健脳食のすすめ

脳に必要なアセチルコリンを摂取するために、 大豆をどのくらい食べればいいのでしょう。 豆腐なら一日半丁。納豆なら５０グラム。 これは小さいパック１個分に相当します。 きな粉なら大さじ３杯分くらいといわれています。

納豆はどのくらいかき混ぜればおいしく食べられるのでしょうか。 左に１５回、右に１５回がちょうどよいそうです。 そもそも、なぜ納豆はかき混ぜたほうがいいかというと、 空気を混ぜるためです。 これにより食べやすくなるばかりでなく、納豆に含まれている 酵素が少し増えることも最近わかってきました。

納豆には、ナットウ・キナーゼという酵素が含まれています。 この酵素は血栓を溶かす非常に強い力があるのですが、 よくかき回しているうちに少しこの酵素が増えるのです。 納豆は左右に１５回ずつ、合計３０回かき回して食べると、 おいしくなるばかりでなく、栄養素も増えるということなのです。

ご飯に納豆に味噌汁という、伝統的な朝の食事は、 脳の健康を保つためにとても重要なものです。 これからはますます高度情報化時代になって行きます。 IT革命がさらに続けば、脳の情報ネットワークはいままで以上に 活発に機能させなくてはならないということになるはずです。 脳の機能の向上には、大豆を中心にした日本の伝統的な食生活が 欠かせないといえるでしょう。