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奇譚小函―きたんこばこ―

R-18 二次創作テキストサイト

ヴァニラ・アイス×トリッシュ

わたしのおもちゃはよいおもちゃ

 

トリッシュはまだ処女で、男の人と付き合った事もあまりありませんが、ある事をきっかけにお尻での自慰にはまってしまい、指だけではもどかしくなったのでお尻用の張型を収集し始めました。
それもアダルトショップや通販で手に入るようなものではなく、張型職人がトリッシュの体に合わせてひとつひとつ精魂込めて作った特注品です。
見た目もリアルな男性器を再現したようなものではなく、トリッシュの好みに合わせて、パステルカラーで一見かわいい雑貨みたいなものです。
しかもトリッシュは男性器の代わりのものなのに、アンジェリカちゃんとかマドレーヌちゃんとか一つ一つにかわいい女の子の名前を付けていて、その中には『ヴァニラちゃん』というのもありました。
数あるコレクションの中でも一際立派なそのヴァニラちゃんはトリッシュのお気に入りで、ヴァニラの香りがついています。
今夜もお部屋でうねうね動くヴァニラちゃんといい事をしたトリッシュでしたが、その翌日学校から帰ってくると、お父さんにお客様を紹介されました。
DIOというとても美しい金髪の男の人でしたが、トリッシュはその隣に控えている人の名前を聞いてお目目をぱちくりさせました。

「あら、あなたもヴァニラっていうの?」

DIO様の護衛としてついてきたヴァニラは余所のお家の娘さんの不思議な発言に「?」となりました。

「うちにもヴァニラがいるのよ、とってもかわいいの」とトリッシュのお部屋に招待され、その『ヴァニラ』を紹介されるヴァニラ。
てっきりハムスターか何かのペットだとばかり思っていただけに、あどけない可愛いトリッシュとはあまりにも不釣り合いなそれを目にして驚きすぎて言葉が出てきません。
あなたのほうもどんなのか見せてほしいわ、と頬を赤らめるトリッシュに頭が真っ白になったヴァニラはなすすべもなく籠絡されてしまいます。
ヴァニラの甘いお味とは違って生々しい味わいのそれを初めてお口に含み、いっしょうけんめい大きくするトリッシュ。
スカートを履いたまま下着だけするりと脱いで、自分のベッドに寝かせたヴァニラの巨体の上によいしょと跨ります。

「それじゃあ頂くわね……ん、ふあぁぁっ……!!」

完全に勃ち上がったそれはいつも使っているものより一回りも大きく、ちょっぴり心配になりましたが、あらゆる物質を柔らかくするスタンドを持つトリッシュのアナルは柔軟に生身のヴァニラを受け入れました。

「こっちのヴァニラも素敵……ううん、こっちの方がずっといいわ……」

初めての感覚に眼を潤ませて肉棒を貪る淫蕩なトリッシュの姿に、ヴァニラは艶めかしい悪夢を見ているような気分でした。

「力強くって温かくって、ずっとこうしていたいって思うの、とっても気持ちいいのっ……!」

よほど気持ちいいのか、顔を真っ赤にしてトリッシュが腰を動かすせいで、短いスカートがまくれ上がり、ほんのり上気した丸いお尻がぷりぷりと躍動しています。
好き放題に乱れるトリッシュにいつしか自分も理性を失い、倒錯した交合に耽るヴァニラ。
ヴァニラの片手に収まりそうな腰を掴まれて下から力強く突き上げられ、一人遊びでは味わえなかった激しさにトリッシュはお胸をぽよぽよ揺らして可愛い悲鳴を上げています。

「あぁ、ヴァニラ、ヴァニラぁっ、あたしがあなたのでイくところ、ちゃんと見てて……!!」

汗まみれのトリッシュはヴァニラの腹筋に手を突いて仰け反り、初めて男のものでイッてしまいました。
狭いアナルできゅんきゅん絞られたヴァニラもたまらず、濃厚なクリームをたっぷりトリッシュの中に注ぎ込みました。
びゅくびゅくと迸る熱い精でお腹をいっぱいにされる初めての感覚にトリッシュは体を震わせ、糸が切れた操り人形のようにヴァニラの胸に倒れ込みました。



