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奇譚小函―きたんこばこ―

R-18 二次創作テキストサイト

DIO×(ロリ化マライヤ&ミドラー)

エジプトの夜の種族

 

昼も夜も関係なく闇に覆い尽くされているこの館の中は、カイロの街並みの喧噪はおろか、かすかな星の光さえも届かない。
窓という窓が閉ざされた邸内で、控えめな明かりが灯された寝室には少女が二人、絹のシーツの上にちょこんとうずくまっていた。
どちらも13・4歳程度で、成長過程のしなやかで弾むような肢体をお揃いのベビードールに包んでいる。
その対照的な肌の色は、例えるなら白い絹と黒繻子だ。 きっと手触りも似ているのだろう。
幼いながらも稀な一対の美貌は、将来が楽しみと言うべきか、この年で既に男を惑わす魔性を秘めていた。
いたずらな子猫を思わす表情はこれから始まる事への期待に溢れ、広い寝台の上で小さな身体を小鳥のように寄せ合い、ひそひそと囁き合っていた。
しばらくして、天蓋から下がる幕に大きな影が映り、待ち望んでいた相手が現れた。

「DIOさま」

猫科の肉食獣に似た動きで、音もなく寝台に上がってきた金髪の男――DIOに二人の少女がすり寄ってきた。
年齢不相応な媚態と比べて、争うように唇を求めるしぐさはまだ子供っぽい。
DIOはそれに苦笑し、今からがっつくな、とお預けをして二人に命じて自分の衣服をくつろげさせた。
自分では指一本動かさず、侍女に世話をさせるのが当然の帝王のような傲慢な態度だったが、それがこの男には似合っていた。
大の男の服を脱がすのは彼女たちには少し骨が折れたが、これが初めてではなかったので、いつものように二人で協力し合ってベルトを外し、袖から腕を抜いた。
まずまずの手際に及第点をつけ、DIOが生娘に下ごしらえをしようとミドラーを膝の上に抱き上げると、薔薇の香油がふわりと匂い立った。


このミドラーとマライアという少女がどんな経緯でDIOの館にいるのか、それは当人たちしか知らないが
DIOが彼女らの生まれ持った『能力』を見出しさらってきたのか、それともミドラー曰く運命に導かれたロマンチックな出会いなのか、いずれにしても常識では測れない背景があったのだろう。
こうして美術品にせよ人間にせよ、美しいものを好む主人の目にかなった二人は
気まぐれを起こしたDIO手ずからの『教育』を受けることになった。
ただし淑女ではなく高級娼婦の教育であり、作法や教養に加えて媚態の作り方やら男の悦ばせ方やらを教える、罪深い所業だった。
それは無垢な少女を悪徳と淫蕩の色に染め、自分好みに育てる悪趣味な愉しみと言えた。
しかし、幼いながらも女としてDIOに心酔しきっている二人はなかなか優秀な生徒で、嫌悪するどころか彼に認められたい一心で熱意をもって『学習』し、上達していった。
この寝台の上で夜毎行われる授業で、彼女らの秘められた淫蕩な素質が芽吹き、蕾を結んだ。
今夜は二人にとっては実地試験であり、DIOにとっては丹精込めて育てた蕾を咲かせるのと摘み取るのを一度に愉しむ夜だった。



のびやかに育ち、女になりかけている彼女らの身体はどこも柔らかな曲線で構成されている。
DIOがこの手で開発したのだから、二人の身体の事は知り尽くしていた。
マライアとミドラー両方の相手をするのは、そう難しいことではなかった。
それぞれ片手でDIOにあしらわれながら、自分も愛撫し返したり口付けをねだったりするマライアとミドラーの姿は
ライオンにじゃれつく子猫のようだったが、微笑ましい光景と言うよりは見てはいけないもののような因美さに満ちていた。
ベビードールの薄い布地越しにか細い鎖骨をなぞられ、ミドラーはくすぐったそうに身をよじった。
DIOの手がそれだけで済ますはずもなく、ようやく膨らんできたばかりの丸い丘、そのてっぺんにちょこんと載った淡い色を指の腹で紅を伸ばす要領でごく軽く弄られると、それだけで身を固くして息を詰める。
下へ下へと指と唇で愛撫を施していくと、見る間に白い肌は薔薇色に紅潮した。
マライアも身体を熱くし、DIOの胸に寄りかかってふぅふぅと息をついている。
ミドラーと同じく、まだ控えめな胸で熟れた果実色の乳首がベビードールに悩ましく透けていた。
戯れながら何度も交わした唇は紅も差していないのに濡れて艶めき、再びの口付けを誘っていた。
唇と同じく、もじもじ擦り合わせている褐色の脚の間ももう濡れているかもしれない。

