債務整理とは、借金が膨れ上がり、首が回らなくなってしまった人のために、法律に照らし合わせて再生を行い、新たな生活をスタートしてもらうための救済制度です。
借金には困ってるけど、破産なんて恥ずかしくて...と思う方もいるのではないでしょうか。
しかし、この制度は、きちんと法で認められた制度であり、恥ずかしく思う必要はありません。
せっかくの制度なのですから、死を考えたり、ヤミ金からさらに借金をして自分を追い詰めたりする前に、ぜひ一度、債務整理を考えてみてはいかがでしょうか。
債務整理には、大きく分けて4つあります。
それぞれ、異なる点がありますので、次頁から解説していきたいと思います。
ちなみに...
「自己破産」という単語は一般にも良く知られていて、マイナスのイメージが強くあるかと思いますが、債務者にとっては、借金を帳消しにしてもらえる、大変ありがたい制度です。
もちろん、そのための審査(免責)に通らなければいけないので、「自己破産できるから、お金を借りてしまおう」という考え方は厳禁です。たとえば、ギャンブルが原因の場合など、免責が下りませんので、借金は残ります。
借金に追われる債務者にとっては頼みの綱の制度ですが、何でも許されてしまうような、甘い話でもないのです。
ですが、どうしてもお金に困って、もうどうにもならない...という場合の最終手段として、その内容をきちんと把握しておくことも大切です。