記イベントCGの一部とクレイスのセリフ挿入 |
戦闘シーン | アマンナ(小)が「呑んであげる」のセリフとともにクレイスに接近してクレイスが一瞬で消える |
戦闘シーン | クレイスが丸呑みにされた後、アマンナ(小)腹部から吹き出しで体内クレイスの様子が表示される |
戦闘シーン | クレイスが丸呑みにされて一定ターンごとにアマンナ(小)がアマンナを消化して体力を吸収 寄生竜マルトール戦闘中と同じCGとクレイスのセリフ挿入 |
また、セノアが丸呑みにされるときには肉壁に圧迫されながら食道を滑り落ちるシーンのイベントCGが表示されます。
フリーゲームながらよくできた良作。
基本となるRPG部分はオーソドックスにまとまっていて、違和感無くプレイできるレベル。
CGのレベルはそれほど高くないですが、丸呑みファンが作ったゲームということで、丸呑み関連イベントのセリフ回しなどが秀逸。
リョナ的ではないヒロインのソフトなピンチ描写を主とした丸呑みシーンが好きな方などにオススメ。
ただし、アマンナのシーンへ到達するための所要プレイ時間は約30時間(レベル30程度)。
時間がとれるときにプレイすることを推奨します。
以下、作者様よりの情報
終盤「アマンナ」という巨大な蛇女に丸呑みされるイベントがあります。
対象は主人公の「セノア」という男キャラ、「クレイス」という敵の女性キャラです。
飲まれた後は体内ダンジョンの攻略へと移行し、先に飲まれていたクレイス(が更に体内で別のモンスターに飲まれている)を救出し、協力して脱出するという内容になっています。
体内ダンジョンから抜けると、アマンナと戦闘になります。
アマンナは丸呑み技を使って来ます、対象はクレイスで、飲まれた状態で一定ターンが経過するとゲームオーバーになります。
また、ここから丸呑み技を持つモンスターが数種類登場します。
それぞれグラフィックが違いますが、攻撃演出はアマンナと同じです。
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