「指が欲しいか?」

口付けの合間にDIOが意地悪く聞くと、ミドラーは恥ずかしそうにこくんと頷いた。
ベビードールの下に履いたお揃いのショーツはとっくに自分で脱いでしまっていた。
堪え性がない奴め、と言葉で嬲りながらも、仕上がりを確認するため産毛に沿って探ってみるとミドラーのそこは十分に蕩けていた。
なにぶん生娘なので、挿入するといっても一本がやっとだったが、それでも発情したような声を上げて男の指を狭い小路に受け入れた。
抽挿を真似て指をにゅるにゅると出入りさせると、ミドラーはDIOの肩にしがみついた。

「あっ、あ、いいっ……ゆび、気持ちいい、ですぅっ」
「生娘のくせに、お前はとんだ淫乱だな」

自分がそう仕込んだにも関わらず、指一本で他愛なく乱されているミドラーの姿がおかしくて、DIOはわざとゆっくり蜜にまみれた指を抜いた。
この反応からすると、味の方も期待できそうだった。

「口で愉しませろ」

ミドラーはいいところでお預けにされて不満そうだったが、DIOの言葉の意味を察して顔を上げると、指よりもっといいものが目の前にあった。
勃ち上がりつつあるその肉塊をどうすればいいか彼女は知っていたのでためらわずそれに口付け、思う存分ご馳走を味わうように頬張り、マライアと競い合って本職の娼婦にも劣らない技巧でせいいっぱい奉仕した。
二人がかりの努力の甲斐あって、これ以上ないほど硬くなり反り返った肉柱を小さな唇から解放し、ミドラーは満足げにため息をついた。

「いかがですかDIOさま? あたしの方がマライアなんかよりずっと巧いでしょう?」

生意気な口を利く恋敵をマライアはきっと睨んだ。

「何さっ、あんな品のないやり方でいいなら犬にでも舐めさせた方がずっとマシだわ」

険悪なムードになりかけたが、DIOはそれさえも面白がるように「それで、どちらが先に相手するんだ?」と訊き、その言葉で二人は我に返った。
先程の奉仕よりも熾烈な争いが勃発するかと思いきや、意外にあっさりとミドラーが先に処女を捧げる事に決まった。
負けず嫌いのマライアがライバルに先を譲った理由は、せいぜいみっともなく泣きわめくがいいわ、というあまり褒められたものではない思惑からだったが。
DIOの身体を背もたれのついた椅子に見立て、そこにミドラーが座るような体勢になった。
初めては痛い、という事は知識として知ってはいたが、いつも口や手で触れるだけだった愛しいものが、ついに自分のものになる期待に胸が一杯だった。
肉柱がぐっ、とあてがわれたと思う間もなく、ミドラーの中へと無慈悲に押し入ってきた。

「いっ……痛あぁッ、ひっ、ああぁっ!!」

身体の出来上がった大人の女でも持て余すような代物が、柔らかな肉を引き裂くように侵入していく。
ミドラーは泣き叫んだが、それでDIOが止めるはずもなかった。
やがてその悲鳴が変化していくのが愉しみでならない、といったふうに笑みさえ浮かべてますます結合を深くする。

