健脳食.01

若いたべもの

ふつう、子どもをたくさん産むと、骨や歯が悪くなってしまうものだそうです。 前田利家の妻まつは、12歳で利家に嫁ぎ、13歳で最初の子どもを産んでから11人も産んでいますが、 健康で71歳まで生きています。当時としては大変な長寿です。まつはそういうことはなかったようです。 しかも、最後まで記憶力が衰えず、会った人の名前は生涯忘れなかったといわれています。 さらに、まつはとても明るい人だったともいわれています。 健康で記憶力もよく、明るい人生を送ったまつの長生きの秘訣を、食生活を中心に考えてみましょう。

まつに限らず、人は細胞が元気なら元気で暮らせるそうです。元気で長生きするためには、 60兆個といわれる身体の細胞を元気に保つ必要があります。 若々しい細胞を維持するためには、若い食べ物が必要です。 若い食べ物というのは、タネとしてまけば発芽する力のあるもの。 野菜ならタネをつくり、発芽させる力のあるもの。卵なら母鳥が温めればかえる力のあるもの。 そういう食べ物だそうです。

こういう目でたべものを選ぶと、何が入っているかわからないような スナック菓子のようなものを食べるより、若い食べ物をしっかりと とろうと思うようになりますね。

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