その一件以来、トリッシュのお友達になりちょくちょくお家に呼ばれるようになるヴァニラでしたが、DIO様にこの事がバレやしないかと胃が痛くなる思いをしていました。
今日は二人でDVDを観て有名店のスイーツを食べ、その後はもっと淫靡なお愉しみです。
トリッシュが「お互いの体温が感じられるのがいいの」と言うので、二人とも全裸になります。
以前は自分以外の人の汗や体温を気持ち悪いと思っていたトリッシュなのに、今はそんなことなんか気になりません。
おもちゃで一人遊びするのを卒業し、お友達と遊ぶ楽しさを覚えたトリッシュでしたが、おしゃぶり癖が直らないあたりまだ子供です。
かわいいお友達を念入りにお口でもてなし、ピンク色のグロスが唇からすっかり落ちた頃、トリッシュは逞しいヴァニラを迎え入れます。

「ヴァニラ、大好き……」

生まれたままのトリッシュの後ろをいっぱいに広げ、腰のバネを使って思うさま突き上げていると、トリッシュの軽い身体ごと飛び跳ねてしまいそうになるので、ヴァニラは適当に力を加減してあげます。
トリッシュは全身を薔薇色に紅潮させ、つんと勃ち上がった生意気な乳首を弄くられたり吸い付かれたりして喘いでいます。
しかも今日はお尻だけでなく、前の方まで自分の指で慰めておりました。
トリッシュの恥丘はヘアが生えていないかわりにふっくら肉付きがよく、そのせいで薄い下着などを履いているとかえって割れ目が目立ってしまうのです。
美味しそうな割れ目を自分の指でむにっと広げ、粘膜をヴァニラに見せつけるようにしてトリッシュは指戯に耽ります。
一番感じるピンクパールのような小さな突起をくりくりして遊んでいるのも、ヴァニラに見られているのです。
いつも冷静なヴァニラですが、目の前の恥態を見ているうちに余計にいけない気持ちになり、ヴァニラのスタンドはトリッシュの中でまた大きくなってしまいました。

「あっ……!! そこは、だめっ」

手淫を手伝ってあげようとそこに指を伸ばしたヴァニラを、トリッシュはあわてて止めました。
トリッシュの秘密の花園は潤っていましたが、自分の細い指一本でも痛みを感じるくらい小さなここに、男のものを挿入するなんてトリッシュには恐ろしくて仕方ありませんでした。
結局トリッシュはいつも通りお尻で満足を得ましたが、ヴァニラはこのことをきっかけにトリッシュの女の子の部分が気になるようになってしまいました。
ヴァニラはもともと極めて淡泊な方でしたが、今ではトリッシュの淫蕩さが移ってしまったようで、トリッシュの処女を自分のものにしたいとさえ思うようになったのでした。



それからしばらく経ち、ヴァニラはまたトリッシュのお部屋に招かれました。
いつもどおり楽しい事をして、ヴァニラをお尻から解放したトリッシュは、満足して潤った身体をころんとベッドに横たえました。
すっかりリラックスしているトリッシュの身体の上に、ヴァニラがのしかかってきました。

「あら、ヴァニラ、またしたくなっちゃったの?」

トリッシュはのんきに言いましたが、いきなりヴァニラの指が脚の間に差し入れられ、びっくりして体をこわばらせました。
触っちゃだめと言っていたところを指でこじ開けられ、いつもおとなしいヴァニラにこんな事をされるなんて信じられず、あまりに怖くてトリッシュは動けませんでした。

「あ……!!」

決して痛くはない、しかし確かな異物感に、トリッシュはヴァニラの無骨な指を一本とはいえ受け入れている事に驚きました。

「は、はいっちゃってるの……?」

濡れた粘膜が自分の指をきゅんきゅんと締め付けてくるのに言いようのない興奮を覚え、ヴァニラは指をゆっくりと奥まで進めてみました。
薄い襞々がいくつも重なりあっているようで、不思議な触感です。
淫蕩でわがままなトリッシュの『少女』の部分に直に触れているようで、ヴァニラの情欲はますます燃え上がりました。