「見てみろ」

無様な姿を嘲笑ってやろうという考えはすでに失せ、ミドラーが貫かれる様を横で不安そうに見ていたマライアに、どうなっているかよく見せてやった。
DIOの手によって大きく広げられた脚の間に、肉の杭が痛々しく突き刺さっている。
そこに赤く滲んだ破瓜の証をマライアは目にした。
初めて男のものを受け入れたミドラーは息も絶え絶えで辛そうだったが、マライアは一足先に女になったライバルの姿を羨望の眼差しで見つめていた。

「マライア、お前の舌で楽にしてやれ」

マライアは心得たもので、DIOの言わんとすることをすぐ理解し、シーツの上にひざまずいてミドラーの広げられた脚の間に唇を寄せた。

「あ、あ……ふぁあっ」

あたたかな舌が結合部をぬるぬると這っていく。
DIOのものでいっぱいに拡げられた淵をなぞり、二人の繋がったところがどくどくと脈打っているのを愛しく思いながら、マライアは猫が毛繕いをするよりも丁寧に、破瓜の血までも舌で舐めとっていく。

(あたしも、こんなふうになるのね……)

ごく近いうちにこの肉柱が自分の中に入ってくる事を想像して、マライアは知らずベビードールから突き出した尻を揺すっていた。
もし誰かが彼女の無防備な尻を両手で押し開けば、弾力ある肉の間に美味そうに濡れた粘膜がはっきり見えたことだろう。
何かにつけてミドラーと張り合おうとするいつもの態度とは裏腹に、今は彼女の苦痛を少しでも和らげてやろうと献身的なほどの愛撫をそこに施す。
幼い割れ目の間でぷっくりと実った木苺の粒を舌先で探り当て、味わうように転がしてやるとミドラーは堪えきれず嬌声を上げた。

「マライア……おねがい、見ないでぇ……」

戯れにお互い舐め合った事はこれまで何度もあったが、今は男を加え込んだところを間近に見られているだけで恥ずかしく、ミドラーはいやいやと首を振った。
口ではそんな事を言いながらも、更なる刺激を期待して無意識に腰を揺らしているのをDIOとマライアにはとっくに知られていた。

「もうそのぐらいにしておけ、お前の舌で気をやらせては面白くない」

マライアは従順に退き、二人の交合をそばで見学する事にした。
ミドラーの狭い器を貫き、初々しい締め付けを愉しみながらも、DIOは十分に手心を加えていた。
美しい玩具をすぐに壊してしまうような無粋な真似をするつもりはなかった。
その証拠に、いくらもせずミドラーの悲鳴に切ない響きが混じり始めていた。
あるいは本人の素質の問題かもしれないが、もうミドラーの表情は女のそれになっていた。

「DIO様、DIOさまぁっ……!!」

小舟が嵐に翻弄されるように、小さな身体はDIOの膝の上で絶えず揺らされている。
堪えきれず縋るものを探す指の爪が逞しい腕に食い込み、いくつも傷を付けた。

「どんな感じだ、ミドラー? お前の口で言ってみろ」
「あたしの、お、お腹が、DIOさまでいっぱいになってて、それで……」

初めての交愛にいっぱいいっぱいで、とても言葉が続かない。
途切れ途切れで口にする単語の中に、「あんまりよすぎて死んじゃう」と聞き取り、不覚にも情欲をくすぐられたDIOはより激しく彼女を突き上げた。
張り出した雁首で奥までこじ開けるようにされ、太い幹でかき回されて、お腹の中がめちゃくちゃになってしまう、とミドラーは思った。
いつまでもこのままDIOのものでいたかったが、何かにせき立てられるようにミドラーは限界を迎えた。

