戦う少女・変身ヒロインなどのピンチ作品を多く手掛ける同人サークルくるきゃわのR-15コミック。
内容は、変身ヒロインとなった少女ヒメルの戦いを描いたもの。
出血を伴うような痛々しい描写はありません。
表紙、本編ともにすべてカラー。
全101ページで、全ページに文字なし差分あり。
タイトルに5とあるとおり、前作からの続き物となっておりますが、冒頭に前巻のあらすじとやられシーンのダイジェストがあり、本作からでも問題なく楽しめるようになっております。
R-15作品ということで、全体的にマイルドな表現になっており、ヒロインが肌を露出するような描写はありません。
作品紹介にある通り、出血などを伴わないソフトリョナが中心で、本作に含まれる内容は、蜘蛛糸縛りからの地面叩きつけ、蜘蛛糸からの魔力吸収、電撃、大蛇による巻き付き、丸呑み、ベアハッグなどです。
物語は、前回の戦いの後、再び異界の扉が開くところから。
前回の戦いで魔石の力を失ったヒメルは、パートナーのウツキから魔力の供給されることで変身。
しかし、それはウツキに負担のかかる行為であると判明。
ヒメルはこれ以上ウツキに負担をかけないため、ウツキを置いて一人で異界の扉へと飛び込みます。
ヒメルは蜘蛛のモンスター娘アラクネとの戦闘になるも、ウツキの身を案じて魔力を使えず。
全身を蜘蛛糸に拘束されたまま振り回され、何度も地面に叩きつけられていきます。
ぼろぼろになったたヒメルをいたぶって遊ぶアラクネですが、そこに異界の主と呼ばれる女性キョンシーが登場。
異界の主はアラクネにさっさと魔力を奪うように命じます。
アラクネにより全身余すところなく蜘蛛糸に巻きつかれ、魔力を吸収されていくヒメル。
そこにパートナーであるウツキが現れ、強制的にヒメルの魔力を解放し、アラクネを撃破します。
難を逃れたヒメルですが、大量の魔力を使った影響でウツキはぼろぼろに。
そんな状態で異界の主に戦いを挑むヒメルですが、全く歯が立たず。
ヒメルの魔石の魔力を奪いたい異界の主は、魔力を使わざるを得ない状況に追い込むため、ヒメルを捕らえると電撃攻めに。
さらに、大蛇を召喚してぐるぐる巻きに拘束して全身を締め付け。
それでも魔力を使うことを拒むヒメルに対し、異界の主は大蛇をけしかけ、
「まだ時間がありますから魔物のお腹の中でゆっくりと考え直してください」
と、ヒメルを頭から丸呑みにしてしまいます。
大蛇の体内、全身を肉壁に締め付けられながら悲鳴を上げるヒメル。
それでも魔力を使わないヒメルに対し、異界の主は大きく膨らんだ大蛇のお腹を叩きながら、
「早く助けを呼びなさい それとも締め付けがゆるいんですかね?」
とつぶやき、大蛇を操り胃袋を締め付けていきます。
全身を肉壁に締め付けら苦しむヒメルを見かねたウツキは、自らの身を顧みず再び魔力を強制発動。
発動した魔力により大蛇の腹は破られ、ヒメルは無事に脱出しますが、代償としてウツキは姿を保てなくなり消滅してしまいます。
その後、異界の主によりウツキは魔物として復活さえられますが、最終的にはヒメルの力で浄化され、ヒメル、ウツキの協力技で異界の主が撃破される、というところで物語は終了します。
丸呑み関連シーンは以下の6ページ。
大蛇に巻きつかれたヒメルが大きく開いた口元へと運ばれていく、泣き顔のヒメルの頭上に大蛇の大口が迫るシーン
ヒメルが頭を咥え込まれる、徐々に呑まれ上半身まで咥え込まれるシーン
大蛇に丸呑みにされたヒメルが全身を肉壁に締め付けられているシーン
大きく膨らんだ大蛇の腹部を異界の主が叩く、胃袋が収縮しヒメルが全身を締め付けられるシーン
ウツキが魔力を強制発動させ、全身を肉壁に締め付けられているヒメルの身体から魔力があふれ出すシーンが2ページ
全体的に過去作よりも絵が上手くなっているように感じられ、全ページカラーで過去作からページ数も大幅増、と力の入れられた作品です。
変身ヒロインが追い詰められるもピンチからの逆転、というテンプレート展開を踏襲しつつ、ピンチシーンをしっかり描かれております。
R-15作品ということで、ヒロインが肌をさらすような一般向けなH描写はなく、あくまでもピンチシーンがメインです。
H展開でないピンチシーン好きな方にオススメ。
丸呑みシーンとしては、丸呑みにされる過程、丸呑み後の体内描写の両方の要素あり。
R-15作品ということで、触手責めや快楽堕ちなどの成人向け要素のない純粋な丸呑み表現となっております。
丸呑みシーンの尺も長めであり、丸呑みファンに幅広くオススメできる良作です。
シリーズ2作目の丸呑みシーンが受け入れられた方ならば、本作も問題なく楽しめるでしょう。
DLsiteでは、サンプル画像3にて大蛇による丸呑み直前のシーンが公開されております。
興味がある方はチェックしてみるとよいでしょう。
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