「ヴァニラ、怖い……! お願いだから抜いて……!」

怯えて懇願するトリッシュに、指よりもっといいものをあげたかったので、一端指を抜いてあげました。
もしかすると誰か心に決めた相手がいるから処女を大事にとっているのかという考えも浮かびましたが、ヴァニラは自分の気持ちを正直に伝えることにしました。
……自分の初めてを欲しがるヴァニラに、トリッシュはどう答えていいか迷いました。
いつも自分のわがままに付き合ってくれるヴァニラ。
自分の淫乱さを全て受け入れてくれるヴァニラ。
トリッシュは自分で思っている以上にヴァニラの事が好きなのに、改めて気付きました。
大好きなヴァニラが欲しがるものなら何でもあげたいのです。
困った顔でうつむくトリッシュを見て、ヴァニラは「馬鹿なことを言ってすまなかった、忘れてくれ」と言おうとしましたが、トリッシュは耳まで真っ赤にしてヴァニラの胸に飛び込んできました。

「……ちゃんと、貰ってね?」

ヴァニラは自前の鍵で、トリッシュの小部屋に通じる扉を時間をかけて開いていきました。
今まで誰も立ち入った事のない処女地がヴァニラの形に拡張されていく間中、ヴァニラはしっかりとトリッシュを抱き締めていてくれました。
二度とない尊いひと時が過ぎても、トリッシュはヴァニラの身体にしがみついて離れませんでした。
痛むのか、とヴァニラは心配そうに聞きましたが、トリッシュは初めての痛みよりも、できるだけ長い間ヴァニラとこうしていたいのでした。

「あたし、これでヴァニラのものになっちゃったのね……」

恥ずかしそうに呟くトリッシュは今まで見たどんな表情よりも愛らしく、今までさんざん爛れた交合に耽っていたとはヴァニラ自身も思えませんでした。

「ちゃんと最後までして、ヴァニラの熱いの一番奥でいっぱい出してちょうだい……」

トリッシュの望みを叶えるべく、ヴァニラは開通したばかりの狭い道を行きつ戻りつし、徐々に女の子の部分を開発していきます。
決して激しい抽挿ではありませんが、トリッシュの唇からは絶えず甘い吐息が漏れています。
同じものなのに後ろとは感じ方が違う事、入り口から少し奥まったところを擦られると気持ちいい事……女になったトリッシュはそれまで知らなかった事をたくさん発見しました。
もっと深くまで収めたいヴァニラが繋がったままトリッシュを膝の上に抱き上げ、お尻を左右からぐいっと掴むと、その中心の奥まったアナルがあまりの気持ちよさにひくひくしているのに気付きました。
物欲しそうなそこに指を浅く埋めてあげます。

「きゃぁんっ」
「こっちの方はどうだ? 物足りなくないか?」
「そっち、だめぇ……触らないで……!」
「さっきまで尻で交合っていたのに、どうして今更拒む? 何ならお前の持っている『ヴァニラ』でこっちを塞いでやろうか?」
「だめぇ、だめぇぇ!! ヴァニラの意地悪っ!!」

ヴァニラはトリッシュをもっと気持ちよくしてあげたくて気遣っているのですが、傍から見ているとまるで苛めているようです。
恥ずかしい事を言われて一層感じてしまったトリッシュは体中を熱くして、瑞々しい果肉のような内部でヴァニラを締め付けました。
肉棒が無数の襞々でもみくちゃにされる甘美なお仕置きに、流石のヴァニラも堪えきれず呻き声を上げてしまいます。
自分の一番奥で命の素が勢い良く弾けるのを感じながら、トリッシュは(もしかしたら、ヴァニラの赤ちゃんできちゃうかも……)と蕩けた頭で考え、この上なく幸せな気持ちになりました。



DIO様の館に戻ったヴァニラは、まだぼんやりしていて地に足が着いておりませんでした。
他の人にはいつも通りの無表情にしか見えませんが、DIO様が配下のそんな様子を見逃すはずもなく、目ざとくヴァニラの変化を指摘しました。

「アイス、耳飾りはどうした? 片方無くなっているぞ」
「あっ…… これは、その」
「どこかに落としてきたのか? お前にしては我を忘れるほど愉しんでいたようだからな、無理もないか」
「!!!」

ここのところ、ヴァニラの身体からやけに甘い女の匂いがするので、DIO様はちょっとカマをかけただけなのですが、ヴァニラは見事にボロを出しました。

その頃、トリッシュはベッドに残されていたヴァニラの落とし物を見つけました。
ヴァニラが身に着けていたハート型のピアスに愛しそうにキスをして、そっと枕の下に敷き、まだ情交の熱が残るベッドに入りました。

(おやすみなさい、ヴァニラ)

クローゼットに仕舞われたきりの『ヴァニラ』の事は、トリッシュはもう思い出しませんでした。


おしまい



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