「DIO様、DIO、さま、あ、あたしっ、もうっ--」

ミドラーはそれが絶頂とも分からないまま、嬌声を上げながらでたらめな強さでDIOを締め付けた。
少し遅れてくわえ込まれた根本が震え、だめ押しのように放たれた精の熱さを感じ、ミドラーもまた震えた。
ほとんど隙間のない粘膜は精で満たされ、その小さな襞々の一つ一つまで洗礼を受けた。
上り詰めるその一部始終をマライアに見られながら、ミドラーとDIOは交愛を終えた。
DIOは射精を終えて一息つき、脱力したミドラーの肢体を自分の上から降ろした。
ミドラーは尻を突き出した格好でシーツの上に倒れ込み、開通したばかりの器から熱い子種を溢れさせながら放心していた。
それを見咎めたマライアは、DIO様のものをこぼすなんてもったいない、と蜜を求める蝶のようにミドラーの『花』に顔を埋め、花襞に口をつけて後から後から湧き出す精を啜った。
そのぐらいにしておけ、お前にもすぐ直に味わわせてやるとDIOに言われ、マライアはようやく顔を上げた。
シーツに横たわったままのミドラーは、まだ息が整わず薄い胸を上下させている。
その表情は今まで見たことのない悦楽に満ち、目元も頬もほんのりと上気して紅で彩ったようだった。
彼女がどんなに良かったのか一刻も早く知りたくて、マライアは放出したばかりの肉柱に飛びついてまた勃たせようとした。

「ね、DIO様、あれっぽっちじゃご満足できないでしょう? ミドラーなんかよりも、ずっと良くして差し上げますわ」
「クク……大した自信だな」

少女らしい他愛ない独占欲で一丁前の口を利いたマライアだったが、DIOが触れたその肩はかすかに震えており
さっきとは逆の、向かい合って抱き合う格好で処女を破られる時にはミドラーに負けないほどの悲鳴を上げた。
苦痛に涙をこぼしてはいたが、それでもやめてほしいと拒まないのは立派なものだった。
充足感よりも異物感の方が強い硬いものにお腹の中を圧迫されて、喘ぎながらしゃくり上げる様さえも可憐だった。
DIOは脚の間に手をやり、指先ですくった血をマライアに見せた。

「見てみろ、お前が女になった証だ」

そのまま血の絡んだDIOの指を唇に挿れられても、マライアは嫌な顔をせず指を受け入れ、きれいにして差し上げようと丁寧に舐め回した。
わずかな体液を指ごと貪るうちにまるで自分も吸血鬼になった気分になり、自分の血に酔ったようになおも指に吸いつこうとするマライアの唇をなぞりながら、DIOはゆっくりと動き出した。

「……ふん、窮屈だな」

若く狭い粘膜の路は具合が良くないわけではないが、どこか違和感があった。
さっきのミドラーもそうだったが、やはり初めてで慣れていない器官は柔軟さに欠ける。
ここがDIOの形を覚えるぐらいに何度も交合ってやれば、そのうち受け入れては締め付ける要領を覚え、丁度よくこなれてくるのだろう。
身体の中までも自分の好みに仕立てようと、DIOは何度もリズムを変えて突き上げ続けた。

「ひっ、んんっ、んはぁぁっ……」
「奥までわたしが収まっているのが分かるか?」

マライアは必死で頷くのがやっとだった。
DIOに掴まっていなければ、軽い身体は腰の動きに合わせて飛び跳ねてしまいそうだ。
抽挿されるたびにずんずんと奥に突き当たり、お腹を突き破られてしまいそうで怖かったが、どうされてもいいぐらいに陶酔していた。

「DIOさま、DIOさまっ……」

激しい情交と興奮でマライアの肌は火照って汗の粒を浮かべていたが、息さえほとんど乱さないDIOの身体は彼女と繋がっているところを除いて冷えており、石の像にでも抱かれているようだった。
せめて自分の体温で暖めて差し上げようと、マライアは無意識にDIOの身体に手足を絡ませ、より結合が深くなるようにしていた。
その返礼のように、まだ未成熟な子宮口を太いもので何度も擦り上げられ、女の部分を手荒く開発されるような拡張感にマライアは知らず嬌声を上げていた。

「……あ、あ、あぁっ!!」

あまりの衝撃にDIOの腕の中で仰け反りながら、マライアは目も眩むほどの絶頂を体感した。
マライアが先に音を上げても、DIOの律動は激しくなる一方だった。
腕にしっかりと拘束されて逃れる事もできず、容赦のない突き上げを奥で受け止めるしかできない。
こんなにされたら、花襞が拡がったたままになってしまうとマライアは怖くなったが、抵抗もできずされるがままになっていた。
DIOが果てるまで続いたこの淫猥な責め苦にマライアはもう声も出せず、虚ろな眼で半開きの唇からは熱い吐息を漏らしていた。
胎内に収まりきらなかった濃い白濁が褐色の腿や尻を汚している様は、ミドラーよりも扇情的な眺めだった。

