健脳食.09
脳細胞を若々しく保つ
大豆に含まれているレシチンが作用して脳の老化を防ぎ、脳を若々しく保つことができます。 つまり、高齢になっても、聡明な頭脳を維持できるということです。 頭がいい人というのは、記憶したいと思うことをきちんと記憶できる人です。
わたしたちは、ある情報を脳へインプットし、インプットした情報を記憶します。 ただ、これだけでは、頭のいい人というには不十分です。 頭のいい人とは、記憶された情報をより早く、正確に取り出せる能力のある人、 アウトプット能力の高い人です。 年齢にかかわらず、アウトプット能力は常に高く維持しておく必要があります。 では、どうすればアウトプット能力を高く維持できるのでしょう。
頭は使えば使うほどよくなるといわれています。 脳細胞は、使わないほど減っていくのです。 頭を使うということを大前提にして、アウトプット能力を高める食品について 考えて見たいと思います。
そこで登場するのが、レシチンです。これは大豆にも含まれていますが、 タマゴの黄身にも含まれています。濃縮されているといってもいいでしょう。 米にもレシチンが含まれています。ですから、ご飯にタマゴの黄身を入れて 納豆をかけて食べるという日本の朝食は トリプルレシチン食。 頭のためにも極めてよいということになります。
ここからおまけの話になりますが、ビールにもレシチンが含まれています。 ビールの麦芽に含まれているのです。 麦芽100%のビールがいろいろ出ていますが、これらには、 レシチンがたくさん含まれています。 つまみは枝豆かピーナッツがいいかもしれません。 ここにもレシチンが含まれているからです。
飲みすぎはよくありませんが、のどが渇いたとき、 冷たいビールをぐいっと飲む、いい口実にもなり、 頭のためにもいいと思えば、うまさも増すのではないでしょうか。
