何やら聞いたことのない専門用語ばかりで、とてもじゃないけど、自分で手続きをする自信がない...
そう思っている人も多いと思います。
確かに、民事再生は、弁護士や司法書士に頼んでしまうほうが、間違いがないですし、個人で行うにはかなりの手間がかかります。
ですが、特定調停は、詳しい解説が載った本やインターネットサイトなども増えており、きちんと情報を集めれば、個人でも十分行える手続きなのです。
取立の電話に脅えて、毎日、借金で頭がいっぱいの生活と、どちらが大変かを考えてみて下さい。
ここでは、特定調停と自己破産を、個人で手続きする手順を紹介します。
特定調停を個人で行うときは、おおまかに、以下の流れで手続きを行います。
書類さえ整ってしまえば、あとは提出するだけなので簡単です。
なお、書類不備がある場合、申し立ては受理されません。
自己破産を個人で行うときは、おおまかに、以下の流れで手続きを行います。
まず、申し立てに必要な書類を整備することから始まりますが、手続きの中でもっとも難しいのが、この部分でしょう。
法的手続きを、専門家でもない素人が行おうとしているのですから、当然といえば当然なのですが、難しい専門用語をひとつずつ理解し、債権者からの書類の取り寄せを行い、煩雑な手続きを、すべて自分で行う必要があります。
逆にいえば、書類さえ整ってしまえば、あとは裁判所の判断を待つだけです。
ただし、弁護士や司法書士などの専門家に依頼すると、取立てが即座に止まりますが、個人で手続きを行うと、破産が成立するまでは取立て行為が止まないので、取立ての電話などにも対応しつつ、手続きを行わなければなりません。