「今度はお前が後始末をしてやれ」

DIOの言葉に、横たわったまま交愛の様子を見ていたミドラーが身体を起こし、マライアの綻びた割れ目に唇を寄せる。
まだ残っているDIOの熱ごと精を味わい、襞の間まで丁寧に舌を這わせるたびにマライアは腰を震わせた。
初物を心行くまで味わい、征服欲を満たされたDIOは寵姫たちに褒美を与えた。
寝そべった自分の身体の上に彼女らを導き、好きに遊ばせてやる事にすると、一足早く回復したミドラーがDIOの腰に遠慮がちに跨ってきた。
先程痛い思いをさせられた肉柱を再び味わうのを少し躊躇っていたが、思い切って腰を落としてみると今度は意外に抵抗なく填まり込み、ミドラーは驚いたように小さく声を上げた。
初めはくわえ込んだものをどうしていいか分からず尻をもじもじさせていたが、じきに要領を得て自ら腰を揺らして貪り始めた。
彼女が積極的な愉しみ方を覚えるまでそう時間はかからず、途中からマライアも加わって代わる代わるDIOの上で踊り続けた。
もちろんDIOもただ横になっているだけではなく、身体が空いている方の物欲しそうに疼いている処を指でもって悦ばせてやった。

「DIOさまっ、また……またイッちゃいますぅっ」
「あ、あっ、あたしもぉ……んあぁぁっ!」

ミドラーとマライアは同じ男の肉柱と指で追い上げられ、互いの火照った身体に縋り合って仲良く上り詰めた。
最後には二人ともそのままの格好で踊り疲れて眠りに落ちたが、マライアの方はまだDIOと繋がったままだった。



その響宴からどのくらい経ったのか分からないが、夜明けが近い時間にミドラーは浅い眠りから覚めた。
精がこびりつき汗にまみれた二人の身体は何者かの手によって清められ、ベビードールも脱がされて清潔な夜着に着せ替えられていた。
傍らにDIOはおらず、数時間前の事が全て幻だったかのように彼のかすかな香りさえも消えている。
ミドラーは、寝台からゆっくりと身体を起こして小さくくしゃみをした。
それに気づいたのか、隣で羽根枕に顔を埋めていたマライアも目を覚ました。

「……おはよう」
「DIOさまは?」
「いないみたい」
「じゃあ、お食事か」
「……あのさ、マライア……痛かった?」
「痛かったわよ、ていうかあんたもヒイヒイ言ってたくせに」

薄灯りの下、二人は何とも言えない表情で顔を見合わせていた。
恋敵ではあるが、同じ女として同じ痛みを経験しただけに互いを気遣いたくなる気持ちがないわけではない。
ただ、どちらも意地っ張りなせいでいたわりの言葉を素直に言い出しにくいのだった。

「なんか、まだひりひりする……」
「あたしも……」

狭い器官をこじ開けられた事がまだ尾を引いているのか、入り口から奥にかけて破瓜の後遺症のような疼痛が残っていて、うまく脚が閉じられなかった。
それでも昨夜は夢中でDIOを求めたのだから、今となっては自分が信じられなかった。

「でも、すっごく良かったわね」
「当たり前よ!」

痛みや疲労さえ心地よい余韻のように、二人の小さな胸はあたたかな幸福感で満ちていた。
どんな形であれ、一番好きな相手によって一人前の女になったのだからその喜びはごく普通の少女となんら変わらなかった。
覚えたばかりの新しい悦びに加え、これからもっとDIOを愉しませる事が出来ると思うと今から嬉しくなる。
微笑み合う二人は荒淫に疲れた心身を癒すため、再び眠りに落ちた。
二人が同じ夢の中で同じ相手と睦み合う間、閉ざされた窓の外では長い夜が明けつつあった。

<End>


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